変動金利? 固定金利? 住宅ローンの金利は比較するのが大事

住宅ローン選びで注目するのが「金利」。金利には種類があり、その特徴をつかんで選択するとが重要となります。この記事では、住宅ローンの金利の比較を実践しています。最適な住宅ローン選びの参考にしてみてください。

住宅ローン金利比較

住宅本舗 編集部

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住宅ローンの金利は「変動金利」と「固定金利」の2つ

金利とは融資されたお金に対しての利子・利息であり、その割合の事を言います。住宅ローンの場合、銀行などの金融機関からマイホームの購入のために必要な資金を融資され、その資金に対して金利がかけられます。つまり、融資を受けた人が銀行などの金融機関に対して利子・利息を支払わないといけません。
マイホームの購入は銀行などの金融機関から融資を受ける金額が大きいため、金利が1%でも変われば支払う利子・利息の金額も大きくふくらみます。
住宅ローンの選び方には、「保障がどれぐらい充実しているか」「事務手数料などの諸経費がどれぐらいかかるか」などポイントはいくつかありますが、一番大事なのはやはり総支払額が左右される「金利が低いかどうか」ではないでしょうか。

住宅ローンにおける金利には大きく2つに分けられます。それは「変動金利」と「固定金利」です。

変動金利は6か月ごとに金利を見直し、6か月経った段階での残債から新たに利息を再計算する仕組みです。一般的に変動金利の方が金利は低く、超低金利の今、とても魅力的に見えることでしょう。しかし、将来的に金利が上昇した場合、銀行などの金融機関に支払う利子・利息が大きくなるというリスクがあります。

固定金利は住宅ローンの融資を受けた時の金利のまま、返済を続けていきます。しかし、変動金利と比べて金利の高い商品が多く、超低金利の恩恵を100%受けられるとは言い切れません。金利の変動の影響を受けないため、固定金利を選ぶ人の多くは、将来のライフプランが立てやすいため人気となっています。

注意が必要な固定期間選択の住宅ローン商品

住宅ローンの固定期間選択金利とは、借り入れ時の金利が2年、3年、5年、10年など一定の期間を固定金利で支払い、この期間が終わると変動金利になるというものです。固定金利の期間が終了しても、再度、固定金利を選択することができる商品もあります。固定期間が短いものほど金利は低く設定されています。
住宅ローンの借り入れ当初の一定期間は金利が安定しているので、この期間の返済プランは立てやすくなります。金利の上昇が予想される場合は固定金利のままを選択し、金利が下降するようであれば変動金利を選択するという、その時々で都合のいい金利を選べます。
ポイントは、景気の状況です。景気がいい場合は、金利が上昇します。逆に景気が悪ければ、金利が下降します。固定期間が終わる直前の景気の状況と、住宅ローンの金利をチェックして、最適なものを選択しましょう。

ずっと固定金利で安心の「フラット35」

フラット35とは、独立行政法人の住宅金融支援機構と民間金融機関が組んで提供している全期間固定金利の住宅ローンです。フラット35で住宅ローンを組めば、当初の金利が返済完了まで続くため、ライフプランがより立てやすくなっています。審査の基準も、他の住宅ローン商品よりも厳しくはないようです。また、住宅ローンの全期間が最長で35年となっています。フラット35だからといって、絶対に35年で住宅ローンを組まないといけないというわけではなく、15年から組むことができます。
しかし、団体信用生命保険(団信)の加入が任意となります。団体信用生命保険(団信)とは、住宅ローンの契約者が死亡または高度障害となった場合に、住宅ローンの残債を保険会社がすべて払ってくれるというものです。通常の住宅ローンであれば、この保険料は銀行などの金融機関が負担してくれます。フラット35の場合は一般的に、金利に手数料を上乗せして団体信用生命保険の保険料を支払うことになります。この団体信用生命保険(団信)は健康状態が良好でないと加入できないため、就業はできるものの病気治療している人は、むしろフラット35の方が住宅ローンを組みやすいかもしれません。ただし、住宅ローンの契約者が死亡または高度障害になった場合に、残された家族が住宅ローンを支払わないといけなくなります。住宅ローンの契約者に返済を依存していた場合に、これは大きなリスクとなってしまいます。

どんな金利を選んでも、どんな商品を選んでもまずは比較しましょう

マイホームは高い買い物です。金利差が1%でも返済額に大きく影響を与えます。

こんなにも違う! 住宅ローンの金利で検証する総返済額

こちらに掲載している表を引用します。

借入金額 借入期間 金利 総返済額 支払い利息
3,000万円 35年 1.6% 3,920万円 920万円
2.6% 4,573万円 1,573万円
3.6% 5,281万円 2,281万円

※「住宅金融支援機構/住宅ローンシミュレーション」にて試算

この表でも分かるとおり、金利が1.6%の場合は、支払利息が920万円。金利が2.6%の場合は、支払利息が1,573万円となっています。これを比較すると支払利息に653万円の差となります。当たり前ですが、金利が1.6%の方が断然お得となります。
しかし、金利ですべてが決まるというとそうではありません。保証料や事務手数料などもチェックして、支払い総額がどのぐらいになるのかをチェックしましょう。特に保証料は、金利に上乗せされる場合があるので注意が必要です。
自分に合った住宅ローンは何かを判断するためにも、比較が大切になります。また、自分がどの銀行などの金融機関で住宅ローンが組めるのかを知るために、複数社に仮審査を申し込むことをおすすめします。

変動金利で比較するとこうなる!

将来的な金利の上昇のリスクはあるものの、低金利で人気の変動金利。実際に低金利のネット銀行で比較してみます。
※固定期間選択金利を含みます。

銀行名 金利 事務手数料 保証会社手数料 保証料 特徴
変動金利 10年固定
住信SBIネット銀行 年0.497% 年0.960% 借入額×2% 不要 不要 団信・8疾病保障の保険料が無料
じぶん銀行 年0.497% 年0.500% 借入額×2.16% 不要 不要 がんと診断されたらローンが1/2に
ソニー銀行 年0.499% 年0.842% 借入額×2.16% 不要 不要 保証料・団体信用生命保険無料

3つの銀行を比較してみました。金利だけを見ると、どの銀行も大差はありません。そこで、注目したいのは特徴です。どの銀行も団体信用生命保険は無料です。
しかし、住信SBIネット銀行は8疾病保障の保険料も無料です。8疾病保障とは(がん、急性心筋梗塞、脳卒中、高血圧症、糖尿病、慢性腎不全、肝硬変、慢性膵炎)により、就業が不可能となった場合に住宅ローンの月々の返済または残債を保障するというものです。
じぶん銀行は、がんと診断されたら住宅ローンの残債が1/2になるがん特約があります。また、申し込みに関する手続きすべてがWEB・インターネットで完結します。
ソニー銀行の場合、保険や保障に特徴はありませんが、付帯サービスが充実しています。キャッシュカードをVisaデビット付きの Sony Bank WALLETにすることで、国内のVisa加盟店での買い物で1%のキャッシュバックが受けられます。ほかにも、引っ越しや海外旅行でお得になるサービスもあります。

住宅本舗の住宅ローン人気ランキング

住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行の魅力は何といっても8疾病保障の保険料が無料というところ。当然ながら、団体信用生命保険(団信)の保険料も無料です。つまり、団体信用生命保険が保障している死亡または高度障害になった場合に、住宅ローンの残債を保険会社が支払うというもののほかに、8疾病にかかった場合の月々の返済額または住宅ローン残債を保障してくれます。
ここでの8疾病とは、3つの特定疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)と5つの重度慢性疾患(高血圧症・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変・慢性膵炎)となります。
■月々のローン返済に対する保障とは
責任開始日(住宅ローンの支払い責任)より3か月が経過した翌日以降に、8疾病が原因で所定の就業不能状態になり、この状態が継続したまま住宅ローンの支払日が到達した場合に、月々の返済額を保険会社よりお客様に支払し、毎月の返済額に充当されます。ただし、1回の就業不能状態に対する保険金の支払は、12回分が限度となります。3回分、36回までが月々の保障となります。
■ローン残債残高に対する保障
「月々のローン返済に対する保障」の状態のまま、12か月を経過した場合、ローン残高相当額が保険会社より三井住友信託銀行に支払われ、お客様の住宅ローン返済額に充当されます。

さらに、女性のための「ガン診断給付金特約」を基本付帯として借り入れできます。
この女性専用の「ガン診断給付金特約」とは、責任開始日(住宅ローンの支払い責任)より3か月を経過した翌日以降に、生まれて初めて「ガン(悪性新物)」にかかり、医師により診断確定された場合に診断給付金30万円が支払われます。支払は1回のみとなります。
※「上皮内ガン(上皮内新生物)」(大腸の粘膜内ガン、膀胱や尿路、乳管などの非浸潤ガンを含む)は支払い対象外となります。

ネット銀行ということもあり、団体信用生命保険(団信)と上記の8疾病保障の申込と告知はインターネットで行うことができます。

前述の表でも分かるように、業界最低金利の住信SBIネット銀行。金利が低く、病気に対する保障が厚いということもあり、住宅本舗で人気の住宅ローンとなっています。

詳しい金利はこちらをご確認ください。
住信SBIネット銀行の住宅ローン

じぶん銀行

じぶん銀行

メガバンクである三菱東京UFJ銀行と携帯電話キャリアであるKDDIが共同出資して設立したネット銀行です。名前の割りに強固な母体があるため、安心感が違います。またネット銀行ならではの、こちらも業界最低水準の住宅ローン金利となっています。
最大の特徴は、申し込みから融資の実行まですべて、パソコンやスマートフォンで完結できるところにあります。来店する必要もなければ、書類の郵送の手間も省けます。
じぶん銀行も健康に対する保障があります。日本人の半分ががんになることをご存知ですか? これは、男女共におよそ2人に1人ががんにかかるといわれています。
じぶん銀行では「がん」と診断されたら住宅ローンの残債が1/2になるがん50%保障団信が無料です。また、がんと診断されると住宅ローン残債が0円になるがん100%保障団信があり、こちらには年0.2%の金利の上乗せで加入することができます。

住宅ローンを借り入れる際には、さまざまな費用が発生します。じぶん銀行では6つの「0円」を掲げています。

①一般団信の保険料
②がん50%保障団信の保険料
③保証料
④資金移動
⑤一部繰上返済手数料
⑥収入印紙

一般団信の保険料は、他行でも同じように無料ですが、前述の「がん50%保障団信の保険料」が無料というのは嬉しいところです。また、収入印紙代ですが、1,000万円以上5,000万円以下の場合は20,000円、5,000万円以上1億円以下の場合は60,000円かかることになります。金額的に見ても家計に影響を及ぼすものなので、これが無料というのも嬉しいですね。

じぶん銀行の住宅ローン金利を詳しく見たい方はこちら
じぶん銀行(au×三菱東京UFJ銀行)の住宅ローン

ソニー銀行

ソニー銀行

ソニーと三井住友銀行などの出資によって設立されました。こちらも住信SBIネット銀行とじぶん銀行と同様にネット銀行になります。この2行と比較してしまうと金利が若干、高くなっています。しかし、その誤差はほぼありません。十分に低い金利といえます。
もちろん、来店不要なのですが、大きな金額を借り入れることになる住宅ローンなので不安を感じる人もいるかもしれません。ソニー銀行では専任のローンアドバイザーが相談・契約の手続きを最後までサポートしてくれます。実は、ソニー銀行の金利は変動・固定への金利の切り替えができるため、金利の発表が前月の15日前後となっています。他の銀行が当月の1日に発表になりますので、とても早い発表といえます。
前述しましたが、キャッシュカードをVisaデビット付きの Sony Bank WALLET(ソニーバンク・ウォレット)にすることでさまざまな付帯サービスを受けることができます。ソニーストア(ネット/店舗)で商品を購入すると自動で3%OFFになるので、ソニー信者の方には嬉しい特典です。また、アート引っ越しセンターの引っ越し基本料金が25%OFFになるなど、家計を助けるサービスが充実しています。

ソニー銀行の住宅ローン金利を詳しく見たい方はこちら
ソニー銀行の住宅ローン

金利の底は見え、今後は上がっていく予感

現在、住宅ローンの金利は底が見えた感があります。2016年9月から一貫して金融緩和を提言し、マイナス金利まで導入した日銀の姿勢に変化が見られると史上が察知し、金利を決める指標となる長期金利が、少し上昇を始めました。これによって、全期間固定金利型「フラット35」の金利が上がり始めています。そうなると、変動金利や固定金利にもこの影響が及ぼしそうです。一部の金融機関では、住宅ローンの相談件数が増えているようです。この今の低金利を逃すと、住宅ローンが組めた段階での金利は上がっていて…という状況を起こしかねません。まずは、複数社に仮審査を申し込んで、どの銀行で住宅ローンが組めるのかを確かめるのがおすすめです。

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