ポイント付与や買い物割引も! 住宅ローンの付随サービスに注目!

住宅ローン金利は史上最低水準を記録中ですが、銀行側の引き下げ競争にはやや限界も近づいて来ているようにも感じます。顧客獲得のため、各金融機関では金利引き下げ以外のさまざまなサービスを設け、他との差別化を図ろうとする動きが見られます。住宅ローン選びの際は、金利はもちろんサービス内容も総合的にチェックすれば、生活費の節約につながるかもしれません。

住宅ローンの金融機関選定方法

金融を専門とする編集・制作プロダクション回遊舎にて、住宅に関わる分野を中心に編集・執筆を行う。AFP(日本FP協会認定)。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)。

大村美穂(回遊舎) ライター

金融を専門とする編集・制作プロダクション回遊舎にて、住宅に関わる分野を中心に編集・執筆を行う。AFP(日本FP協会認定)。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)。

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住宅ローンの金利低下は一服感。金利外での競争にシフト?!

景気対策の一手として日銀により導入されたマイナス金利政策によって、住宅ローンの金利が歴史的な超低金利水準を記録しました。それによって、新たに住宅を購入する人はもちろん、借り換えを検討している人も多いのではないでしょうか。

一方で10年固定型の最優遇金利が0%台と、年1%を下回っていることをはじめ、住宅ローン金利の低下には一服感も見られ、銀行側の「引き下げ競争」はこれ以上、下げる余地がないほどの限界に近づいていると言えます。そのような背景から、ローンの金利以外の付随サービス、つまり独自の特典を設けることにより他行との差別化を図る方向に進んでいるようです。

■バラエティに富んだ各銀行の特典

金融機関名 商品・サービス名 特典
みずほ銀行・三菱東京UFJ銀行・三井住友銀行 ATM手数料など各種手数料が無料
アルヒ ARUHIメンバーズクラブ ネットスーパーや引っ越し代金、家電・家具購入の割引
三井住友信託銀行 新生活応援クーポン ビックカメラ、コジマ、ダスキン、アート引越センターなど料金が割引になる特別優待クーポン
東京スター銀行 スターワン住宅ローン 預金と同額分の住宅ローン残高は金利負担がゼロになる
新生銀行 Tポイント×新生銀行パワースマート住宅ローン 最長10年間、毎月1000ポイントのTポイントを付与
埼玉りそな銀行 埼玉りそなクラブ 提携企業のポイントや現金などに交換可能な同行のポイントを付与
じぶん銀行 au住宅ローンセット割 auスマホなどの通信サービス利用者なら毎月500円を最長5年間キャッシュバック
住信SBIネット銀行 ネット専用8疾病保障付住宅ローン 団信・8疾病の保険料無料

みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行などのメガバンクでは、ATM手数料などの各種手数料が無料となるようなサービスが一般的ですが、これらメガバンク以外の銀行の付随サービスには特色あるものが多く注目したいものが多数あります。

例えば、国内最大手の住宅ローン専門金融機関で「フラット35」の取り扱いが最も多いアルヒは、「ARUHIメンバーズクラブ」のサービスで、引っ越しや掃除代金、家電・家具購入などの割引等、住宅購入後の暮らしが豊かになるサポートを受けられます。月額利用料500円を支払えば、ローソンのネットスーパーを利用できる優待も加わり、毎月2,000円の割引クーポンがもらえ、さらに月4回まで配送料が無料になります。
同様のサービスとして、三井住友信託銀行でも、家電・家具購入や引っ越し代金の割引クーポンがもらえる特典を用意しています。
また、東京スター銀行では、預金と同額分の住宅ローン残高は金利負担が0%になる「預金連動型」の住宅ローンを取り扱いで他との差別化を図っています。これは、例えば住宅ローン残高が4,000万円、預金が1,000万円ある場合、3,000万円分にのみ金利がかかる仕組みです。預金する分だけ無駄なく活用されるのが魅力的です。

住宅ローンの返済でポイントやマイルを貯める楽しみも

ポイントやマイルを貯められる銀行も増えています。新生銀行は、2,000万円以上を20年以上の借入期間で借りている顧客に、毎月1,000ポイントのTポイントを最長10年間受け取れるサービスをスタートしました。期間中に繰り上げ返済をした場合はそれ以降のポイントはもらえなくなりますが、最大で12万ポイントも受け取れるのはおトクです。

ほかにも埼玉りそな銀行では、住宅ローン月末残高に応じて100万円ごとに5ポイントの「埼玉りそなクラブポイント」を付与しています。楽天スーパーポイントやTポイントなど、提携企業のポイントやマイルのほか、現金にも交換可能。買い物などに使えて使い勝手がよく便利です。

保障付きの住宅ローンなら保険料の節約も可能

じぶん銀行は、2016年4月よりKDDIと連携し、じぶん銀行の住宅ローンとauのスマートフォンや携帯電話をセットで利用の顧客に5年間毎月500円を「au WALLETプリペイドカード」へキャッシュバックする特典「au住宅ローンセット割」を付帯したサービスをスタートさせました。通信サービスと住宅ローンのセット割は日本で初めてのサービスです。auユーザーなら見逃せないサービスといえるのではないでしょうか?そのほかにも、「がん」と診断されると住宅ローン残高が半分となる「がん50%保障団信」の保険料が無料になるサービスも好評のようです。

「団信保険料」に関して特徴的な銀行では、他にも住信SBIネット銀行があります。団信に加え「8大疾病保障」が無料で付いています。がん、脳卒中、急性心筋梗塞、高血圧症、糖尿病、慢性腎不全、肝硬変、慢性膵炎の8疾病で就業不能になった場合の返済を無料で保障してくれるのは手厚さで、特筆すべき特典だと言えます。

「団信保険料0円」は今や当たり前ですが、じぶん銀行や住信SBIネット銀行のように、保障範囲を広げることで付加価値をつけ、他と差別化を図る銀行が増えているのは低金利下ならではのメリットと言えます。このような銀行を選べば、現在加入している保険を見直し、重なった保障をカットすることで保険料の節約もできます。

ご紹介してきたのはごく一部ですが、今後も低金利が続けば、ますますサービスの幅は広がっていくでしょう。しっかり内容をチェックして自分の生活に役立つものを選べば、生活費の節約にもつながるので、検討する価値がありそうです。

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