住宅ローンが払えない! 収入減少で滞納は最悪のケースに

このご時勢、安定した仕事に就くことは難しいです。大手民間企業でも事業規模を縮小されたりすることで、給料減なんてこともあります。住宅ローンの返済が苦しくなって滞納を続けると、最悪の場合、強制退去をさせられて家が競売にかかることも。今回は、住宅ローンの返済が困難になった場合、どうすればいいのかを解説します。

住宅ローンの返済が苦しい

住宅本舗 編集部

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日本で唯一複数の金融機関に一括で住宅ローンの審査申し込みができる特許を持っている“住宅本舗”が、住宅ローンをはじめとした住宅購入に役立つ情報や世の中の人の傾向をコラム・アンケート記事配信していきます。
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住宅ローンの返済ができない! まずは銀行などの金融機関に連絡

住宅ローン返済中のマイホームは、実際には自分の家になっておりません。
銀行などの金融機関から借り入れしている状態の住宅は、正確には自分の家として仮に認めてもらっている状態です。
住宅ローンの支払いが滞ってしまうと、住宅の権利は銀行などの金融機関や保障会社に移ります。そのため、返済が困難な状況になった場合には、できるだけ早く住宅ローンを組んでいる銀行などの金融機関へ相談することが重要です。
もし、相談するのが遅れてしまい、長く住宅ローンの返済が滞ってしまうと、銀行などの金融機関や保証会社から住宅ローンの一括返済を求められてしまう可能性があります。

住宅ローンが払えなくなる理由とは

住宅ローンを組む際には余裕があった返済計画。しかし、ある日、突然支払いが困難な状況に陥ってしまう人は少なくありません。
住宅ローンを払えなくなる年代として最も多いのが40~50代といわれています。
その原因として、「収入が減ってしまう」「離婚してしまった」といったものが挙げられます。それらの中でも、収入が減ってしまうことが主な原因のようです。
以前に比べると、住宅ローンが支払えなくなるケースが増加傾向にあります。不安定な景気から給料やボーナスが下がるといったことが背景にあると考えられます。

滞納すると後が大変! まずは相談を

住宅ローンを滞納し続けると最悪、自宅が競売にかけられます。どのように競売にかけられてしまうのかは後述します。
この最悪のケースを避けるためにも、住宅ローンの返済が厳しくなってきたら、まずは銀行などの金融機関に相談をしましょう。

なぜ、このような状況になったのか。そして、いつまでこの状況が続くのかなどを説明します。

一時的な支出であれば、この期間の返済額を減額してもらえるかもしれません。
住宅ローンの返済計画を銀行などの金融機関とともに見直しましょう。

また、返済中の住宅ローン金利が高いものであれば、低金利のものへ借り換えをすることで、月々の返済額に余裕が生まれるかもしれません。
しかし、借り換えの場合、一度でも滞納してしまうと審査に影響を与えてしまいます。余裕があるうちに手を打つことが重要です。

住宅ローンの滞納を続けると最悪の場合、競売にかけられる

銀行などの金融機関に相談せずに、住宅ローンを滞納し続けると、住宅ローンの債権が保証会社などに移ってしまいます。その後、自宅を強制的に退去させられ、競売にかけられてしまいます。競売の場合、一般の不動産市場で取り引きされる価格よりも低く売却されることがあります。

住宅ローンを支払えなくなり、自宅を手放す場合はローン残高なくなり利益が残る状態がベストです。ローン残高があっても、余裕を持って返済できる金額になることが理想です。

競売の場合は、上記のようなベストな状態に持っていくことは難しく、何よりも売却情報が公開されてしまうため、自分の陥った状況を多くの人に知られてしまいます。

そこで、任意売却という方法があります。
銀行などの金融機関や保証会社などの債権者の合意に基づいて住宅を売却します。こちらは、通常の不動産売買と同様に流通市場で取り引きされるため、競売よりも高い金額で売却することができます。
差し押さえなどの強制退去とはならず、引き払う時期についても、ある程度柔軟に決められます。
任意売却のほうが競売よりもメリットが大きいので、返済が厳しくなったらすぐに銀行などの金融機関に相談するという意識を常に持ちましょう。

住宅ローンを滞納して、突然督促状が!

住宅ローン返済中の人たちの中に、滞納して督促状を送られてしまった経験はあるのでしょうか。
また、督促状が届いたときに、どのような行動をとったのでしょうか。
アンケートをしてみました。

住宅ローンを滞納して、督促状を受け取ったことはありますか?

【質問】
住宅ローンを滞納して、督促状を受け取ったことはありますか?

【回答数】
ある:3
ない:97

ほとんどの人は、督促状を受け取ったことは「ない」と答えました。

・返済には細心の注意を持っていたので、返済の遅延は一度もありません。(50代/男性/無職)
・もちろんないです。想像しただけで怖いです。自動引き落としにしています。(20代/女性/自由業・フリーランス)
・引き落としのときに口座残高が足りないことはあったが、そのまま支払えないということはなく、今の所滞納がないので。(30代/女性/会社員)
・ありませんし、今は信用をなくすると携帯電話も割賦が組めなくて買えない時代なので。震災とか、本当にどうしようもない理由の場合は減免措置があるし。(30代/女性/専業主婦)
・(滞納は)ないが、どのくらい滞納したら督促状がくるのか知りたい。滞納はしないようにしたいが。もしもの事があるので(20代/女性/専業主婦)
・安定的に給料を受領しているので、滞納したことはありません。(50代/男性/公務員)

安定した仕事のため「自分には関係ない」と楽観的に思っている人がいるほか、督促状が届くような事態がどのようなものかを分かっている人と2通りの考えがあるようです。

100人アンケートのうちの3人が「ある」と回答しました。

・うまく振替ができず、引き落としができていなかったので葉書が届きました。(30代/女性/会社員)
・子供の頃に両親と住んでいた家が親の退職のせいで失ってしまった。(30代/男性/パートアルバイト)
・住宅ローンのお金を振り込むようにお願いしていたのに、知らない間に違うことに使われていて振り込まれていなかった。(30代/女性/パートアルバイト)

返済の意志はあるものの、ミスで支払いができなかったという滞納がすべてでした。計画的に返済していても、手元にお金があっても起きてしまうミスは、誰でも起こりうる「信用を」なくす瞬間なのかもしれません。

このアンケートでは、住宅ローンを滞納することはどのような結果になるのか、督促状を受け取ったことの「ある」「なし」に関わらず、理解ができているようでした。
住宅ローンを組むときには夢のある幸せな生活を思い描いているでしょう。反面、それを維持しなければいけない現実もしっかり見えている人がほとんどです。

アンケートで見る「住宅ローンの返済に困ったとき」の対処法

前述のアンケートでは、滞納に対する危機感を多くの人が持っておりました。そこで、滞納する前段階である住宅ローンが返済できなくなった場合、どう行動するのでしょうか。

住宅ローンの返済に困ったとき、あなたならどうしますか?

【質問】
住宅ローンの返済に困ったとき、あなたならどうしますか?

【回答数】
親に協力してもらう:26
契約している金融機関に相談する:42
住宅ローンの借り換えを検討する:11
住宅を売却する:14
その他:7

約40%の人が「金融機関に相談する」と答えました。

・金融機関に相談をしてみて、払えそうな方法を模索する
・まず金融機関に相談する。返済計画の見直しをお願いします
・とりあえず金融機関に相談します。せっかく買った家を手放すのは最後の手段です
・まずは金融機関に相談します。どうにもならなければ、状況によって借り換えや売却もいたしかたないかも
・月々の返済額を引き下げてもらえないか、返済を待ってもらえないかなど相談してみる

返済を待ってもらえないか、月々の返済額を引き下げてもらえないかと金融機関に相談してみるというのは、この記事でも推奨している方法です。そして、多くの人が思いつく方法だったのでしょう。金融機関とうまく交渉ができなかった場合に、「借り換えを考える」「自宅の売却も仕方ない」と考える人もおり、対処法にある程度の優先順を付けていることも見えてきます。

「金融機関に相談する」に次いで「親に協力してもらう」「住宅の売却をする」「ローンの借り換えをする」の順となりました。

・一時的に、親に援助してもらうと思う。無利子で貸してもらって、あとで少しずつ返済するようにする
・とりあえず先に親に相談してみる。そして協力を仰ぐ。売却などはそのあとの話
・住宅ローンに限らず、返済に困った場合には滞らせると信用問題がいろんな方面に波及する。可能であれば身内に助けてもらって外部に対する影響を及ぼさない解決を考えたい
・ローンがある限り金利分も払い続けなければならないので、返済金額を少しでも抑えるためには住宅を売却するしかないと思います
・金利が安くなれば払うことが可能になると思うので、借り換えをまずは考えます

親であれば無利子で借りられ、とりあえず支払いが何とかできるという回答が多く見受けられました。困ったときは親に頼るという心境が見て取れます。また、「売却する」と「借り換える」が、ほぼ同数で少数派です。「売却する」という回答以外の意見を見てみると、売却することは最終手段と考えているようです。マイホームを手に入れるという事は、その土地での生活を手に入れることでもあります。マイホームを手放すという選択は辛いものだという事が分かりました。

給料が減って住宅ローンが返済できない! そのときどうする?

住宅ローンの最大のリスクは返済ができなくなること。死亡や高度障害状態になった際には、団体信用生命保険(団信)がカバーしてくれます。銀行などの金融機関によっては、がんなどの病気に備えた保障のある住宅ローンもあります。
しかし、景気によって給料が減ってしまったという場合、どうすればいいのでしょうか。こちらのアンケートでは、特に選択項目を設けずに給料が減って住宅ローンが払えない場合、どうするかの意見を集めました。

・なんとかお金を作って払う。転職または副業。最悪の場合は家を売って引っ越し。(20代/男性/会社員)
・ローンの借り換えなどを検討する。借金を増やすことはしたくないので、最悪、家を手放す。(30代/男性/その他専門職)
・1人の稼ぎが前提でのローンなら共働きにすれば問題ないと思うので私も働きます。(30代/女性/専業主婦)
・友人や親戚の人にお願いしてお金を貸してもらうしかないと思います。(10代/女性/無職)
・家を売却してやすい中古物件を購入するか賃貸物件を借りて移り住む。(30代/男性/自営業(個人事業主))
・副職で稼げる仕事をして、売れるものをリサイクルショップに持って行ってお金にする。(20代/女性/専業主婦)
・どこかで、ほかの仕事を探してすると思うし、タバコを、やめる。(40代/男性/自営業(個人事業主))
・なにがなんでもお金を作る。旦那と協力し合えば絶対になんとかなる。(20代/女性/専業主婦)

「共働きをして収入を増やす」「ローンの借り換え」「たばこなどをやめて節約」など様々な回答がありました。どれもまずは、お金を増やしたり毎月の返済額を減らしたりして何とか頑張るといった方法です。それでも返済が難しいなら家を手放すと答えている人もいました。
しかし、本当に返済が厳しいのであれば、まずは銀行などの金融機関に相談するというのが一番です。

【1】銀行などの金融機関に相談して返済計画を見直す
【2】一時的に返済金額を調整してもらう
【3】借り換えをして、月々の返済額を減らす
【4】任意売却をする

というような順序がいいでしょう。前述の通り、「競売」になった上に住宅ローンが多く残ってしまうのが最悪のパターンです。
銀行などの金融機関とうまく付き合うことでリスクを回避しましょう。

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