火災保険の年払いと長期一括払いはどっちがお得?

火災保険は、火災による損害だけでなく、洪水や台風などでの被害が家に及んだ時にも補償される場合があります。
近年自然災害も増えているため、万が一の時に備えて火災保険に入っておくことが必要です。火災保険の支払い方法には年払いと長期一括払いがあります。
今回は、双方のメリット、デメリットを紹介していきます。

住宅ローンと火災保険

住宅本舗 編集部

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火災保険の年払いのメリット・デメリット

年払いとは、1年ごとに保険料を払う方法です。1年分の保険料をまとめて払う方がほとんどですが、「月払い」の選択が可能な保険会社もあります。

メリット デメリット
●1年毎に契約更新する為、新しいプランが出た際に補償内容の見直しが出来る
●一度に出る出費が少ない
●長期一括払いに比べて、年払いは保険料が割高になる傾向がある
●契約更新の手続きを忘れてしまうと、火災保険をかけ忘れるといったリスクがある

火災保険の長期一括払いのメリット・デメリット

長期一括払いとは、火災保険に加入する際に選択したプランの費用(5年分、10年分などの契約期間の分の保険料)を一括で支払っておく方法です。

メリット デメリット
●保険料が割安になる場合がある(※詳細は図を参照)
●一度に保険料を支払うため、契約満了までは火災保険の掛け忘れがない
●契約期間中に保険料が値上がりしても、影響を受けない
●補償内容の見直しをするタイミングが減る
●初期費用が高額になる

保険料を長期一括払いにすることで、契約期間に応じて長期割引が適用されます。 下記図をご覧いただくと、保険期間10年の場合、長期係数は8.2となっています。これは8.2年分の保険料で、10年間の火災保険に加入できるということになります。

保険期間 1年 2年 3年 4年 5年 6年 7年 8年 9年 10年
長期係数 0.00 1.85 2.7 3.5 4.3 5.1 5.9 6.7 7.45 8.2
割引率 なし 7.5% 10.0% 12.5% 14.0% 15.0% 15.7% 16.3% 17.2% 18.0%

表は左右にスクロールできます。

火災保険の年払いと長期払いの保険料の違い (試算例あり)

長期の方が保険料が割安になることは上述しましたが、実際年払いと長期払いではどのくらい差があるのでしょうか。

下記の試算一例を基に説明していきます。

■算出条件
プラン:東京海上日動 Total assist 住まいの保険 I.
地震保険:なし
水災補償:あり
建物:新築戸建て住宅
所在地:東京都
建物構造:木造(省令準耐火など:T構造)
建物保険金額:2,500万円
家財保険金額:1,000万円

※しっかり更新特約付帯 ※5年以下の場合

保険期間 1年あたりの保険料 10年の保険料
1年毎更新 26,810円 268,100円
10年契約 24,273円 242,730円

このように、1年毎に契約更新をするよりも長期契約をすることで、1年あたりの保険料がお得になることが分かります。

火災保険でみんなが選択している保険期間

実際住宅物件を所有している方はどの保険期間を選択しているのか見てみましょう。 ※「2019年度版_損害保険料率算出機構統計集」より抜粋

期間 1年未満 1年 2年 3年 4年 5年 6年 7年 8年 9年 10年 その他
件数割合 0.19% 25.86% 18.36% 2.98% 0.11% 43.87% 0.10% 0.01% 0.01% 0.01% 8.05% 0.47%

表は左右にスクロールできます。

一番多く選択されているのが5年(43.87%)ということが分かります。
長期割引も適用され、ライフプランの見通しも立てやすいことから選択のしやすい保険期間と言えるのかもしれません。続いて、1年(25.86%)、2年(18.36%)が多く選択されています。
短期での契約となるため、新なプランを選択/変更できること、ライフプランの再設計がしやすい等で選択されているようです。
次いで選択されているのが長期の10年(8.05%)となります。
こちらは一番割引率が多くなるため、費用面を重視している方に多く選択されています。

ご自身や家庭の生活プランに合わせて保険期間を決めていくことが大切です。

火災保険を途中解約する場合の保険料

長期割引があるため、長期での契約を検討している方も多いと思います。
長期契約した場合、契約期間中に保険の見直しや引っ越し等で火災保険を解約することになる場合もあります。
解約した場合、支払った保険料はどうなるのでしょうか。

火災保険を解約する場合、自身で担当代理店又は保険会社に解約の連絡が必要です。
解約するタイミングを決めると、解約返戻金として残りの契約期間の保険料が戻ってきます。(金額は保険会社によって差があります)
解約返戻金は、契約時保険料×解約返戻率を基に算出され、金額は保険会社やプランによって異なりますが、
基本的には、未経過の期間分の保険料に近い金額が返戻されると思ってよいでしょう。
尚、月割となるため、満期まで1ヶ月未満の場合は、基本的に解約返戻金はありません。

また、火災保険と同様地震保険も途中解約をすることが出来ます。
地震保険も解約返戻金がありますが、火災保険とは違い、どの保険会社も同一の返戻率となっています。

※地震保険の保険始期日が2019年1月1日~の場合(%は返戻率)

経過年数/経過月数 契約期間
2年契約 3年契約 4年契約 5年契約
0年 1年 0年 1年 2年 0年 1年 2年 3年 0年 1年 2年 3年 4年
1ヶ月まで 0.91 44 94 62 30 96 71 47 23 96 77 58 38 18
2ヶ月まで 87 40 92 59 27 94 69 45 21 95 75 56 36 17
3ヶ月まで 84 36 89 57 24 92 67 43 18 93 74 54 35 15
4ヶ月まで 80 32 86 54 22 90 65 41 16 92 72 53 33 13
5ヶ月まで 76 28 84 51 19 88 63 39 14 90 71 51 31 12
6ヶ月まで 72 24 81 49 16 86 61 37 12 88 69 49 30 10
7ヶ月まで 68 20 78 46 14 84 59 35 10 87 67 48 28 8
8ヶ月まで 64 16 75 43 11 82 57 33 8 85 66 46 26 7
9ヶ月まで 60 12 73 41 8 79 55 31 6 84 64 44 25 5
10ヶ月まで 56 8 70 38 5 77 53 29 4 82 62 43 23 3
11ヶ月まで 52 4 67 35 3 75 51 27 2 80 61 41 21 2
12ヶ月まで 48 0 65 32 0 73 49 25 0 79 59 40 20 0

表は左右にスクロールできます。

このように、火災保険も地震保険も解約した場合はきちんと未経過分の保険料が返戻されます。
引っ越し時等に、解約の申し出を忘れて損をしてしまうことのないように、解約の手続きを行うことが重要です。

まとめ

支払方法とは別に、払込方法も保険会社によって、口座振替、クレジットカード払、払込票払等が選択できます。
火災保険の保険料や支払方法、補償内容は、保険会社によっても異なるため、
各保険会社を比較して加入することをお勧めします。
自分ではどの火災保険に入ればいいか分からない!と言う方は一括見積もりして比較・検討してみて下さい。

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