住宅ローンとセットではなくなった火災保険、みんなの選び方は?

住宅ローン借り入れ時に契約する銀行や不動産会社などが指定する火災保険に強制加入するのが一般的でした。現在は住宅ローンを借り入れ時にも自分で選んだ火災保険に加入できるケースが多くなりましたので、マイホームを購入した方々が実際どのように火災保険を選ぶのか、アンケートを取ってみました。
住宅ローンと同時期に安くない金額を支払い続けることになる火災保険、みんなが選んだポイントは?

目次

火災保険と住宅ローンの関係

一般的に住宅ローンは、他のローンと比べると長期に渡ってローンを組む人が多いです。
ローンの返済をしている最中に、家が火事や災害で全焼したり壊れたりすることもあるかも知れません。この時保険に入っていなかったら、家や土地を担保にお金を融資している金融機関は債権を保全することができなくなってしまいます。
また借主は、住む家がなくなると同時にローンの返済が残った状態になります。さらに隣家から出た火で自宅が火事になった場合、重大な過失がない場合は損害賠償請求ができないことが法律で定められています。

このように火災保険は、お金を融資する金融機関とお金を融資される住宅購入者が、どちらも困ることがないようにかかる保険といってよいでしょう。

火災保険の選び方

それでは、早速みなさんがどのように火災保険を決めたのか見ていきましょう!

【質問】
住宅購入時、火災保険はどのように加入しましたか?

【回答数】
不動産会社・ハウスメーカーから紹介された会社:36
ダイレクト火災保険(ネット完結):23
比較サイト経由:19
保険ショップやインターネットなどで自分で探した:8
銀行からの紹介:7
家族・友人・知人の紹介:6
覚えていない:1

半数近くは勧められるままに、火災保険に加入!

・自分たちではどのようにしたらよいのか、どこへ行ったらいいのかも分からなかったので、住宅ローンを借りた銀行から紹介された保険会社を選びました。(30代/女性/パートアルバイト)

・会社から勧められた。自分には何がいいか分からないけど、勧められたらしょうがない。(30代/男性/会社員)

・銀行の人が手配してくれた書類にそのままサインしました、無知だったのでほとんど言いなりでした。(30代/女性/会社員)

・保険はよくわからないので、言われるがままに紹介された保険会社と契約をした。(30代/女性/会社員)

・いろんな手続きが必要な中、面倒臭くて言われるがままに入ってしまった。(20代/女性/専業主婦)

住宅ローンでのマイホーム購入者の半数は補償内容も保険金額もよく分からない火災保険に加入している、という結果となりました。

マイホーム選びは、想像以上に時間も体力も必要なもの。希望する地域の下調べをしたいし、多くの物件を実際に見た上で比較したいし、購入にかかる諸費用や住宅ローンから税金のことなども調べたい。考えることも決めることもやることも、次から次へと山のように出てきます。

火災保険は今まで聞いたことがあっても、加入経験のある方はほとんどいないはず。何だか難しそうで分からないし、言うとおりにすれば良いならそうしよう!・・・そんな気持ちで決めてしまったのかもしれません。

火災保険のお見積りはこちら

自分に合う補償や保険料の火災保険は、自分で比較検討して選ぶ!

・火災保険は重要なので、お仕着せの保険を安易に選ぶのではなく、自分たちで考えてカスタマイズしたかったからです。

保険料はもちろんですが、地震保険や家財の補償をつけたりして、アフターフォローについても確認しました。

・住宅の購入時は、とにかくお金がかかるので、しっかり検討するべきだと思います。(50代/女性/専業主婦)

・予め決められていた保険ショップだと向こうの言い値で付けられるから、インターネットなどで自分で探した。(30代/男性/会社員)

・自分の家にピッタリ合う補償を選びたかったので、無料一括見積のサイトで複数の保険会社から選出した。(40代/女性/専業主婦)

・不動産会社から紹介された会社も検討しましたが自分に適した補償内容の火災保険を検討したかったのでインターネットを利用して調べました。(60代/女性/自営業(個人事業主))

火災保険について自分で調べた方々は、不動産会社などから紹介された保険ではなく自分で探した保険に加入したことがわかりました。

火災保険も住宅ローン同様によく理解して比較検討したい、自分に合う補償内容や保険料にカスタマイズしたい、という高い意識のある方も、やはり物件調査その他に追われて多忙だったはず。

インターネットや無料一括見積サイトを利用して比較検討する方法が、限られた時間の中での効率良い調査と比較検討、そしてベストな選択を可能にした重要ポイントかもしれません。

火災保険のお見積りはこちら

火災保険も、比較検討して選ぶのが正解!

火災保険は、何も知らなくても不動産会社や銀行が紹介してくれる会社の言われるがままにすれば大丈夫!みんながそうしているし、一番楽なことは間違いないと思いますが・・・、それは本当に良い判断でしょうか。

長年支払い続ける保険料を他社の火災保険と比べてみたら、かなり割高かもしれません。万が一隣家の火災から自分の家にも延焼が及んだ時、火災保険が保証するのは家本体だけで、家財の補償はゼロかもしれません。
たくさんの補償内容の中に、ご主人の生命保険と重複して無効となり、無意味に保険料を高くするだけの項目があるかもしれません。

住宅ローンの陰で見落としがちな火災保険も比較して、賢い判断をしたいものですね。

調査地域:全国
調査対象:年齢不問・男女
調査期間:2020年10~2021年9月
有効回答数:100サンプル

火災保険のお見積りはこちら

執筆者紹介

マネーライフ本舗 編集部

住宅ローンをはじめとした住宅購入に役立つ情報をお届けしています。また住宅ローンの一括仮審査申し込み・火災保険の見積もりサービスもございますので、ぜひご利用ください!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次