【2026年最新】「新NISAやめとけ」は本当?初心者が後悔しない判断基準と始め方を徹底解説

新NISAやめとけは本当?

「新NISAって本当に始めていいの?」「ネットで"やめとけ"って書いてあるけど大丈夫?」「2024年8月には株価が暴落したって聞いて怖くなった...」

このような不安を抱えている方は、決して少なくないのではないでしょうか。SNSやネット上では「新NISAはやめとけ」「デメリットしかない」といった声も見かけますよね。

結論からお伝えすると、新NISAは万人向けの制度ではありませんが、長期的な資産形成を目指す多くの方にとって非常に有利な制度です。「やめとけ」という声の多くは、制度への誤解や短期的な視点に基づくものであり、正しい知識を持てば冷静に判断できるようになります。

本記事では、以下の情報を詳しく解説していきます。

本記事で分かること
  • 「新NISAやめとけ」と言われる7つの理由とその真実
  • 旧NISAと新NISAの違いを数字で徹底比較
  • 年代別(20代〜60代)の賢い活用法と具体的な商品例
  • 失敗しないための証券会社選びと始め方

ぜひ最後までお読みいただき、あなたにとって新NISAが本当に必要かどうか、ご自身で判断できるようになっていただければ幸いです。

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目次

【結論】新NISAは「やめとけ」ではなく「人による」が正解

新NISAについて「やめとけ」という意見と「絶対やるべき」という意見が両方あるのは、実は当然のことなのです。なぜなら、投資は個人の状況によって向き不向きがあるからです。ここでは、新NISAをやめた方がいい人と始めた方がいい人の特徴を明確にお伝えしていきます。

新NISAをやめた方がいい人の5つの特徴

金融庁のNISA特設サイトでも説明されているように、NISAは「長期・積立・分散」投資を前提とした制度です。以下に該当する方は、新NISAを始める前に慎重に検討されることをおすすめいたします。

1. 生活防衛資金がない方

投資は余剰資金で行うことが大原則です。一般的に、生活費の3〜6ヶ月分は「生活防衛資金」として、いつでも引き出せる預貯金で確保しておくことが推奨されています。この資金がない状態で投資を始めてしまうと、急な出費があった際に損失が出ているタイミングで売却せざるを得なくなる可能性があります。

2. 1〜2年以内に使う予定のお金で投資しようとしている方

結婚資金、住宅購入の頭金、子どもの入学金など、近い将来に確実に使う予定のあるお金は投資に回すべきではありません。投資には価格変動リスクがあるため、必要なタイミングで元本割れしている可能性があるからです。

3. 元本割れが絶対に許容できない方

投資である以上、一時的に元本を下回る可能性は常にあります。2024年8月の日経平均株価の暴落のように、短期間で大きく価値が下がることもあり得ます。このような状況に精神的に耐えられない方は、投資よりも定期預金や個人向け国債などを検討されるのが良いでしょう。

4. すぐに大きな利益を得たい方

新NISAは短期間で大きな利益を狙う制度ではありません。「半年で資産を2倍にしたい」といった期待を持っている方には向いていません。デイトレードや短期売買で利益を狙いたい方は、新NISAよりも通常の証券口座の方が適しています。

5. 投資の勉強をする気が全くない方

「誰かに任せておけば勝手に増える」と考えている方は要注意です。もちろんインデックス投資など手間のかからない投資方法もありますが、最低限の知識は必要です。投資判断を全て他人任せにしてしまうと、不適切な商品を購入してしまったり、詐欺被害に遭ったりするリスクもあります。

新NISAを始めた方がいい人の5つの特徴

一方で、以下のような方には新NISAは非常に有効な制度といえます。長期投資を行う個人投資家の多くが資産形成に成功していることが報告されています。

1. 10年以上の長期で資産形成を考えている方

新NISAの最大のメリットは「非課税保有期間が無期限」になったことです。つまり、10年、20年、30年と長期で保有し続けても、運用益に税金がかからないのです。長期投資を前提としている方には、この税制優遇のメリットを最大限享受できます。

2. 老後の生活費に不安を感じている方

年金だけでは老後の生活費が足りないのではないかと不安に感じている方には、新NISAでの資産形成が有効な選択肢となります。毎月コツコツと積み立てることで、将来に向けた資産を非課税で増やしていくことができます。

3. インフレ(物価上昇)から資産を守りたい方

2024年11月の消費者物価指数は前年同月比2.7%と、物価上昇が続いています。預貯金だけでは物価上昇に追いつかず、実質的な資産価値が目減りしてしまう可能性があります。投資によってインフレ率を上回るリターンを目指すことで、資産の実質的な価値を守ることができます。

4. 毎月少額から始めたい方

新NISAのつみたて投資枠では、月100円から積立投資を始められる証券会社もあります。「まとまったお金がないから投資は無理」と思っている方でも、少額からスタートできるのが新NISAの魅力です。

5. 将来のライフイベントに備えたい方

子どもの教育費、住宅購入、介護費用など、将来の大きな出費に備えたい方にも新NISAは適しています。10年以上先の目標であれば、価格変動のリスクを時間で分散しながら資産を増やしていくことができます。

【比較表】新NISAが向いている人・向いていない人の判断基準

以下の表を参考に、ご自身がどちらに当てはまるか確認してみてください。

判断項目 向いている人 向いていない人
投資期間 10年以上の長期投資ができる 1〜2年で結果を出したい
資金の性質 余剰資金がある 生活費や近い将来使うお金
リスク許容度 一時的な元本割れを受け入れられる 元本割れが絶対に嫌
投資目的 老後資金・教育資金などの長期目標 短期間で大きく増やしたい
学習意欲 最低限の勉強をする意思がある 全く勉強する気がない
生活防衛資金 3〜6ヶ月分の貯蓄がある 貯蓄がほとんどない

3つ以上「向いている人」に該当する方は、新NISAを前向きに検討されても良いでしょう。逆に「向いていない人」に3つ以上該当する方は、まず家計の見直しや貯蓄の確保から始めることをおすすめします。


「新NISAやめとけ」と言われる7つの理由を徹底検証

ネット上で「新NISAはやめとけ」と言われている理由には、もっともな指摘もあれば、誤解に基づくものもあります。ここでは代表的な7つの理由を取り上げ、それぞれの真偽を検証していきます。

理由1:元本割れのリスクがある

「投資は怖い」「損をするかもしれない」という不安は、投資を始める上で最も多く聞かれる声のひとつです。確かに、新NISAで購入できる株式や投資信託には価格変動があり、一時的に投資した金額を下回る「元本割れ」が起こる可能性があります。

これは紛れもない事実であり、「絶対に損をしない」とは言えません。

しかし、重要なのは投資期間と分散投資です。金融庁の試算によると、国内外の株式・債券に分散投資した場合、保有期間20年では元本割れする確率が大幅に低下するというデータがあります。短期的な価格変動に一喜一憂するのではなく、長期的な視点で運用することがリスク軽減の鍵となります。

結論:事実だが、長期・分散投資でリスクは軽減できる

理由2:損益通算・繰越控除ができない

これは新NISAの制度上の特徴として、正しい指摘です。通常の証券口座(特定口座・一般口座)では、ある銘柄で損失が出た場合、他の銘柄の利益と相殺して税負担を軽減できる「損益通算」や、損失を翌年以降3年間繰り越せる「繰越控除」が利用できます。

しかし、新NISA口座ではこれらの制度が適用されません。NISA口座で発生した損失は、他の口座の利益と通算することができないのです。

ただし、この点は「デメリットがある」というよりも、「そもそもNISAは利益が出ることを前提とした非課税制度」という性質を理解することが大切です。長期投資で利益を出すことを目指す制度であるため、損失が出た場合の救済措置がないのは制度設計上やむを得ない面があります。

結論:事実。ただし長期投資で利益を出すことを前提とした制度設計

理由3:投資できる商品が限定されている

新NISAで投資できる商品には一定の制限があります。特につみたて投資枠では、金融庁が定めた基準を満たした投資信託に限定されています。2024年1月時点で281本の商品が対象となっており、信託期間20年未満の商品や毎月分配型の投資信託、高レバレッジ型の商品などは除外されています。

一見するとデメリットに思えますが、実はこれはメリットでもあります。金融庁が「長期・積立・分散投資に適している」と認めた商品だけが対象となるため、初心者が不適切な商品を選んでしまうリスクが軽減されているのです。

成長投資枠では、上場株式やETF、REITなども購入可能で、より幅広い選択肢があります。ただし、整理・監理銘柄などは除外されています。

結論:事実だが、初心者保護の観点からはメリットでもある

理由4:短期で利益を出すには向かない

新NISAは「長期・積立・分散」投資を前提とした制度です。デイトレードや数ヶ月での売買を繰り返すような短期投資には適していません。年間投資枠の上限(つみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円)もあるため、頻繁に売買を繰り返すと枠を使い切ってしまいます。

楽天証券の説明によると、売却した場合は翌年以降に枠が復活しますが、年間投資枠を超えて再投資することはできません。短期売買を主な投資スタイルとしている方には、通常の証券口座の方が適しています。

結論:事実。新NISAは長期投資向けの制度

理由5:専門家(森永卓郎氏・荻原博子氏など)が警鐘を鳴らしている

テレビや書籍で活躍する経済評論家の中には、新NISAに対して慎重な意見を述べている方もいます。故・森永卓郎氏は株価水準について「バブル状態」と指摘し、慎重な姿勢を示していました。また、荻原博子氏も新NISAの「落とし穴」について警鐘を鳴らしています。

これらの専門家の意見は、「投資には必ずリスクがある」「相場のタイミングによっては損失が出る可能性がある」という点では正しい指摘です。ただし、専門家の間でも意見は分かれており、長期投資の有効性を支持する専門家も多数存在します。

重要なのは、一人の専門家の意見だけを鵜呑みにするのではなく、様々な視点から情報を集め、最終的には自分自身で判断することです。

結論:専門家の意見は参考にしつつ、自分で判断することが大切

理由6:2024年8月の株価暴落で損失を出した人がいる

2024年8月、日経平均株価は歴史的な暴落を記録しました。8月2日と5日の2日間で6,668円も下落し、8月5日の下落幅は4,451円と過去最大を記録しました。これは1987年のブラックマンデー翌日の下げ幅(3,836円)をも超える歴史的な出来事でした。

この暴落で新NISAを始めたばかりの投資家の中には、大きな含み損を抱えた方もいました。SNSでは「新NISAを始めなければよかった」という声も見られました。

しかし、注目すべきはその後の株価回復です。暴落翌日の8月6日には過去最大の上昇幅(3,217円)を記録し、その後も徐々に回復。8月23日には暴落前の水準まで戻りました。慌てて売却した人は損失が確定しましたが、保有し続けた人は回復の恩恵を受けられたのです。

結論:事実だが、長期投資では一時的な暴落を乗り越えることが重要

理由7:制度が複雑でわかりにくい

新NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つの枠があり、それぞれ年間投資上限額や対象商品が異なります。さらに、非課税保有限度額(1,800万円)の管理方法、売却後の枠の復活ルールなど、理解すべき点が多いのは事実です。

ただし、基本的な仕組みさえ理解すれば、実際の運用は難しくありません。特につみたて投資枠を使った積立投資であれば、一度設定すれば自動的に買付が行われるため、日々の手間はほとんどかかりません。

結論:確かに複雑だが、基本を理解すれば運用は簡単


【徹底比較】旧NISAと新NISAの違いを数字で解説

「旧NISAと新NISAは何が違うの?」という疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。ここでは、具体的な数字を挙げながら両者の違いを明確にしていきます。2024年から始まった新NISAは、旧NISAから大幅にパワーアップしており、より多くの方が活用しやすい制度となっています。

年間投資枠:旧NISA40万円/120万円→新NISA360万円へ大幅拡大

旧NISAの年間投資枠は、つみたてNISAが40万円、一般NISAが120万円でした。しかも、両者を併用することはできず、どちらか一方を選ぶ必要がありました。

新NISAでは、この制限が大きく緩和されました。つみたて投資枠は120万円(旧NISAの3倍)、成長投資枠は240万円(旧NISAの2倍)となり、両枠を併用することで年間最大360万円まで非課税で投資できるようになったのです。

例えば、毎月10万円ずつ積立投資を行う場合、旧つみたてNISAでは年間40万円の上限に4ヶ月で到達してしまいましたが、新NISAのつみたて投資枠なら12ヶ月間継続して投資できます。

非課税保有期間:旧NISA20年/5年→新NISAは無期限に

旧NISAでは、非課税で保有できる期間に制限がありました。つみたてNISAは購入から20年間、一般NISAは5年間でした。期間が終了すると、売却するか課税口座に移管するかを選択する必要があり、運用計画を立てる上で大きな制約となっていました。

新NISAでは非課税保有期間が無期限となりました。これにより、20年、30年、あるいはそれ以上の超長期投資が可能になり、複利効果を最大限に活かした資産形成ができるようになったのです。

この変更は、老後資金の準備を考えている方にとって特に大きなメリットです。30代から始めて60代、70代まで非課税で運用し続けることができるため、時間を味方につけた資産形成が実現できます。

非課税保有限度額:旧NISAなし→新NISA1,800万円の生涯枠

旧NISAでは、実質的な非課税保有限度額は、つみたてNISAが800万円(40万円×20年)、一般NISAが600万円(120万円×5年)でした。また、一度売却するとその枠は復活しませんでした。

新NISAでは生涯で1,800万円まで非課税で保有できるようになりました。さらに、売却した場合は翌年以降に枠が復活するという画期的な仕組みが導入されました。

例えば、100万円で購入した投資信託を120万円で売却した場合、翌年以降に100万円分(購入時の簿価)の枠が復活します。これにより、ライフイベントに合わせて資産を引き出しながらも、非課税投資を継続できるようになりました。

つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能に

旧NISAでは、つみたてNISAと一般NISAのどちらか一方しか選べませんでした。積立投資をしながら個別株にも投資したい、という希望は叶えられなかったのです。

新NISAでは、つみたて投資枠と成長投資枠を併用できるようになりました。マネックス証券の説明にもあるように、例えば以下のような投資が可能です。

  • つみたて投資枠で毎月5万円のインデックスファンド積立
  • 成長投資枠で気になる個別株やETFを購入
  • ボーナス時に成長投資枠で追加投資

投資スタイルに合わせて柔軟に活用できるようになったことで、より多くの投資家のニーズに対応できる制度となりました。

【比較表】旧NISAと新NISAの制度比較一覧

項目 旧つみたてNISA 旧一般NISA 新NISA(つみたて投資枠) 新NISA(成長投資枠)
年間投資枠 40万円 120万円 120万円 240万円
非課税保有期間 20年間 5年間 無期限 無期限
非課税保有限度額 800万円 600万円 1,800万円(両枠合計)うち成長投資枠は1,200万円まで
併用 不可 不可 可能 可能
枠の再利用 不可 不可 可能(翌年以降) 可能(翌年以降)
口座開設期間 2023年まで 2023年まで 恒久化 恒久化
対象年齢 18歳以上 18歳以上 18歳以上 18歳以上

このように、新NISAは旧NISAから大幅にパワーアップした制度です。「やめとけ」という声の中には、旧NISAの制限を前提とした古い情報も含まれている可能性があります。新NISAの正確な制度内容を理解した上で、ご自身の判断材料にしていただければと思います。


新NISAを始めないことで起こる「やらないリスク」とは

「新NISAをやめとけ」という声に注目しがちですが、実は「投資をしないこと」にもリスクがあるということをご存知でしょうか。ここでは、新NISAを始めないことで起こりうる「やらないリスク」について解説していきます。

物価上昇(インフレ)で預金の価値が目減りする現実

野村アセットマネジメントのレポートによると、2024年11月の消費者物価指数は前年同月比2.7%で、2022年4月以降、2%を超える物価上昇が継続しています。また、日本銀行も2%程度のインフレ目標を掲げています。

物価が毎年2%上昇し続けると、お金の価値はどうなるでしょうか。例えば、現在100万円で買えるものが、10年後には約122万円、20年後には約149万円必要になる計算です。つまり、銀行に預けたままの100万円は、10年後には実質的に約82万円の価値しかなくなってしまうのです。

現在の普通預金金利は0.1%程度(2024年時点で一部銀行)であり、物価上昇率を大きく下回っています。「元本保証だから安心」と思って預貯金だけにしていると、知らないうちに資産の実質的な価値が目減りしていく可能性があるのです。

老後2,000万円問題と年金だけでは足りない未来

2019年に話題となった「老後2,000万円問題」を覚えている方も多いのではないでしょうか。金融庁の報告書では、夫65歳・妻60歳の世帯が公的年金だけでは毎月約5万円が不足すると試算されました。30年間で計算すると約2,000万円の不足となります。

さらに、日経トレンディの報道によると、2024年の最新調査では夫婦世帯の赤字は月3.4万円となっています。インフレが続けば必要資金は3,000万円規模に膨らむという見方もあり、状況は決して楽観視できません。

年金制度も、少子高齢化の影響で将来的に給付水準が下がる可能性が指摘されています。マクロ経済スライドによる調整で、物価が上がっても年金額は同程度には増えないケースもあります。公的年金だけに頼らず、自助努力で資産を準備しておくことの重要性が高まっているのです。

30年間の資産形成シミュレーション(投資する場合・しない場合)

では、具体的に投資した場合としなかった場合でどれくらいの差が出るのでしょうか。楽天証券のトウシルのシミュレーションを参考に、毎月3万円を30年間積み立てた場合を比較してみましょう。

【預貯金のみの場合(年利0.1%想定)】

  • 元本:3万円×12ヶ月×30年=1,080万円
  • 30年後の総額:約1,096万円
  • 増えた金額:約16万円

【投資した場合(年利5%想定)】

  • 元本:3万円×12ヶ月×30年=1,080万円
  • 30年後の総額:約2,496万円
  • 増えた金額:約1,416万円

なんと、30年間で約1,400万円の差が生まれる計算になります。もちろん、投資には価格変動リスクがあり、この通りになる保証はありません。しかし、長期の分散投資では、歴史的に見てプラスのリターンが期待できることが多くのデータで示されています。

新NISAを活用すれば、この運用益に税金がかからないため、さらに有利に資産形成を進められます。通常の証券口座では、約20.315%の税金がかかりますが、NISAなら全額が手元に残るのです。

日本人の金融リテラシーと「投資しない」選択のコスト

日本は世界的に見ても「投資をしない国」として知られています。家計金融資産に占める現金・預金の割合は約50%以上で、アメリカ(約13%)やユーロ圏(約34%)と比較して非常に高い水準です。

この背景には、バブル崩壊の経験や、「投資は危険」という認識が根強く残っていることがあります。しかし、デフレからインフレへと経済環境が変化している今、「預貯金だけで安心」という常識は通用しなくなりつつあります。

「投資しない」という選択も、実はひとつの投資判断です。そして、インフレが続く環境では、「投資しない」ことのコスト(機会損失)は決して小さくありません。もちろん、投資には向き不向きがありますが、「知らないから」「怖いから」という理由だけで避けてしまうのは、もったいないことかもしれません。


【年代別】新NISAの賢い活用法と投資戦略

新NISAは、年齢やライフステージによって最適な活用法が異なります。20代と60代では投資に使える時間も、リスク許容度も、目的も大きく違いますよね。ここでは、年代別の賢い活用法と具体的な投資戦略をご紹介していきます。

20代〜30代:時間を味方につける長期積立戦略

20代・30代の最大の武器は「時間」です。長期投資では複利効果が大きな力を発揮します。若いうちからコツコツ積み立てることで、時間を味方につけた資産形成が可能になるのです。

おすすめの投資戦略:

20代・30代の方には、つみたて投資枠を中心とした積極的な資産形成をおすすめします。投資期間が30年以上確保できるため、一時的な価格変動を乗り越えて長期的なリターンを狙うことができます。

具体的には、全世界株式(オールカントリー)や米国株式(S&P500)に連動するインデックスファンドへの投資が人気です。eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)や、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)といった低コストのインデックスファンドは、多くの投資家に支持されています。

毎月の積立金額の目安:

手取り収入の10〜20%程度を目安に、無理のない範囲で積立を始めましょう。例えば、手取り25万円の場合、2.5万円〜5万円が目安となります。最初は少額から始めて、昇給や生活の安定に合わせて徐々に増額していくのも良い方法です。

まずは生活防衛資金(生活費の3〜6ヶ月分)を確保した上で、余剰資金を投資に回すことが大切です。結婚や住宅購入など近い将来のライフイベントを考慮して、投資可能な金額を設定してください。

40代:老後に向けたバランス型運用のすすめ

40代は、老後への準備を本格的に始める重要な時期です。子どもの教育費や住宅ローンなど支出が多い時期でもありますが、退職までの20〜25年間を有効活用することで、まだまだ十分な資産形成が可能です。

おすすめの投資戦略:

40代の方には、株式と債券をバランスよく組み合わせた運用をおすすめします。株式100%のポートフォリオよりも価格変動を抑えつつ、預貯金だけよりも高いリターンを目指すことができます。

つみたて投資枠では、バランス型ファンド(株式60%・債券40%など)や、全世界株式インデックスファンドを積み立てながら、成長投資枠では高配当株やREIT(不動産投資信託)などで分散投資を行うのも一つの方法です。

毎月の積立金額の目安:

収入に余裕があれば、つみたて投資枠の上限である月10万円を目指すのも良いでしょう。退職金や年金だけでは不安という方は、新NISAと併せてiDeCo(個人型確定拠出年金)の活用も検討してみてください。iDeCoは掛金が全額所得控除になるため、節税効果も期待できます。

教育費のピークと重なる場合は、無理をせず継続できる金額に設定することが大切です。投資は長く続けることが最も重要であり、途中でやめてしまっては効果が半減してしまいます。

50代〜60代:リスクを抑えた安定運用と出口戦略

50代・60代の方は、退職後の生活資金として資産を活用する時期が近づいています。そのため、若い世代よりもリスクを抑えた運用が求められます。ただし、人生100年時代と言われる今、60歳から30年以上の運用期間がある可能性もあります。

おすすめの投資戦略:

京都銀行のコラムでも解説されているように、50代・60代の方には安定性を重視した運用がおすすめです。債券の比率を高めたバランス型ファンドや、高配当株式ファンドなど、値動きが比較的穏やかな商品を中心に選びましょう。

成長投資枠では、配当金を受け取りながら保有できる高配当ETFや、インフラファンドなども選択肢として考えられます。定期的な配当収入は、退職後の生活を支える収入源のひとつになります。

また、この年代では「出口戦略」を意識することが重要です。いつ、どのように資産を取り崩していくかを計画しておくことで、必要なタイミングで焦って売却することを防げます。

毎月の積立金額と取り崩し計画:

退職が近い方は、新規の積立よりも、既存の資産をどう運用するかを考えることも大切です。退職金の一部を新NISAで運用する場合は、一度に全額投資するのではなく、数年かけて分散投資することでリスクを軽減できます。

年金受給開始後は、必要に応じて新NISA口座から資産を取り崩しながら、残りの資産は運用を継続するという方法もあります。取り崩し額が運用リターンを下回れば、資産寿命を延ばすことができるのです。

【比較表】年代別おすすめ投資スタイルと具体的な商品例

年代 投資スタイル リスク許容度 おすすめ商品例 毎月の積立目安
20代 積極運用 高い 全世界株式、米国株式インデックス 手取りの10〜20%
30代 やや積極運用 やや高い 全世界株式、先進国株式インデックス 手取りの10〜20%
40代 バランス運用 中程度 バランス型ファンド、全世界株式 5万〜10万円
50代 安定運用 やや低い バランス型、高配当株ファンド 3万〜5万円
60代以上 保守運用 低い 債券比率高めのバランス型、高配当ETF 状況による

※上記はあくまで一般的な目安であり、個人の状況によって最適な戦略は異なります。


初心者が新NISAで失敗しないための5つのポイント

新NISAを始めても、間違った方法で運用してしまっては期待した成果を得られません。ここでは、初心者の方が陥りやすい失敗を避けるための5つのポイントをお伝えします。これらを押さえておくことで、新NISAでの資産形成を成功に近づけることができるでしょう。

ポイント1:生活防衛資金を確保してから始める

投資を始める前に「生活防衛資金」を確保しておくことが非常に重要です。生活防衛資金とは、病気やケガ、失業など不測の事態に備えるためのお金で、一般的に生活費の3〜6ヶ月分が目安とされています。

生活防衛資金がない状態で投資を始めてしまうと、急な出費が発生した際に、含み損が出ているタイミングで投資資産を売却せざるを得なくなる可能性があります。そうなると、本来は長期保有で回復を待てたはずの損失が確定してしまいます。

まずは、いつでも引き出せる普通預金や定期預金で生活防衛資金を確保してから、それを超える余剰資金で投資を始めましょう。焦って投資を始める必要はありません。土台となる貯蓄をしっかり固めてから、投資という次のステップに進むことが大切です。

ポイント2:最初は少額(月1,000円〜)からスタートする

「投資を始めるにはまとまったお金が必要」と思っている方も多いかもしれませんが、新NISAのつみたて投資枠では、月100円から積立投資を始められる証券会社もあります。

初心者の方には、まず少額から始めることをおすすめします。その理由は以下の3つです。

  • 投資に慣れることができる:少額であれば、価格が下がっても精神的なダメージが少なく、冷静に市場を観察できます。
  • 失敗しても損失が限定される:万が一、商品選びを間違えても、少額なら致命的な損失にはなりません。
  • 継続しやすい:無理のない金額なら、長期間継続することができます。

最初の半年〜1年は月1,000円〜1万円程度で様子を見て、投資に慣れてきたら徐々に金額を増やしていくのが良いでしょう。「少額すぎて意味がない」と思うかもしれませんが、まずは投資を「習慣化」することが最も重要なのです。

ポイント3:インデックスファンド(eMAXIS Slim等)を選ぶ

初心者の方には、インデックスファンドへの投資をおすすめします。インデックスファンドとは、日経平均株価やS&P500などの市場指数(インデックス)に連動することを目指して運用される投資信託です。

金融庁の資料でも、長期・積立・分散投資の有効性が示されています。インデックスファンドは、以下のような特徴があります。

  • 低コスト:運用管理費用(信託報酬)が低く、長期投資に適している
  • 分散効果:1本で数百〜数千の銘柄に分散投資できる
  • わかりやすい:市場全体の値動きに連動するため、パフォーマンスが把握しやすい

特に人気があるのは、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」(通称オルカン)や「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」です。これらは信託報酬が年0.1%前後と非常に低く、多くの投資家に選ばれています。

アクティブファンド(ファンドマネージャーが銘柄を選んで運用するファンド)は、インデックスファンドを上回る成績を出すこともありますが、長期的に見るとインデックスファンドに勝てるアクティブファンドは少数派というデータもあります。初心者はまずインデックスファンドから始めるのが無難です。

ポイント4:暴落時に慌てて売らない「ほったらかし投資」の心得

2024年8月の株価暴落のような事態が起きたとき、最もやってはいけないことは慌てて売却することです。「下がったら怖くなって売る」→「株価が落ち着いたら投資を再開する」を繰り返すと、結果的に「高く買って安く売る」ことになってしまいます。

長期投資においては、価格の上下に一喜一憂しないことが大切です。「ほったらかし投資」という言葉がありますが、一度設定した積立投資を相場環境に関係なく淡々と続けることが、結果的に良い成績につながることが多いのです。

実際、2024年8月の暴落でも、売却せずに保有し続けた投資家は、その後の株価回復の恩恵を受けることができました。暴落時に売却した人は損失が確定してしまい、回復の恩恵を得られませんでした。

暴落が怖いという方は、以下のような心構えを持っておくと良いでしょう。

  • 投資は10年以上の長期で考える:1年や2年の短期的な上下は気にしない
  • 下落時は「安く買えるチャンス」:積立投資なら、下落時にも自動で購入するため、平均購入単価を下げる効果がある
  • 過去の暴落からの回復事例を知る:リーマンショックやコロナショックも、時間をかけて回復している

ポイント5:手数料の安いネット証券(SBI証券・楽天証券)を選ぶ

新NISAを始める際の証券会社選びも重要なポイントです。同じ投資信託を購入しても、証券会社によって手数料やサービスが異なります。特に長期投資では、わずかな手数料の差が最終的な資産額に大きな影響を与えます。

初心者の方には、手数料が安く、取扱商品が豊富なネット証券をおすすめします。当サイトのNISA口座対応証券会社おすすめランキングでも詳しく比較していますが、SBI証券や楽天証券は、以下のような点で優れています。

  • つみたてNISA対応投資信託が豊富:200本以上の選択肢
  • クレジットカード積立に対応:ポイント還元を受けながら積立可能
  • 手数料が安い:国内株式の売買手数料が無料のプランあり
  • 使いやすいアプリ・サイト:初心者でも操作しやすい

対面型の銀行や証券会社も選択肢としてはありますが、取扱商品が限られていたり、手数料が高めだったりするケースもあります。ただし、対面でのサポートを重視する方や、インターネットでの操作に不安がある方には、対面型の金融機関も選択肢となるでしょう。


新NISAを始めるおすすめ証券会社5選【2026年最新】

新NISAを最大限活用するためには、自分に合った証券会社を選ぶことが重要です。ここでは、2026年最新の情報をもとに、新NISAにおすすめの証券会社5社をご紹介します。

SBI証券:投資信託本数No.1・クレカ積立でポイント還元

SBI証券は、ネット証券最大手として多くの投資家に支持されています。新NISA対応の投資信託は業界最多クラスで、つみたて投資枠対応銘柄も豊富に揃っています。

三井住友カードでのクレカ積立に対応しており、カードの種類によって最大5%のポイント還元を受けることができます。貯まったVポイントは投資に使うこともできるため、効率的な資産形成が可能です。

国内株式の売買手数料も、1日100万円までなら無料のプランがあり、成長投資枠で個別株投資を考えている方にもおすすめです。初心者から上級者まで幅広い投資家のニーズに対応できる総合力の高い証券会社です。

楽天証券:楽天ポイント投資・初心者に優しいUI

楽天証券は、楽天経済圏を活用している方に特におすすめの証券会社です。楽天カードでのクレカ積立に対応しており、積立金額に応じて楽天ポイントが貯まります。

貯まった楽天ポイントは投資信託の購入に使えるため、ポイントで資産形成を始めることも可能です。「投資にお金を使うのは怖い」という方も、ポイントから始めれば心理的なハードルが下がるでしょう。

スマホアプリやWebサイトのデザインも見やすく、初心者でも直感的に操作できると評判です。楽天市場や楽天銀行など、楽天グループのサービスをよく利用する方にとっては、ポイント連携のメリットを最大限に活かせます。

マネックス証券:クレカ還元率1.1%・米国株に強い

マネックス証券は、クレジットカード積立のポイント還元率が1.1%と業界トップクラスです(マネックスカード利用時)。年会費無料のカードでこの還元率は非常に魅力的です。

また、米国株の取扱銘柄数が豊富で、成長投資枠で米国の個別株に投資したい方にもおすすめです。米国株の手数料も業界最安水準となっています。

「銘柄スカウター」という企業分析ツールも無料で利用でき、投資の勉強をしながら運用したい方にも適しています。独自の投資情報コンテンツも充実しているため、投資知識を深めたい方には良い選択肢でしょう。

松井証券:手厚いサポート・投信毎月現金還元

松井証券は、1918年創業の老舗証券会社で、サポート体制の充実度に定評があります。「株の相談窓口」では、専門スタッフに電話で相談することができ、初心者でも安心して投資を始められます。

特徴的なサービスとして、「投信毎月現金還元サービス」があります。投資信託を保有しているだけで、信託報酬の一部が現金で還元される仕組みで、長期保有のメリットをさらに高めてくれます。

また、25歳以下は国内株式の売買手数料が無料という特典もあり、若年層にもおすすめできる証券会社です。手厚いサポートを求める方、投資に不安がある方には特に適しています。

【比較表】主要ネット証券5社の新NISA対応比較

証券会社 つみたて投資枠対応銘柄 クレカ積立還元率 国内株手数料 特徴
SBI証券 200本以上 最大5% 1日100万円まで無料 総合力No.1、銘柄数最多
楽天証券 200本以上 0.5〜1% 1日100万円まで無料 楽天ポイント投資、使いやすいUI
マネックス証券 200本以上 1.1% 1日100万円まで無料 還元率最高、米国株に強い
松井証券 200本以上 - 25歳以下無料 サポート充実、投信現金還元
三菱UFJ eスマート証券(旧auカブコム証券) 200本以上 1% 1日100万円まで無料 au経済圏、Pontaポイント

※2026年1月時点の情報です。最新情報は各社公式サイトでご確認ください。

より詳しい証券会社の比較については、証券会社手数料おすすめランキングもぜひ参考にしてください。


新NISAに関するよくある質問(FAQ)

新NISAについて、よくいただく質問にお答えします。制度の理解を深める参考にしていただければ幸いです。

Q1. 新NISA口座は複数の証券会社で作れますか?

A: いいえ、NISA口座は1人につき1つの金融機関でしか開設できません。

金融庁のルールにより、NISA口座は1人1口座と定められています。複数の証券会社で同時にNISA口座を持つことはできないため、どの金融機関で開設するかは慎重に検討する必要があります。

ただし、金融機関の変更は可能です。年単位での変更となり、変更したい年の前年10月から当年9月末までに手続きを行う必要があります。変更する場合、変更前の金融機関で保有している商品は移管できず、そのまま保有するか売却するかを選択することになります。

Q2. 旧NISAから新NISAへのロールオーバーはできますか?

A: いいえ、旧NISAから新NISAへのロールオーバー(移管)はできません。

旧NISAと新NISAは別の制度として管理されます。旧NISAで保有している商品は、非課税期間終了まで旧NISAのルールで保有を継続するか、売却するか、課税口座に移管するかを選択することになります。

ただし、旧NISA口座で保有している商品は、新NISAの非課税保有限度額(1,800万円)とは別枠で管理されます。つまり、旧NISAで500万円保有していても、新NISAで1,800万円まで投資できるということです。

Q3. 新NISAで損失が出た場合、確定申告は必要ですか?

A: 新NISA口座での取引は、利益が出ても損失が出ても確定申告は不要です。

NISA口座で得た利益は非課税のため、確定申告の必要はありません。同様に、損失が出た場合も確定申告は不要です。ただし、NISA口座の損失は、他の口座の利益との損益通算や、翌年以降への繰越控除ができない点にはご注意ください。

なお、特定口座(源泉徴収あり)で投資している場合は、税金は自動的に徴収されるため、通常は確定申告不要です。確定申告が必要になるのは、一般口座で投資している場合や、損益通算・繰越控除を利用したい場合などです。

Q4. 新NISAはいつから始めるのがベストですか?

A: 長期投資を前提とするなら、「思い立ったときが始めどき」です。

「株価が下がったときに始めた方がいい」「今は高いから待った方がいい」と考える方もいらっしゃいますが、市場のタイミングを正確に予測することは、プロの投資家でも困難です。

長期の積立投資では、購入タイミングを分散することで、高値づかみのリスクを軽減できます。また、投資期間が長いほど複利効果が大きくなるため、早く始めた方が有利になる傾向があります。

待っている間に株価が上昇してしまえば、その分の機会損失になります。まずは少額から始めて、投資に慣れながら金額を増やしていくのが良いでしょう。

Q5. 楽天証券・SBI証券どちらがおすすめですか?

A: どちらも優れた証券会社ですが、利用しているサービスや重視するポイントによって選ぶと良いでしょう。

楽天証券がおすすめの方:

  • 楽天市場、楽天カード、楽天銀行などをよく利用する
  • 楽天ポイントを貯めたい・使いたい
  • シンプルで見やすいアプリを使いたい

SBI証券がおすすめの方:

  • 三井住友カードを持っている、または作る予定
  • 取扱銘柄数の多さを重視する
  • IPO投資にも興味がある

どちらを選んでも、新NISAでの資産形成には十分な機能が揃っています。迷ったら、普段よく使っているポイント経済圏で選ぶのもひとつの方法です。

Q6. 新NISAとiDeCoはどちらを優先すべきですか?

A: 一般的には、まず新NISAから始めることをおすすめします。ただし、個人の状況によって最適解は異なります。

新NISAを優先すべき方:

  • いつでも資金を引き出せる柔軟性を重視する
  • 住宅購入や教育費など、60歳前に使う可能性のある資金で運用したい
  • 所得税率が低い(所得控除のメリットが小さい)

iDeCoを優先すべき方:

  • 60歳まで資金を引き出さなくても良い
  • 所得税率が高く、掛金の所得控除メリットが大きい
  • 老後資金の準備が主な目的

両制度を併用できるため、余裕があれば両方活用するのがベストです。まずは新NISAで投資に慣れてから、iDeCoを検討するという順番でも良いでしょう。


まとめ:「新NISAやめとけ」に惑わされず、自分に合った判断を

ここまで、「新NISAやめとけ」と言われる理由とその真実、旧NISAとの違い、年代別の活用法などを詳しく解説してきました。最後に、この記事のポイントを整理しておきましょう。

投資初心者で長期運用したい方におすすめ:

SBI証券楽天証券でつみたて投資枠から開始

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)など低コストインデックスファンドを選ぶ
  • 月1,000円〜1万円の少額からスタート
  • 暴落時も慌てず、長期視点で継続

サポート重視の方におすすめ:

松井証券で電話相談を活用

  • 「株の相談窓口」で専門スタッフに相談できる
  • 投信毎月現金還元サービスで長期保有がお得

新NISAを始める前の3つの確認事項:

  1. 生活防衛資金は確保できていますか?
    生活費の3〜6ヶ月分を預貯金で確保してから始めましょう
  2. 10年以上の長期投資を前提にできますか?
    短期で結果を出したい方には新NISAは不向きです
  3. 一時的な元本割れを受け入れられますか?
    2024年8月のような暴落があっても、売らずに持ち続ける覚悟が必要です

「新NISAやめとけ」という声に惑わされる必要はありません。しかし、その声を完全に無視するのではなく、なぜそう言われているのかを理解した上で、自分自身で判断することが大切です。

新NISAは、正しく理解して活用すれば、長期的な資産形成の強い味方になります。一方で、向いていない人が無理に始めても、途中でやめてしまったり、損失を出してしまったりする可能性もあります。

この記事を参考に、あなたにとって新NISAが本当に必要かどうか、じっくり考えてみてください。そして、始めると決めたなら、長期・積立・分散の原則を守り、焦らずコツコツと資産形成を進めていただければと思います。


※本記事の情報は2026年1月時点のものです。手数料、還元率、制度内容などは変更される可能性がありますので、最新情報は各公式サイトでご確認ください。※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資は自己責任で行ってください。