火災保険に加入するのに必要な書類

新しく火災保険に加入したり、火災保険の見直しをしたいとなった時にどんな書類が必要なのか知っていますか?
見積もりや契約の段階でどのような必要書類を提出するべきなのか、一戸建てとマンションで違いがあることについてもご紹介します。

目次

火災保険の保険金額を見積もる際に必要な情報

火災保険の見積もり段階で必要な情報は建物の所在地・建物の構造(柱など)と面積(延べ床面積)・建築年月日になります。
家の構造や立地により保険金額が大きく変わります。
これらの情報を確認するには建築確認済み証・建築確認申請書(第一面から第五面)・建物登記簿謄本(別に外壁を確認出来る書類が必要)・不動産売買契約書・建設住宅性能評価書・検査済み証・図面・仕様書などになります。
資料によって記載されている内容も違いますし、全ての情報を一つの資料で網羅出来るとは限りません。そのため、予め見積もり依頼する保険会社に確認しておくと良いでしょう。
建築中や建築直後の場合にまだ発行されない書類もありますので、どのタイミングで見積もりをしたら良いのかも重要なポイントです。見積もりを依頼するタイミングは、余裕を持ち引き渡しの3か月前~1か月前ぐらいに行うことをおススメします。引き渡しに間に合うように加入手続きを完了させましょう。

火災保険のお見積りはこちら

火災保険に加入する際に必要な書類~一戸建ての場合~

一戸建ての場合の火災保険加入申し込みで提出する必要書類は、大まかに柱や構造・延べ床面積を確認出来る書類と耐火建築物・準耐火建築物・省令準耐火建築物の何れかを証明する書類になります。
自分で準備出来ない書類などは建築会社やハウスメーカーで用意出来るかどうか問い合わせてみましょう。建物登記簿謄本では外壁の構造を確認出来ませんが、建築確認申請書(第一面~五面)なら耐火建築物(準耐火建築も含む)の確認も可能です。
また地震特約に加入するなら建築年数・耐震等級・免振建築物・耐震診断のいずれかの資料が別に必要になり、長期優良住宅認定証などを提出すると割引対象になります。口座振替用紙などは保険会社で準備してもらえますが、印鑑などを忘れないようにしましょう。

・建築確認申請書
・建築確認済証
・検査済証
・建物登記簿謄本・抄本
・建築住宅性能評価書
・全部事項証明書
・設計書・仕様書・パンフレット・図面
・銀行口座、印鑑

火災保険に加入する際に必要な書類~マンションの場合~

一戸建てと違いマンションで火災保険に加入する際の必要書類は、柱などの構造と専有部分の面積が記載された資料になります。
重要事項説明書・売買契約書・登記簿謄本又は全部事項証明書の提出を求められるケースがほとんどです。
大半は見積もりの段階で提出する書類なので、契約時には必要な書類は口座振替用紙などになります。加入の際にはマンション以外に一戸建てでも告知義務があり、他の火災保険への加入の有無などを確認されますので、正直に答えましょう。パンフレットなども参考資料になるので新築で購入した場合は保管しておくことが望ましいです。
地震特約も加入出来ますが、地震保険は割引を受けられる可能性が高いので耐震等級や免振建築物などの割引を受けるには建設住宅性能評価書などを提出します。

・重要事項説明書
・全部事項証明書
・売買契約書
・銀行口座、印鑑

地震保険に加入する際に必要な書類

火災保険に加入する際に地震保険も併せて加入する方も多いと思います。地震保険では、割引条件を満たしていれば割引が適用されます。割引の種類は4種類あり、条件をクリアしている割引の中から1つ選択することが出来ます

割引内容割引条件割引率
建築年割引 1981年6月以降に建築された建築物10%
耐震等級割引耐震建築物10%,30%,50%
免震建築物割引免震建築物 50% 
耐震診断割引国の定めた耐震基準をクリアしている建築物10%

続いて、割引を受ける際に必要な書類を確認しましょう。

●建築年割引 
└「建物登記簿謄本」「建築確認書」「重要事項説明書」

●耐震等級割引、免震建築物割引
└「建設(設計)住宅性能評価書」「現金取得者向け新築対象住宅証明書 」「技術的審査適合証」(長期優良住宅)
「共用部分検査・評価シート」「住宅性能証明書」「認定通知書」「適合証明書」(フラット35S)
「耐震性能評価書(耐震等級割引)」

●耐震診断割引

└「耐震診断の結果により、国土交通省の定める基準に適合することを地方公共団体、建築士などが証明した書類」
「耐震診断または耐震改修の結果により、減税措置を受けるための証明書」

火災保険の保険金を請求する際に必要な書類

火災保険に加入した後に自然災害や火災等で家になにか起きた際は、保険金を受け取ることができます。
その際に必要な手続きや書類を見ていきましょう。
※手続きや必要書類は保険会社により異なる場合もございます。

災害や事故があった際は、まず保険会社へ連絡をします。その際にお名前、保険証券番号、事故発生の日時・場所、損害の程度、ご連絡先等を聞かれる可能性がありますので準備しておきましょう。

②保険金のお支払いに向けて、損害状況のご確認等の詳しい確認や場合によっては現場の立合いを行います。

③確認後、必要書類の提出をします。


・保険金請求書..保険会社指定のフォーム

・損害箇所の写真..損害箇所が分かるよう複数枚準備

・事故内容報告書..事故の内容を詳細に報告する書類。保険会社から送付。

・修理見積書..修理会社に依頼し、金額の内訳等詳細に記載してもらう

・損害明細書..損害を受けた家財の明細等を詳細に記入。保険会社指定のフォーム

・建物登記簿謄本..建物の所有者確認の為の書類

まとめ

火災保険に加入する際~実際に災害が起きた際に準備する書類をご紹介しました。
いずれも不動産会社や保険会社等から受け取った様々な書類が必要となるため、紛失しないようまとめて保管しておくとよいでしょう。
引き渡しの3か月前くらいから、どこの保険会社にするかを検討し、いくつかの見積もりを取得することをおススメします。

火災保険のお見積りはこちら
執筆者紹介

マネーライフ本舗 編集部

住宅ローンをはじめとした住宅購入に役立つ情報をお届けしています。また住宅ローンの一括仮審査申し込み・火災保険の見積もりサービスもございますので、ぜひご利用ください!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次