初めてガイド

Qカードローンとは?
A

使い道自由、コンビニで借入れ/返済、申込~契約までネットで簡単、このような大変便利なサービスです。
消費者金融や銀行などが取扱っており、担保や保証人は不要で利用者の信用だけですぐにお金を借りることができます。
具体的には審査に通ればローン専用カードを使って銀行やコンビニのATMから借入れするか、銀行口座へ振込み、最近ではカードを発行せずスマホアプリで借入れ・返済ができるサービスもあります。
カードローンは便利な半面、住宅ローンやマイカーローンなどとは違い金利が高くなりますので借り過ぎには注意が必要です。

Q消費者金融とは?
A

個人向けローン商品を提供する貸金業者のことで、大手ではアイフル、プロミス、アコム、レイク、SMBCモビットが有名だと思います。
消費者金融はこれまで様々なサービス改良を行い、その利便性の良さなどから利用者も増え今では20歳以上の10人に1人が利用していると言われています。
消費者金融は金融庁の許認可を受け貸金業法という法律に基づき運営しているので安心して利用できるとういう点も利用者の増加に繋がっていると思われます。

Qカードローンのメリット・デメリット
A

消費者金融カードローン、銀行カードローン共通のメリット・デメリットです。

<メリット>
①信用だけで借入れできる(担保・保証人不要)
②安定した収入があれば誰でも利用できる
③お金の使い道は自由
④利用限度額の範囲で繰り返し利用できる
⑤コンビニや銀行のATMで借入れ・返済できる

<デメリット>
①住宅や車など他のローンと比べると金利が高い
②返済期間が長くなると金利の負担も大きくなる
③無計画に借り過ぎると返済が困難になる
④他のローン審査に影響がでる(住宅ローン等)

Q消費者金融カードローンだけの特徴
A

<良い点>
①スピードが早い。申込~当日の借入れが可能
②職場への電話確認がない(金融機関による)
③初回利用は1ヵ月金利無料(金融機関による)
④WEB・スマホで全て完結することもできる

<悪い点>
①銀行に比べると金利が高い
②コンビニや銀行ATMの手数料が有料

Q銀行カードローンだけの特徴
A

<良い点>
①消費者金融に比べると金利が低い
②コンビニATM等の利用料が無料
③キャッシュカードが使える(金融機関による)

<悪い点>
①スピードが遅い。申込~借入れまで約1週間
②職場への電話確認がある
③WEB・スマホで全て完結できない。専用カードが郵送される(金融機関による)

Q銀行と消費者金融の違い まとめ
A

大きくはこのような違いです(各社で違いあり)

<融資/審査スピード>
消費者金融:早い 銀行:遅い

<金利>
消費者金融:高い 銀行:低い

<職場への在籍確認の電話>
消費者金融:なし 銀行:あり

<パート・アルバイト、自営業者の利用>
消費者金融:可 銀行:可

<利便性>
消費者金融:良い 銀行:良い

<コンビニATM等の手数料>
消費者金融:有料 銀行:無料

<初めての人は一定期間金利無料>
消費者金融:あり 銀行:なし

<専用カードの発行>
消費者金融:選択制 銀行:あり

それぞれ良い面悪い面があると思いますので、自分にとって”何を最優先にするか”を決めると選びやすくなると思います。

Q利用限度額とは?
A

いくらまで借りれるかの金額のことです。
これは利用者の属性(年齢・職業・年収など)や信用情報、取引実績などで全く異なります。
初めて利用する人と何年も利用している人では実績や信用力も違いますのでそれらに応じた利用限度額になります。
この利用限度額は”利用枠”でもあるので、10万円の枠の中で最初に5万円借りて、後日追加でもう5万円借りる、10万円借りてすぐに全額返済し必要になった時また10万円借りる、といった繰り返し利用することも可能です。
このように取引実績を積み重ねることで信用力が上がり10万円の限度額が20万円30万円とアップさせることができます。

Q極度額とは?
A

将来、最大いくらまで融資を受けるかを設定しておく金額のことです。
例えばアイフルで極度額100万円で申込みした場合、初めの利用限度額は10万円でも取引をしていく中で利用限度額が20万円、30万円、50万円と上がり最大100万円まで利用することができるというものです。
この極度額は金額が上がれば上がるほど金利が下がっていきます。
消費者金融の多くは極度額ごとの金利は公表してませんが、多くの銀行は公表しています。

例)三菱UFJ銀行/バンクイック(2025年5月現在)

利用限度額 借入利率
400万円超~500万円以下 
300万円超~400万円以下 
200万円超~300万円以下 
100万円超~200万円以下 
10万円~100万円以下 
年1.8%~年6.1%
年6.1%~年7.6%
年7.6%~年10.6%
年10.6%~年13.6%
年13.6%~年14.6%
利用限度額
400万円超~500万円以下 
300万円超~400万円以下 
200万円超~300万円以下 
100万円超~200万円以下 
10万円~100万円以下 
借入利率
年1.8%~年6.1%
年6.1%~年7.6%
年7.6%~年10.6%
年10.6%~年13.6%
年13.6%~年14.6%

Q総量規制とは?
A

貸金業者からお金を借りれるのは”年収の3分の1”までとする法律(貸金業法)です。
例えば年収300万円の人は100万円までしか借りることはできません。すでに50万円を借りていたら追加で借りれるのは50万円までとなります。
3分の1とは、1社あたりの借入れ額ではなく貸金業者全ての借入れ総額です(クレジットカードのショッピング、銀行カードローン、住宅ローン、マイカーローンは除きます)もしそれ以上借りる場合は年収を増やすしかありません。
この法律は消費者保護の観点から貸金業者が過度にお金を貸すことを防ぐための法律で2010年6月に施行されました。

Q在籍確認とは?
A

在籍確認とは、申告した勤務先で働いてるかどうかを確認することです。
確認方法は、勤務先に「〇〇さん いらっしゃいますか?」と直接電話して確認する方法、保険証や社員証、給与明細、通帳、源泉徴収票など書類によって確認する方法の2つがあります。

Q金利とは?
A

お金のレンタル料と考えるのが分かりやすいです。
レンタル料は金融機関によってレートが異なり、支払ったレンタル料は利子や利息と言います。
金融機関は貸したお金のレンタル料が収益となります。参考までに代表的なローン商品の金利です。
ちなみに消費者金融が取り扱うローンはカードローンのみです(一部クレジットカード等あり)

【銀行】
・住宅ローン:0.4%~2.0%
・マイカーローン:2.0%~5.0%
・カードローン:極度額ごと

100万円以下:14%前後
200万円以下:12%前後
300万円以下:10%前後
400万円以下:8%前後
500万円以下:6%前後

【消費者金融】
カードローン:3.0%~18%

Q銀行のカードローンのCMでよく見る「金利3%~15%」実際は何%?
A

15%が適用される思ってください。
多くの銀行は金額ごと(極度額と言います)に金利を設定していて100万円以下は14%~15%で設定しています。
初めてカードローンを利用する方はだいたい10万円~多い人で50万円程と言われていますので、結果的に15%が適用されるわけです。
ただ銀行によっては100万円以下でも15%~6%程度まで幅を設けているケースもあるので銀行を選ぶ際はそのあたりもチェックしてみてください。

<銀行カードローンの金利相場>
100万円以下:14%前後
200万円以下:12%前後
300万円以下:10%前後
400万円以下:8%前後
500万円以下:6%前後
600万円以下:5%前後
700万円以下:4%前後
800万円以下:3%前後

Qカードローンはなぜこんなに金利高いの?
A

一言で言うと貸し倒れ(貸したお金を回収できない)リスクが高いからです。
何年も取引がある法人向けの融資や家を担保にお金を貸す住宅ローンとは違い、初めての人に対面もせず信用のみかつ長期の返済が可能なローンのため、リスクも金利も高くなるというわけです。
言い方を変えると仮に1万人に融資をして一定割合の人が貸し倒れになったとしても、その損失以上の利息(金利)収入+諸経費を賄える金利設定になっているということです。

Q属性とは?
A

一言で言うと”その人がどんな人か”ということです。
一般的に属性とはそのものの性質や特徴のことを指しますが、カードローンでは利用者の年齢や性別、居住地、賃貸or持ち家、家族構成(既婚・未婚、同居家族の有無)、職業(会社員、自営業、パートアルバイト)、勤務先(大手、中堅、中小零細)、年収などの総称のことを属性と言います。

Q必要書類は?
A

金融機関によって違いはありますが、本人確認書類は下記から1点または2点が必要です。

<本人確認書類>顔写真つき
運転免許証、マイナンバーカード、パスポート、住民基本台帳カード、特別永住者証明書、在留カード

<本人確認書類>その他
各種健康保険証、住民票、戸籍謄本、住民票記載事項証明書、公共料金領収書

借入れ希望額が50万円を超える場合、貸金業者からの借入れ総額が100万円を超える場合は収入証明が必要です。
銀行によっては借入れ金額を問わず収入証明が必要な場合もあります。

<収入証明書>
源泉徴収票、住民税決定通知書、納税証明書、給与明細書、確定申告書、所得証明書、年金証書、年金通知書

Qどんな人が利用しているの?
A

男性63%、女性37%という結果です。
男女とも若年層から40代~60代まで幅広い層の方たちに利用されていることがわかります。

<男性:63%内訳>
~29歳   11.4%
30歳~39歳 12.5%
40歳~49歳 14.9%
50歳~59歳 13.1%
60歳~69歳 7.4%
70歳~    3.8%

<女性:37%内訳>
~29歳   6.0%
30歳~39歳 6.3%
40歳~49歳 8.8%
50歳~59歳 7.8%
60歳~69歳 4.6%
70歳~    3.4%
出典 日本貸金業協会 2020年11月30日公表「資金需要者等の借入意識や借入行動に関する調査結果報告」 P.45
※2020年3月末時点における男女・年代別の消費者向無担保貸付残高のある人数構成比

Qどんな使い道で利用するの?
A

趣味や娯楽の費用が一番多く次に食費という結果でした。
1位 趣味・娯楽費  40.0%
2位 食費      22.2%
3位 外食等の遊興費 15.5%
4位 衣料費     13.6%
5位 家賃の支払い  11.3%
出典 日本貸金業協会 2020年11月30日公表「資金需要者等の借入意識や借入行動に関する調査結果報告」P.93
※直近3年間における借入申込を行った際の資金使途

Q注意① 近々、住宅ローンを組む予定の方へ
A

結論、今後1年以内に住宅ローンを組むまたは申込み予定のある方は、カードローンの利用は控えてください。
住宅ローンの審査に悪影響が出る可能性があります。
住宅ローンは家を担保に入れるとはいえ、数千万円を融資して約35年間、問題なく返済できるかを審査されます。
その際、既にカードローンの利用があれば、月々の支払いの負担も大きくなり”先々、この人は返済が困難になるのでは”と判断され審査に落とされたり、希望金額から減額される可能性もあるためです。
どうしても利用しなければならないのであれば借りた後、短期間で全額返済し一旦解約しておくことをおすすめします。

Q注意② 借りすぎないようにしてください
A

カードローンは便利なのでついつい借り過ぎてしまうリスクがあります。
そうなると月々の返済額も大きくなり大変になります。
その結果、全額返し終わるまでに長期間を要し多額の利息(金利)を支払わなければならなくなります。
必要な時に必要な額だけを借りて、余裕ができたら全額返済するようにしましょう。

Q注意③ 何かあればすぐに相談してください
A

各社、コールセンターやチャット、メール等、お客様のサポート体制は万全です。
過去の相談事例から様々な解決手段やノウハウもありますので、借入れや返済のことなど何かあればすぐに相談するようにしてください。

Qカードローンは誰でも申込みできる?
A

申込み条件さえクリアすれば可能です。各社このような条件です。

<年齢>
18歳~または20歳~70歳前後

<収入>
安定した収入のある方(パート・アルバイト可、専業主婦は消費者金融は不可、銀行によって可)年収や勤続年数に制限なし

<その他>
日本国籍、外国人の方は永住許可が必要、メールアドレスも基本的に必須です。

Q年収が低くても借り入れできる?
A

借入れできます。
カードローンの多くは年収に制限を設けていませんので「安定した収入のある方」であれば可能です。
カードローンの審査では主に「返済能力」が重視されますので年収と借入れできる(返済できる)金額のバランスが大切です。

Qアルバイトや主婦でも借り入れできる?
A

借入れできます。
ただし消費者金融は申込条件に「安定した収入のある方」とあるので専業主婦の方は利用できません。
銀行は「専業主婦可」としている先もあります。

Q土日でも借入れできる?
A

ローン専用カードがあればコンビニや銀行のATMで借入れできます。
また銀行振り込みも利用できます。

Q職場や会社に在籍確認の電話がある?
A

どこで借入れするかによって違います。
原則、電話しない先もあれば、電話して確認することが条件の金融機関もあります。

Q家族に内緒できる?
A

どこも利用者の許可なく借入れ内容を話すことはありませんのでご安心ください。

Qいくらまで借りれるの?
A

最大500万円~1000万円までとする金融機関がほとんどです。

Q具体的にどのようにして借入れするの?
A

金融機関によって違いはありますが、以下の方法があります。
・銀行振込(電話、ネットで手続き)
・提携ATM(コンビニ、銀行)
・自社ATM
・スマホATM(アプリでセブン銀行、ローソン銀行)
・店頭

Qカードローンの選び方
A

カードローン選びに迷ったら以下の基準で選んでください。

①スピード重視:今日明日、3日以内に資金が必要
②在籍確認重視:職場への電話は絶対NG
③郵便物重視:自宅や職場への郵便物の送付は絶対NG
④無利息サービス重視:1カ月間、金利無料を使いたい
→どれか該当すれば、消費者金融一択です。

⑤金利重視:金利は低ければ低いほど良い
⑥手数料重視:コンビニ、銀行ATM手数料が絶対無料
⑦ブランド重視:どうせ借りるなら銀行が良い
→①~④にこだわりがなく⑤~⑦に該当すれば、銀行一択です。

Qカードローンの申込み方法は?
A

この4つですが、今はほぼ全ての人がネット申込みです。
・インターネット
・電話
・店舗(有人・無人)
・郵送

Q5万円借りたら利息(金利)はいくら?
A

<消費者金融>
1カ月間で739円
計算方法:5万円×18%÷365日×30日

<銀行>
1カ月間で616円
計算方法:5万円×15%÷365日×30日

Q10万円借りたら利息(金利)はいくら?
A

<消費者金融>
1カ月間で1479円
計算方法:10万円×18%÷365日×30日

<銀行>
1カ月間で1232円
計算方法:10万円×15%÷365日×30日

Q20万円借りたら利息(金利)はいくら?
A

<消費者金融>
1カ月間で2958円
計算方法:20万円×18%÷365日×30日

<銀行>
1カ月間で2465円
計算方法:20万円×15%÷365日×30日

Q30万円借りたら利息(金利)はいくら?
A

<消費者金融>
1カ月間で4438円
計算方法:30万円×18%÷365日×30日

<銀行>
1カ月間で3698円
計算方法:30万円×15%÷365日×30日

Q50万円借りたら利息(金利)はいくら?
A

<消費者金融>
1カ月間で7397円
計算方法:50万円×18%÷365日×30日

<銀行>
1カ月間で6164円
計算方法:50万円×15%÷365日×30日

Qどのように返済するの?
A

以下の返済方法があります。(金融機関による)
・口座振替(自動引落)
・インターネット返済
・提携ATM(コンビニ、銀行)
・スマホATM(アプリでセブン銀行、ローソン銀行)
・自社ATM
・銀行振込

Q支払いは分割も一括も両方できる?
A

可能です。
例えば10万円を借りて月々の返済を何度か行った後、全額を返済することもできますし、借りすぐ全額返済することも可能です。
具体的な手続きの仕方は金融機関によって異なります。

Q月々の返済金額はどれくらい?
A

金融機関によって差はありますが、このようなイメージです。
アイフルの場合(借入金額、月々返済額、回数)
10万円以下 月々4,000円 32回
20万円以下 月々8,000円 32回
30万円以下 月々11,000円 36回
40万円以下 月々11,000円 53回
50万円以下 月々13,000円  58回
100万円以下 月々26,000円 53回

Q毎月の返済日は選択できる?
A

基本的に選択できます。
給料日などに合わせて自分の好きなタイミングに合わせることが可能です。
ただ金融機関によっては毎月、5日・20日・月末から選択するといったケースもあります。