年収いくらぐらいから住宅ローンを考える?

いつかは手に入れたいマイホーム。自分の年収が購入するに見合っているのかどうか不安ですよね。今回は、実際に購入した人が年収いくらぐらいに購入しようと思ったのかのアンケートや、銀行などの金融機関は審査をするうえで年収をどのように考えているのかといった「住宅ローン」と「年収」について紹介していきます。

マイホーム購入の基礎知識

住宅本舗 編集部

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年収はいくらぐらいから住宅ローンを考える?

家を建てたい、マンションを購入したいなどマイホームの購入を考えるタイミングは人それぞれ。現在、マイホームを購入して住宅ローンを支払っている人に、年収がいくらぐらいに購入しようと思ったのかアンケートをとってみました。

住宅ローンを組んでいる人に聞きます!住宅を購入した時の世帯年収はいくらでしたか?

【質問】
住宅ローンを組んでいる人に聞きます!住宅を購入した時の世帯年収はいくらでしたか?
【回答数】
300~400万:22
400~500万:26
500~600万:24
600~700万:12
700万以上:16

アンケートの結果、400~500万が26%と最も多い結果になりました。

・自分が専業主婦で旦那だけの収入しかなかったので、こんなもんでした(30代/女性/専業主婦)
・住宅を購入した当初はとにかく若かったので、世帯年収は500万円くらいでした。(40代/女性/無職)
・子供が小学生になり、勉強部屋も必要だと思い購入しました。それと、あまり年をとってからですとローンが通りにくいと思ったからです。(50代/男性/会社員)
・なるべく早いうちに住宅を購入したほうがいいと思い決定しました。(40代/男性/無職)

専業主婦で子育て中というタイミングが多いようで、世帯主である夫だけの年収になると相応の金額かもしれません。30代後半までにローンを組む人が多く年収金額よりも年齢を気にする意見もありました。ローンの支払いをいつまで行うかも重要なキーポイントで、若いうちに苦労するか定年過ぎても支払うかどうかも問題になってくるようです。

さらに、500~600万が24%、300~400万が22%と全体の72%が年収600万円以下という結果になりました。

・自分の場合は、このぐらいの世帯年収があれば、もし何か不測の事態があっても、対応できるのではないか、と思ったので。(40代/男性/パートアルバイト)
・夫婦二人の年収を合わせた金額なのでこれぐらいになるかなと思います。(30代/女性/会社員)
・大学卒業して5年程度だったので、年収が安かった。当然中古物件しか買えない(40代/女性/専業主婦)
・住宅ローンを組んだ時は共働きでしたので700万弱でしたが、今は主人だけ働いてるので半分ほど減りました。(30代/女性/専業主婦)

年収が500万円を超えないと、万が一の事態に対応できないかもしれないという不安があり、将来の不安定さを吐露する場面もありました。500万円以上の年収では夫婦共働きのケースが多く、住宅ローンを組んだ当時はその年収だったが、どちらかが出産などのタイミングで退職し、年収が半減したといった意見も多くありました。400万円以下の年収では、新築は無理でも中古物件を求めるケースが多く、年収に見合ったローンの利用を選択しています。

「年収が目標金額に達した」よりも「住宅購入を考えたタイミングがこの年収だった」という意見が多く、実際に審査を受けた際に年収以外に年齢・職業などで判断されたケースが多いことがうかがえます。昔と違い、年功序列で給与が上がる時代ではないので、年収いくらになったらと収入支出のバランスを考慮する意見も多数ありましたが、どちらかといえば年収よりもローンを組む年齢にこだわる意見が多く見受けられ、年収600万円以下が72%と多い理由としても頷けます。

銀行などの金融機関が重視しているポイントはどこ?

住宅ローンを借りるためには、銀行などの金融機関や保証会社の審査を通る必要があります。購入しようとしている物件の評価と合わせて、借り入れをした後、返済ができるかどうかもチェックされます。
ここでは、100人の方に銀行などの金融機関は年収等についてどんな基準が重要だと考えているかについてアンケートを実施しました。

住宅ローンの審査において、金融機関は年収のどの基準を重要視していると思いますか?

【質問】
住宅ローンの審査において、金融機関は年収のどの基準を重要視していると思いますか?

【回答数】
年収は関係なく借り入れできる:4
サラリーマンの平均年収:11
住宅ローンの年間返済額と年収のバランス:23
住宅ローンと住宅ローン以外の借入金も含めた年間返済額と年収のバランス:60
その他:2

アンケートの結果によると、年収と住宅ローン及びそれ以外のローンを合わせた年間返済額とのバランスという回答が6割を占めました。

・住宅ローン以外に借り入れがあると、審査が厳しくなると聞いたことがあります。(30代/女性/専業主婦)
・住宅ローンを組む前に借り入れ金があると、そもそも住宅ローンが組めない場合がある。(50代/男性/無職)
・実際に返していけるかが重要なので、年収と返済額のバランスが問題になると思います。必然的に現在の借入額も加味されます。私の場合は、銀行の人から、残っているカードローン等すべてきれいにするように言われました。(50代/女性/パートアルバイト)

お金を貸す側の立場になって考えている方が多いようです。返済を続けていけるかどうかを見るためには、年収に対して住宅ローンや以外のローンを含めた年間の返済額とのバランスで判断されるだろう考えた結果が回答に表れているようです。また、銀行などの金融機関から実際にそのように言われたといったコメントもありました。確かに、貸す側の論理を考えたら当然の回答なのかもしれません。

年収と住宅ローンの年間返済額とのバランス、つまり住宅ローン以外の返済は考慮しないという回答が2割強となりました。

・銀行としても返済してもらえないと困るだろうし、返済能力を見るには年収が大事になってくるから。(40代/女性/専業主婦)
・年収によって借りられる額が違うと聞いたので、バランスだと思う。(30代/女性/自営業(個人事業主))
・ローン返済額は年収とのバランスで審査される。当然、勤務先の会社の信用度も大きい。(60代/男性/契約派遣社員)

こちらの回答は、年収と返済額のバランスを見ることが必要だろうと考えている人のものですが、住宅ローン以外のローンの事までは思い至らなかった結果なのではないでしょうか。
この他にも、分かりやすい等の理由で平均年収基準ではないかとする回答が1割強ありました。一番多かった回答と合わせると約4分の3程度の人が、住宅ローンを借りるにあたって年収が大きな鍵となるということは感じているようです。

大多数の人が住宅ローンの審査において年収が基準となっていることは想定しているようです。
実際の銀行などの金融機関の審査では、返済率が基準になっていて、住宅ローンの年間返済額とそれ以外のローンの年返済額の合計を年収で割った率がどの程度かと言うことから判断されています。
簡単に言ってしまえば、全てのローンと年収を比較して返済額がどの程度の負担になるかで審査をしているということです。
6割の人はそのように考えていました。このように審査基準で実際に行われていることを知っておくことは、住宅ローンを借りようとしている人にとっては対策が立てやすくなるため貴重な知識になるでしょう。

住宅ローンの借入額は年収の何倍が目安?

ここまで、年収がどのぐらいになってから住宅ローンを検討しているのか、銀行などの金融機関は年収をどのように考えているのかをアンケートから読み解いていきました。
これからは、実際に金融機関から住宅ローンをいくら借りられるかについて考えていきます。
まず最初に検討する点は、いくらのマイホームを購入するかというよりかは、いくらの住宅ローンが組めるのかということを知ることが大切です。また、住宅ローンの借り入れでは、生活を維持しながら安心して返済可能な額を調べることも重要なポイントとして考えられます。

通常、借り入れ総額は年収の5倍までなら安心して借りることができると言われています。また、返済額が年収のどれぐらいを占めているのかを表す返済負担率は、一般的に25%までにするべきであるといわれています。

しかし、これらの計算を行う際のポイントとなるのは、年収は税込み金額でなく手取り金額で計算することです。万一、税込み金額で計算した場合には、実際の割合と大きな違いが生まれてしまいますので注意しましょう。

住宅ローンの借入額を計算する場合に、手取り額の年収で計算する必要があります。
支払い年数は、35年と最終返済時の年齢から現在の年齢を引いた数と比較して短い方で計算しましょう。
金利は、銀行などの金融機関の計算で使われることが多い4%を使用し、返済比率は35%として考えます。また、住宅ローン以外のローンがある場合は、それらを含めて計算する必要があります。さらに、金融機関によっても合計できる額には違いがありますが、同一世帯者の収入を合算して計算することも可能です。

(1)手取り額年収から、その他のローンの年間返済額を差し引きます。
(2)この年収金額に返済比率をかけ、年間の返済可能額を算出して12で割り、月々の返済可能額を算出します。
(3)月々の返済可能額を、100万円を4%で35年借りた場合の月々の返済額で割ります。その数字に100万円をかけた金額が、借り入れ可能額となります。

住宅ローンの借り入れ可能額の計算は、頭金の有無によっても変わります。また、年収などによっても借り入れ可能額には銀行などの金融機関でも違いがありますし、選択可能な住宅ローン金利にも違いが生じます。銀行などの金融機関のウェブサイトにも年収などの簡単な項目の入力で利用可能額が分かるシミュレーションが用意されています。

しかし、これらはあくまで目安となりますので、実際の融資額と異なる場合もあります。
返済可能額や年収から借入額を決定する場合は、できるだけ厳しく計算するほうがいいでしょう。なぜなら、住宅購入後も維持費や税金などの様々な諸費用が必要となるからです。

また、病気などで年収が著しく減少する場合も考えられます。正しいシミュレーションをするのはなかなか難しいので、ファイナンシャルプランナー等に相談するのがおすすめです。

住宅ローンの年収などの審査基準・審査項目について

住宅ローンの審査基準は銀行などの金融機関によって異なるものの、おおよその項目は決まっています。
この項目を知ることによって、住宅ローンの審査に通る環境づくりができます。

まず、年収については300~400万円以上の収入が必要と言われています。
この条件は満たしておく必要がありますが、求められる年収は借り入れ金額によって異なってきますので、少ないと当然借り入れられる金額は少なくなってしまいます。
しかし、これらの条件を満たしていても、消費者金融などからの借り入れなどがあると不利になるので、借金はしないことが望ましいです。

注意が必要な点としては、クレジットカードのリボ払いなどについても返済に滞りがあった履歴があると、審査に影響しますので、うっかりと返済を忘れてしまったなどのミスを解消するためにも、余計なクレジットカードは解約しておくのが賢明といえます。

次に、勤務先や勤続年数ですが、大きな会社に長く勤務していると有利に思えます。しかし、会社の規模については、優良顧客に固執している金融機関でないかぎり、勤務先の規模が事前審査の結果を左右することはありません。

特に、地方銀行やJAなどの地域密着型の金融機関であれば、会社規模に対しては寛大に評価してくれるようです。また、勤務年数に関しても極端に長年の勤務が求められているわけではありません。おおよそ、2~3年以上の勤続年数があれば、審査を通ることができます。

何度も転職を繰り返しているような人でも、安定した収入があると証明できれば審査に通ります。

年収が200~300万円などの低い人でも住宅ローンを諦める必要はありません。
理想的な住宅ローンの返済率が年収の20~25%程度といわれていて、この範囲に抑えられていれば審査は十分に通ります。

例えば、3,000万円の融資を受けることを考えてみましょう。
その場合、金利1.7%で30年ローンを組むと月々の支払いは106,000円となります。年間で約127万円の返済となるため、年収300万円の人の場合、返済率は42%となってしまいます。これでは、借り入れは難しいです。
返済率を約25%に合わせるには、借入額を1,800万円にする必要があります。つまり、3,000万円が必要であれば、頭金を1,200万円用意できると融資が受けやすくなります。

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