女性のマンション購入(後編)

今回は、いよいよマンション購入の実践編です。
シングル女性にやさしい住宅ローンや住宅ローン控除の注意点などを紹介します。
ツボをしっかり押さえて、あなたにピッタリの素敵な物件を手に入れてください。

マイホーム購入の基礎知識

住宅本舗 編集部

住宅本舗 編集部

日本で唯一複数の金融機関に一括で住宅ローンの審査申し込みができる特許を持っている“住宅本舗”が、住宅ローンをはじめとした住宅購入に役立つ情報や世の中の人の傾向をコラム・アンケート記事配信していきます。
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●関連記事:「女性のマンション購入(前編)」へ

継続安定した収入 保証会社の保証

女性の社会進出に伴って、最近ではそのワークスタイルも多様化しています。シングル女性も同ようです。一般企業の正社員だけではなく、契約社員、さらには持ち前のスキルを生かしてフリーランスで働く女性など、各方面で活躍する姿をよく見かけるようになりました。

でも、そうした女性が希望通り、住宅ローンを借りられるかというと、そうではありません。金融機関は住宅ローンを貸し出す際、その人が将来にわたってちゃんとお金を返済してくれるかどうか、その返済力・信用力を重視します。そのため、一定以上の安定した収入が見込めない人に対しては、お金を貸し出すことが難しくなってしまうのです。
実際に住宅ローンの融資条件を見てください。そこには、①継続的に安定した収入を得られる人 ②当行指定の保証会社の保証を得られる人―など、いくつかの条件が明記されています。

たとえば、正社員として働いていた人がキャリアアップのために転職し、その後間もなくマンションを購入しようとしても、勤続年数が3年未満の場合は、一般に①の条件に引っかかり、審査で否決されてしまいます。また派遣社員で安定した収入があったとしても、契約が打ち切られて収入が途絶える可能性があるため、保証会社の保証を得ることが難しいのが現状です。

女性向けの住宅ローン 数十機関が取り扱い

とくに年齢の若いシングル女性などは、先ほどの条件から外れてしまい、住宅購入をあきらめていた人も多いでしょう。でもそんなとき、検討していただきたいのが、女性向けの住宅ローンです。知らない人も多いかもしれませんが、実はりそな銀行や群馬銀行、スルガ銀行(静岡県)など数十機関が、〝女性にやさしい〟住宅ローンを取り扱っています。一般の住宅ローンよりも勤続要件や年収要件が緩和されているのが特長で、勤続年数が1年以上あれば利用できたり、年収が少ない女性でも借りられるチャンスがあるなど、女性の就業状況に合わせた商品設計になっています。金利がおトクなタイプが多いのも魅力です。

また、シングル女性にとっては、病気やけがなど、就業不能な状態が長く続いたときの備えも考えておきたいところです。この場合は、「ローン返済支援保険」を住宅ローンに付ければ、30日を超える病気やけがで入院した場合に、最長3年間、保険金を受け取ることができます。住宅ローンの利用とあわせて検討しておきましょう。

「50㎡」未満は控除の適用外

それともう1点、住宅ローンを借り入れた後に利用する「住宅ローン控除」も気を付けておきたい点があります。実は住宅ローン控除を受けるためには、「床面積が50㎡以上」という要件があり、独身向けのマンションはその基準を下回る物件が多いのです。

また、床面積の計算方法にも注意が必要です。この計算には、「壁芯(へきしん)」と「内法(うちのり)」という2つの方法があり、住宅ローン控除の判定基準となるのは、「内法」の床面積となります。ところが、私たちが一般に見かけるマンションの販売図面は壁芯で表示されているので、ギリギリ50㎡に満たない場合などは、控除を申請するまで気が付かないケースもあるようです。

住宅ローン控除が適用されるか否かで、その後のお金のやりくりは大きく変わります。「勘違いしていた」なんてことのないよう、購入前にしっかりチェックしておきましょう。

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