【2026年最新】積立NISAおすすめ口座&銘柄15選!初心者〜上級者まで目的別に徹底解説
「積立NISAを始めたいけど、証券口座はどこを選べばいいの?」「銘柄がたくさんありすぎて、何を買えばいいか分からない...」
このような悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。2024年から始まった新NISAでは、つみたて投資枠の年間上限が120万円に拡大され、非課税保有限度額も1,800万円と大幅に増えました。制度が充実した一方で、「選択肢が多すぎて迷ってしまう」という声も増えています。
結論からお伝えすると、証券口座はSBI証券か楽天証券がおすすめで、銘柄はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)から始めるのが王道です。
ただし、投資経験やリスク許容度、ライフスタイルによって最適な選択は変わってきます。本記事では、以下の情報を詳しく解説していきますね。
- 積立NISAにおすすめの証券口座5社の徹底比較
- 初心者・中級者・上級者別のおすすめ銘柄15選
- 証券口座の開設方法(最短10分で完了)
- 積立NISAを始める前に知っておくべき注意点
証券口座開くならここ!
おすすめ証券会社TOP3
※複数の証券会社で口座開設しておくと、IPO当選確率アップやシステム障害時のリスク分散ができます
| 1位 | 2位 | 3位 |
|---|---|---|
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| SBI証券 | 松井証券 | 楽天証券 |
| ネット証券最大手 IPO取扱実績豊富 |
25歳以下手数料無料 老舗の信頼性 |
楽天ポイント投資可能 楽天経済圏でお得 |
| 手数料:日額0円 | 手数料:50万円/日まで無料 | 手数料:0円 |
| 取扱:1万銘柄以上 | 取扱:4千銘柄以上 | 取扱:5千銘柄以上 |
| 最低投資:100円~ | 最低投資:100円~ | 最低投資:100円~ |
| 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
【結論】積立NISAおすすめ口座&銘柄の比較表
まずは結論から見ていきましょう。「早く始めたいけど、細かいことは後で読みたい」という方のために、おすすめの証券口座と銘柄を一覧でご紹介します。
積立NISAにおすすめの証券口座TOP5
積立NISAを始めるなら、手数料の安さ、取扱銘柄の豊富さ、使いやすさの観点からネット証券を選ぶのがおすすめです。
| 順位 | 証券会社 | つみたて投資枠対応銘柄数 | クレカ積立還元率 | 最低積立金額 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | SBI証券 | 約230本 | 最大3.0% | 100円〜 | 総合力No.1、投信保有ポイントあり |
| 2位 | 楽天証券 | 約230本 | 最大2.0% | 100円〜 | 楽天ポイント投資、楽天経済圏と好相性 |
| 3位 | マネックス証券 | 約230本 | 最大1.1% | 100円〜 | dカード積立対応、米国株に強い |
| 4位 | 三菱UFJ eスマート証券 | 約220本 | 1.0% | 100円〜 | auユーザー優遇、Pontaポイント活用 |
| 5位 | 松井証券 | 約240本 | 最大1.0% | 100円〜 | サポート充実、投信毎月現金還元 |
※クレカ積立還元率はカードの種類や利用条件により異なります。
どの証券会社を選んでも、つみたて投資枠の対象銘柄は200本以上あり、人気の低コストインデックスファンドはほぼすべて購入可能です。迷ったらSBI証券か楽天証券を選んでおけば間違いありません。
投資レベル別おすすめ銘柄一覧
続いて、投資経験やリスク許容度に応じたおすすめ銘柄をご紹介します。つみたて投資枠の対象商品は約280本ありますが、その中から厳選した15銘柄を3つのレベルに分けてまとめました。
| レベル | 銘柄名 | 信託報酬(税込) | 投資対象 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|
| 初心者 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 0.05775% | 全世界株式 | ★★★★★ |
| 初心者 | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 0.09372% | 米国株式 | ★★★★★ |
| 初心者 | SBI・V・S&P500インデックス・ファンド | 0.0938% | 米国株式 | ★★★★☆ |
| 初心者 | 楽天・全米株式インデックス・ファンド | 0.162% | 米国株式 | ★★★★☆ |
| 初心者 | eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) | 0.143% | バランス型 | ★★★★☆ |
| 中級者 | eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 0.09889% | 先進国株式 | ★★★★☆ |
| 中級者 | iFreeNEXT FANG+インデックス | 0.7755% | 米国ハイテク | ★★★☆☆ |
| 中級者 | SBI・V・全米株式インデックス・ファンド | 0.0938% | 米国株式 | ★★★★☆ |
| 中級者 | ニッセイ外国株式インデックスファンド | 0.09889% | 先進国株式 | ★★★★☆ |
| 中級者 | たわらノーロード 全世界株式 | 0.05775% | 全世界株式 | ★★★★☆ |
| 上級者 | ひふみプラス | 1.078% | 日本株アクティブ | ★★★☆☆ |
| 上級者 | フィデリティ・米国優良株・ファンド | 1.639% | 米国株アクティブ | ★★★☆☆ |
| 上級者 | eMAXIS Slim 新興国株式インデックス | 0.1518% | 新興国株式 | ★★★☆☆ |
| 上級者 | 楽天・全世界株式インデックス・ファンド | 0.192% | 全世界株式 | ★★★☆☆ |
| 上級者 | セゾン・グローバルバランスファンド | 0.56% | バランス型 | ★★★☆☆ |
※信託報酬は変更される可能性がありますので、最新情報は各公式サイトでご確認ください。
タイプ別の最適な組み合わせ
「結局、自分にはどの組み合わせがいいの?」という方のために、タイプ別のおすすめをまとめました。
とにかく手軽に始めたい人
→ SBI証券 × eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- 理由:業界最低水準のコスト、1本で世界中に分散投資できる
ポイントを効率よく貯めたい人
→ 楽天証券 × 楽天・全米株式インデックス・ファンド
- 理由:楽天カード積立で最大1%還元、楽天ポイントで再投資も可能
高いリターンを狙いたい人
→ SBI証券 × eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- 理由:過去のリターン実績が高い米国株式に集中投資
リスクを抑えて安定運用したい人
→ 松井証券 × eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
- 理由:株式・債券・REITに分散、サポートも充実
それでは、各証券口座と銘柄について、詳しく解説していきますね。
積立NISAにおすすめの証券口座5選【2026年最新比較】
積立NISAを始めるにあたって、証券口座選びは非常に重要です。なぜなら、NISA口座は1人1口座までしか開設できないため、後から変更するには手続きが必要になるからです。ここでは、つみたて投資枠に最適な証券口座5社を詳しく比較していきます。
SBI証券|投資信託の取扱本数No.1&クレカ積立最大3%還元
SBI証券は、口座開設数1,200万を超える国内最大級のネット証券です。つみたて投資枠の対象銘柄は約230本と業界トップクラスで、ほぼすべての人気ファンドを購入できます。
SBI証券の主な特徴
SBI証券の最大の魅力は、三井住友カードによるクレカ積立でVポイントが貯まる点です。2024年11月以降、ポイント還元率は年間カード利用額によって変動する仕組みになりました。三井住友カード(NL)の場合、年間10万円以上のカード利用で0.5%還元、三井住友カード ゴールド(NL)で最大1%還元、三井住友カード プラチナプリファードで最大3%還元を受けられます。
また、投資信託の保有残高に応じてポイントが貯まる「投信マイレージ」サービスも魅力的です。eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の場合、年率0.0175%のポイントが付与されます。1,000万円保有していれば、年間1,750ポイントが自動的に貯まる計算になりますね。
SBI証券のメリット・デメリット
メリットとしては、取扱銘柄数の豊富さ、投信保有ポイントの充実、アプリの使いやすさが挙げられます。一方、デメリットとしては、クレカ積立のポイント還元を受けるために年間カード利用額の条件がある点、初心者には機能が多すぎて戸惑う可能性がある点があります。
こんな人におすすめ
SBI証券は、長期的に投資を続けたい方、クレジットカードを日常的に使う方、将来的に米国株やIPOにも挑戦したい方に特におすすめです。総合力で選ぶなら、SBI証券が最有力候補といえるでしょう。
楽天証券|楽天ポイントで投資できる&楽天経済圏と相性抜群
楽天証券は、楽天グループが運営するネット証券で、NISA口座開設数でSBI証券と並ぶトップクラスの実績を持っています。楽天ポイントを使った投資ができる点が最大の特徴です。
楽天証券の主な特徴
楽天証券では、楽天カードによるクレカ積立で楽天ポイントが貯まります。還元率は購入する投資信託の代行手数料とカードの種類によって異なり、楽天カード(一般)で0.5〜1%、楽天ゴールドカードで0.75〜1%、楽天プレミアムカードで1%、楽天ブラックカードで2%となっています。
さらに、楽天キャッシュでの積立にも対応しており、楽天カードから楽天キャッシュにチャージすることで0.5%還元を受けながら、月5万円まで追加で積立投資が可能です。つまり、クレカ積立10万円+楽天キャッシュ5万円で、月15万円までポイント還元を受けながら投資できるのは楽天証券だけの強みです。
楽天証券のメリット・デメリット
メリットとしては、楽天ポイントで投資信託を購入できる点、楽天市場のSPU(スーパーポイントアッププログラム)対象である点、アプリが直感的で使いやすい点が挙げられます。デメリットとしては、低コストファンドの投信保有ポイントが廃止された点、一般カードのクレカ積立還元率が最大0.5〜1%とやや物足りない点があります。
こんな人におすすめ
楽天証券は、楽天カードや楽天市場を日常的に使う方、貯まった楽天ポイントを有効活用したい方、シンプルで使いやすいアプリを求める方に最適です。楽天経済圏にどっぷり浸かっている方なら、迷わず楽天証券を選んでよいでしょう。
マネックス証券|クレカ還元率1.1%&米国株に強い
マネックス証券は、米国株投資に強みを持つネット証券です。2023年10月からdカードによるクレカ積立に対応し、NTTドコモユーザーにとって魅力的な選択肢となりました。
マネックス証券の主な特徴
マネックス証券のクレカ積立は、dカードまたはマネックスカードで利用でき、還元率は0.73〜1.1%です。年会費無料のdカードでも1.1%還元が受けられる点は、他社と比較しても非常に魅力的です。また、dポイントが貯まるため、ドコモユーザーやdポイント経済圏の方には特におすすめといえます。
米国株の取扱銘柄数は約5,000銘柄と国内最多クラスで、将来的に米国個別株への投資を考えている方にも適しています。投資情報ツール「マネックス銘柄スカウター」も高く評価されており、企業分析に役立つ機能が充実しています。
マネックス証券のメリット・デメリット
メリットとしては、年会費無料カードでも高還元率でクレカ積立ができる点、米国株の取扱が充実している点、投資情報ツールが優秀な点が挙げられます。デメリットとしては、SBI証券や楽天証券と比べてユーザー数が少ない点、日本株の手数料がやや高い点があります。
こんな人におすすめ
マネックス証券は、dカードやdポイントを日常的に使う方、米国株投資にも興味がある方、企業分析をしっかり行いたい方に向いています。クレカ積立の還元率を重視するなら、有力な選択肢となるでしょう。
三菱UFJ eスマート証券|auユーザー必見&Pontaポイント活用
三菱UFJ eスマート証券(2024年2月にauカブコム証券から社名変更)は、KDDIグループのネット証券です。au PAYカードによるクレカ積立で、条件なしで1%のPontaポイント還元が受けられる点が魅力です。
三菱UFJ eスマート証券の主な特徴
三菱UFJ eスマート証券のクレカ積立は、au PAYカード(一般)で0.5%、au PAYゴールドカードで1%のPontaポイント還元となります。特に注目なのは、年間カード利用額などの条件が一切なく、シンプルに還元率が適用される点です。「条件を気にせずポイントを貯めたい」という方には最適な選択肢といえます。
また、auマネ活プランに加入している場合、さらにポイント還元率がアップする特典もあります。auのスマートフォンを利用している方、Pontaポイントを貯めている方には、相性の良い証券会社です。
三菱UFJ eスマート証券のメリット・デメリット
メリットとしては、条件なしでクレカ積立1%還元が受けられる点、Pontaポイントが貯まる・使える点、三菱UFJフィナンシャル・グループの安心感がある点が挙げられます。デメリットとしては、つみたて投資枠の対象銘柄数がやや少ない点、アプリの使い勝手がSBI証券や楽天証券に劣る点があります。
こんな人におすすめ
三菱UFJ eスマート証券は、auユーザーの方、Pontaポイントを日常的に貯めている方、シンプルな条件でポイント還元を受けたい方におすすめです。au経済圏で生活している方なら、ポイントの相乗効果が期待できるでしょう。
松井証券|サポート充実&投信毎月現金還元サービス
松井証券は、創業100年を超える老舗証券会社で、手厚いサポート体制に定評があります。投資初心者や、対面でのサポートを重視する方に人気のある証券会社です。
松井証券の主な特徴
松井証券の最大の特徴は、電話サポートの充実度です。株や投資信託の相談ができる専用ダイヤルがあり、初心者でも安心して利用できます。「ネット証券は不安」「分からないことは電話で聞きたい」という方には心強い存在ですね。
また、「投信毎月現金還元サービス」という独自のサービスも魅力的です。これは、投資信託の信託報酬のうち松井証券が受け取る部分の一部を、毎月現金で還元してくれるサービスです。信託報酬の低いファンドでは還元額は小さくなりますが、コスト意識の高い投資家には嬉しい仕組みといえます。
2025年5月からはJCBカードによるクレカ積立にも対応し、最大1%のポイント還元が受けられるようになりました。
松井証券のメリット・デメリット
メリットとしては、電話サポートが充実している点、投信毎月現金還元サービスがある点、つみたて投資枠の対象銘柄数が約240本と多い点が挙げられます。デメリットとしては、クレカ積立の還元率が他社より低い場合がある点、アプリの機能がシンプルすぎる点があります。
こんな人におすすめ
松井証券は、投資初心者でサポートを重視する方、50代以上でネット証券に不安がある方、電話で相談しながら投資を進めたい方に最適です。「困ったときに頼れる存在がほしい」という方は、松井証券を検討してみてください。
【初心者向け】積立NISAおすすめ銘柄5選|迷ったらこれを選べばOK
証券口座が決まったら、次は銘柄選びです。「銘柄が多すぎて何を選べばいいか分からない」という方も多いのではないでしょうか。ここでは、投資未経験者や初心者の方でも安心して選べる王道の5銘柄をご紹介します。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)|1本で世界中に分散投資
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、投資家から「オルカン」の愛称で親しまれている、最も人気のある投資信託の一つです。「個人投資家が選ぶ!Fund of the Year 2024」でも総合部門1位を獲得しており、多くの投資家から支持されています。
なぜ初心者におすすめなのか
オルカンがおすすめな理由は、この1本で世界約50カ国、約3,000銘柄に分散投資できる点にあります。「どの国が成長するか分からない」「銘柄選びに自信がない」という初心者の方でも、世界経済全体の成長を取り込むことができるのです。
投資対象は時価総額に応じて自動的に調整されるため、「どの国にどれくらい投資すべきか」と悩む必要がありません。現在は米国株が約60%を占めていますが、将来的に他の国が成長すれば、自動的にその比率が高まる仕組みになっています。
基本情報と運用コスト
信託報酬は年率0.05775%(税込)と業界最低水準です。100万円投資しても、年間の信託報酬はわずか約578円。長期投資においてコストは非常に重要ですが、オルカンはその点で圧倒的な優位性を持っています。
純資産総額は約4兆円を超えており、投資信託としては国内最大級の規模を誇ります。純資産総額が大きいファンドは、運用の安定性が高く、繰上償還(ファンドが途中で終了すること)のリスクも低いため、長期投資に適しています。
オルカンを選ぶべき人
オルカンは、「何を買えばいいか分からない」「1本で完結させたい」「長期でコツコツ積み立てたい」という方に最適です。迷ったらまずはオルカンから始めて、投資に慣れてきたら他の銘柄を検討するのもよいでしょう。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)|米国の優良企業500社に投資
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、米国を代表する株価指数「S&P500」に連動する投資信託です。Apple、Microsoft、Amazon、Googleなど、世界を代表する米国企業500社に投資できます。
なぜ初心者におすすめなのか
米国は世界最大の経済大国であり、過去数十年にわたって高い成長を続けてきました。S&P500の過去10年間の年平均リターンは約12%と、非常に高いパフォーマンスを記録しています。「成長性を重視したい」「リターンを追求したい」という方には、オルカンよりもS&P500の方が向いているかもしれません。
また、投資対象が米国に限定されているため、為替の影響がシンプルで分かりやすいという特徴もあります。円安になれば資産価値が上がり、円高になれば下がるという関係性が明確です。
基本情報と運用コスト
信託報酬は年率0.09372%(税込)で、オルカンよりはやや高いものの、十分に低コストといえます。
純資産総額は約6兆円と、オルカンを上回る国内最大級の規模を誇ります。多くの投資家に選ばれている実績があり、信頼性の高いファンドといえるでしょう。
S&P500を選ぶべき人
S&P500は、「米国の成長を信じている」「オルカンよりも高いリターンを狙いたい」「シンプルに米国株に投資したい」という方におすすめです。ただし、米国一国に集中するリスクがあることは理解しておきましょう。
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド|SBI証券で人気No.1
SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは、SBIアセットマネジメントが運用するS&P500連動型の投資信託です。米国の大手運用会社バンガード社のETF「VOO」に投資する仕組みで、低コストと信頼性を両立しています。
なぜ初心者におすすめなのか
このファンドの特徴は、世界最大級の資産運用会社であるバンガード社のETFを通じて投資できる点にあります。バンガード社は「低コスト投資」のパイオニアとして知られており、その信頼性は折り紙付きです。
また、SBI証券との相性が抜群で、投信マイレージサービスの対象となっています。SBI証券でこのファンドを保有すると、年率0.022%のポイントが付与されます。長期保有を考えている方には、このポイント還元も魅力的ですね。
基本情報と運用コスト
信託報酬は年率0.0938%(税込)で、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)とほぼ同水準です。どちらを選んでも大きな差はありませんが、SBI証券をメイン口座にしている方は、こちらの方がポイント面で有利になる場合があります。
SBI・V・S&P500を選ぶべき人
SBI・V・S&P500は、「SBI証券で投資している」「バンガード社の信頼性を重視する」「投信マイレージでポイントを貯めたい」という方に向いています。S&P500に投資するなら、eMAXIS Slim版かSBI版のどちらかを選べば間違いありません。
楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・VTI)|米国株式市場全体をカバー
楽天・全米株式インデックス・ファンドは、米国株式市場全体に投資できるインデックスファンドです。S&P500が大型株500社に限定されるのに対し、このファンドは中小型株も含む約4,000銘柄に分散投資します。
なぜ初心者におすすめなのか
「楽天・VTI」の愛称で親しまれるこのファンドは、バンガード社の人気ETF「VTI」に投資する仕組みです。S&P500では投資対象外となる中小型成長株も含まれるため、より幅広い米国経済の成長を取り込むことができます。
中小型株は値動きが大きい傾向がありますが、長期的には大型株を上回るリターンを期待できるとされています。「米国株全体に丸ごと投資したい」という方には、S&P500よりもこちらの方が適しているかもしれません。
基本情報と運用コスト
信託報酬は年率0.162%(税込)で、S&P500連動型ファンドよりはやや高くなっています。ただし、投資対象が4,000銘柄と幅広いことを考えれば、十分に納得できるコスト水準といえるでしょう。
楽天証券で購入する場合、楽天ポイントを使った投資も可能です。貯まったポイントを有効活用したい方には、嬉しい選択肢ですね。
楽天・VTIを選ぶべき人
楽天・VTIは、「楽天証券で投資している」「米国株全体に分散投資したい」「中小型株の成長も取り込みたい」という方におすすめです。楽天経済圏で生活している方には、特に相性の良いファンドといえます。
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)|株式だけでなく債券・REITにも分散
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)は、国内外の株式、債券、REITの8つの資産クラスに均等に分散投資するファンドです。「株式だけに投資するのは不安」という方に最適な選択肢です。
なぜ初心者におすすめなのか
このファンドの最大の特徴は、1本で8つの資産に分散できる点です。具体的には、国内株式、先進国株式、新興国株式、国内債券、先進国債券、新興国債券、国内REIT、先進国REITにそれぞれ12.5%ずつ投資します。
株式は景気が良いときに上昇し、債券は景気が悪いときに相対的に安定する傾向があります。両方を持つことで、どのような経済環境でも資産全体の値動きを抑えることができるのです。「大きく増えなくてもいいから、大きく減るのは避けたい」という方には、ぴったりのファンドといえます。
基本情報と運用コスト
信託報酬は年率0.143%(税込)で、バランス型ファンドとしては非常に低コストです。8つの資産への分散投資を自分で行おうとすると手間がかかりますが、このファンドなら1本で自動的にリバランス(資産配分の調整)も行ってくれます。
バランス型ファンドは初心者の積立投資先として人気が高く、長期的な資産形成に適した商品として認知されています。
8資産均等型を選ぶべき人
8資産均等型は、「リスクを抑えて安定的に運用したい」「株式だけに投資するのは不安」「自分でリバランスするのは面倒」という方に向いています。50代以上の方や、投資に慣れていない方の最初の一歩としてもおすすめです。
【中級者向け】積立NISAおすすめ銘柄5選|リターンを高めたい方に
投資を始めて1〜3年程度経ち、「もう少しリターンを高めたい」「投資の幅を広げたい」と考えている方向けに、やや攻めた銘柄を5つご紹介します。初心者向け銘柄と組み合わせて、ポートフォリオの一部として活用するのがおすすめです。
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス|日本を除く先進国に投資
eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは、日本を除く先進国の株式に投資するファンドです。「オルカンやS&P500は持っているけど、もう少し分散したい」という方に適しています。
中級者におすすめの理由
このファンドは、MSCIコクサイ指数に連動しており、米国を中心に欧州やカナダ、オーストラリアなどの先進国株式に投資します。米国の比率は約70%で、S&P500よりも地域分散が効いている一方、オルカンよりも先進国に集中しているのが特徴です。
日本株は別途、個別株や日本株ファンドで保有したいという方にとっては、「日本を除く」という設計が合理的に感じられるでしょう。また、新興国を含まないため、新興国特有のカントリーリスクを避けたい方にも向いています。
基本情報と運用コスト
信託報酬は年率0.09889%(税込)と、eMAXIS Slimシリーズらしく低コストに抑えられています。純資産総額も約7,000億円と十分な規模があり、長期投資に適したファンドです。
先進国株式を選ぶべき人
先進国株式インデックスは、「日本株は別で持っている」「新興国のリスクは取りたくない」「オルカンとS&P500の中間くらいの分散が欲しい」という方におすすめです。
iFreeNEXT FANG+インデックス|GAFAMなど米国ハイテク10銘柄に集中
iFreeNEXT FANG+インデックスは、米国のハイテク大手10銘柄に集中投資するファンドです。Apple、Amazon、Google、Meta、Nvidia、Microsoft、Netflix、Tesla、Snowflake、Broadcomという、成長株の代表格に投資できます。
中級者におすすめの理由
このファンドは、わずか10銘柄への集中投資という点で、非常にハイリスク・ハイリターンな商品です。2023年は年間リターンが100%を超えるなど、驚異的なパフォーマンスを記録した年もありました。
ただし、集中投資である分、下落時の影響も大きくなります。2022年のような株式市場全体が下落した年には、S&P500以上に値下がりしました。あくまでポートフォリオの一部(10〜20%程度)として活用し、コア資産はオルカンやS&P500で持つ「コア・サテライト戦略」がおすすめです。
基本情報と運用コスト
信託報酬は年率0.7755%(税込)と、インデックスファンドとしては高めの設定です。ただし、これだけの高成長銘柄に手軽に投資できることを考えれば、コストに見合う価値はあるといえるでしょう。
FANG+を選ぶべき人
FANG+は、「ハイテク株の成長を信じている」「リスクを取ってでも高いリターンを狙いたい」「コア資産とは別にサテライトとして持ちたい」という方に向いています。投資経験がある方向けの銘柄です。
SBI・V・全米株式インデックス・ファンド|VTI連動で米国全体をカバー
SBI・V・全米株式インデックス・ファンドは、楽天・VTIと同じくバンガード社のETF「VTI」に投資するファンドです。米国株式市場全体に分散投資できる点は同じですが、信託報酬が若干低いのが特徴です。
中級者におすすめの理由
楽天・VTIの信託報酬が年率0.162%なのに対し、SBI・V・全米株式は年率0.0938%と、約0.07%低く設定されています。長期投資では、この差が複利効果で大きな違いを生むことがあります。
また、SBI証券で購入する場合は投信マイレージの対象となり、追加でポイントも獲得できます。楽天証券以外で全米株式に投資したい方には、こちらの方が合理的な選択といえるでしょう。
基本情報と運用コスト
信託報酬は年率0.0938%(税込)で、全米株式ファンドとしては最低水準です。純資産総額も約2,000億円と十分な規模があり、安心して長期投資できます。
SBI・V・全米株式を選ぶべき人
SBI・V・全米株式は、「SBI証券で投資している」「楽天・VTIよりも低コストで投資したい」「米国株全体に分散投資したい」という方におすすめです。
ニッセイ外国株式インデックスファンド|老舗の安定感
ニッセイ外国株式インデックスファンドは、2013年に設定された老舗の低コストインデックスファンドです。「購入・換金手数料なし」シリーズとして、長年にわたり投資家に支持されてきました。
中級者におすすめの理由
このファンドは、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスと同じMSCIコクサイ指数に連動しています。信託報酬も同水準で、運用実績は10年以上あります。「長く続いているファンドの方が安心」という方には、eMAXIS Slimよりもこちらの方が向いているかもしれません。
また、純資産総額は約6,000億円と大きく、運用の安定性も申し分ありません。低コストインデックスファンドのパイオニアとして、投資家からの信頼も厚いファンドです。
基本情報と運用コスト
信託報酬は年率0.09889%(税込)で、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスと同水準です。どちらを選んでも大きな差はありませんが、運用実績の長さを重視するならこちらを選ぶ価値があります。
ニッセイ外国株式を選ぶべき人
ニッセイ外国株式は、「運用実績の長いファンドが安心」「先進国株式に投資したい」「eMAXIS Slim以外の選択肢も検討したい」という方におすすめです。
たわらノーロード 全世界株式|オルカンの対抗馬
たわらノーロード 全世界株式は、アセットマネジメントOneが運用する全世界株式ファンドです。eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)と同じ指数に連動し、信託報酬も同水準という、まさに「オルカンの対抗馬」といえる存在です。
中級者におすすめの理由
オルカンとの最大の違いは、運用会社の違いです。オルカンは三菱UFJアセットマネジメント、たわらノーロードはアセットマネジメントOneが運用しています。「1つの運用会社に集中するのは不安」という方は、分散の観点からたわらノーロードを選ぶのも合理的です。
また、証券会社によっては、たわらノーロードの方が投信保有ポイントの還元率が高い場合があります。細かいコスト比較をしたい中級者以上の方は、チェックしてみる価値があるでしょう。
基本情報と運用コスト
信託報酬は年率0.05775%(税込)で、オルカンと全く同じです。純資産総額は約1,500億円と、オルカンには及びませんが、十分な規模があります。
たわらノーロードを選ぶべき人
たわらノーロードは、「運用会社を分散したい」「オルカン以外の選択肢も持っておきたい」「投信保有ポイントの還元率を比較して選びたい」という方に向いています。
【上級者向け】積立NISAおすすめ銘柄5選|高リターン・個性派ファンド
投資経験が豊富で、「市場平均を上回るリターンを狙いたい」「特定の投資テーマに賭けたい」という方向けに、アクティブファンドや特化型ファンドを5つご紹介します。リスクは高くなりますが、うまく活用すればポートフォリオ全体のリターンを押し上げる可能性があります。
ひふみプラス|日本株アクティブファンドの代表格
ひふみプラスは、レオス・キャピタルワークスが運用する日本株アクティブファンドです。ファンドマネージャーの藤野英人氏は、テレビ出演も多く、個人投資家からの知名度が非常に高い存在です。
上級者におすすめの理由
ひふみプラスの特徴は、市場平均(TOPIXなど)を上回るリターンを目指す「アクティブ運用」にあります。インデックスファンドが市場全体に機械的に投資するのに対し、ひふみプラスはファンドマネージャーが銘柄を厳選して投資します。
過去には市場平均を大きく上回るパフォーマンスを記録した年もあり、「プロの目利き力」に期待する投資家に支持されています。ただし、インデックスファンドに負ける年もあるため、安定性を求める方には向きません。
基本情報と運用コスト
信託報酬は年率1.078%(税込)で、インデックスファンドと比べると高めです。アクティブファンドはコストが高い分、「市場平均を上回るリターンで元が取れるか」がポイントになります。
ひふみプラスを選ぶべき人
ひふみプラスは、「日本株に投資したい」「プロの銘柄選定に期待する」「インデックス投資だけでは物足りない」という方におすすめです。コアはインデックスファンドで固めつつ、サテライトとして保有するのがよいでしょう。
フィデリティ・米国優良株・ファンド|米国の優良成長株に厳選投資
フィデリティ・米国優良株・ファンドは、世界最大級の資産運用会社フィデリティが運用する米国株アクティブファンドです。20年以上の長い運用実績があり、長期的に優れたパフォーマンスを記録しています。
上級者におすすめの理由
このファンドの強みは、フィデリティの調査力を活かした銘柄選定にあります。世界中にアナリストを配置し、企業の本質的な価値を分析して投資判断を行います。S&P500をベンチマークとしつつも、より成長が期待できる銘柄に重点を置く運用スタイルです。
過去20年の運用実績を見ると、長期的にはS&P500を上回るリターンを達成しています。「インデックス投資では物足りない」「プロの運用力に賭けたい」という方には、検討に値するファンドです。
基本情報と運用コスト
信託報酬は年率1.639%(税込)と、アクティブファンドの中でも高めの設定です。ただし、長期的なリターン実績を考えれば、コストに見合う価値があるともいえます。
フィデリティ・米国優良株を選ぶべき人
フィデリティ・米国優良株は、「米国株でアクティブ運用を試したい」「運用実績の長いファンドが安心」「S&P500を上回るリターンを狙いたい」という方に向いています。
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス|中国・インド・ブラジルなど成長国に投資
eMAXIS Slim 新興国株式インデックスは、中国、台湾、インド、韓国、ブラジルなどの新興国株式に投資するファンドです。「先進国株式だけでは成長が物足りない」と感じる方に適しています。
上級者におすすめの理由
新興国は、人口増加や経済発展によって、先進国よりも高い成長が期待できる地域です。特にインドは、2025年に人口で中国を抜いて世界一になると予測されており、今後の成長が注目されています。
ただし、新興国株式は値動きが大きく、政治リスクや為替リスクも先進国より高くなります。オルカンやS&P500をコアとして持ちつつ、ポートフォリオの10〜20%程度を新興国株式に配分する使い方がおすすめです。
基本情報と運用コスト
信託報酬は年率0.1518%(税込)で、新興国株式ファンドとしては最低水準です。純資産総額も約1,500億円あり、長期投資に適したファンドといえます。
新興国株式を選ぶべき人
新興国株式インデックスは、「新興国の成長を取り込みたい」「ポートフォリオの分散を強化したい」「リスクを取ってでも高いリターンを狙いたい」という方におすすめです。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・VT)|VT連動の全世界株式
楽天・全世界株式インデックス・ファンドは、バンガード社のETF「VT」に投資するファンドです。オルカンと同様に全世界株式に投資しますが、より幅広い銘柄(約9,000銘柄)に分散できる点が特徴です。
上級者におすすめの理由
オルカンが連動するMSCI ACWI指数は約3,000銘柄ですが、VTが連動するFTSE Global All Cap Indexは約9,000銘柄です。小型株も含まれるため、より幅広い分散投資が可能になります。
「より徹底した分散投資がしたい」「バンガード社の商品を持ちたい」という方には、オルカンよりも楽天・VTの方が合っているかもしれません。
基本情報と運用コスト
信託報酬は年率0.192%(税込)で、オルカンの0.05775%と比べるとやや高くなっています。ただし、ETFへの投資コストが含まれていることを考えれば、十分に低コストといえます。
楽天・VTを選ぶべき人
楽天・VTは、「より幅広い分散投資がしたい」「バンガード社の商品に投資したい」「小型株も含めて世界全体に投資したい」という方に向いています。
セゾン・グローバルバランスファンド|株式50%・債券50%の安定運用
セゾン・グローバルバランスファンドは、株式と債券にそれぞれ50%ずつ投資するバランス型ファンドです。「株式だけに投資するのは不安」という方に、長年支持されてきたファンドです。
上級者におすすめの理由
上級者向けとしてご紹介しているのは、このファンドが「守りの投資」として有効だからです。ポートフォリオの一部に債券を含めることで、株式市場が暴落したときのクッション役を果たします。
特に50代以上の方や、リタイア後の資産運用を視野に入れている方には、株式100%よりも安定感のあるこのファンドが適しているかもしれません。若い方でも、「暴落時に狼狽売りしてしまいそう」という方には、精神的な安心感を得るために有効です。
基本情報と運用コスト
信託報酬は年率0.56%(税込)で、バランス型ファンドとしては標準的な水準です。純資産総額は約4,000億円と大きく、運用実績も2007年から17年以上あります。
セゾン・グローバルバランスを選ぶべき人
セゾン・グローバルバランスは、「株式だけに投資するのは不安」「暴落時の値下がりを抑えたい」「安定的に長期運用したい」という方におすすめです。
積立NISA口座の開設方法【5ステップで完了】
銘柄が決まったら、いよいよ証券口座を開設しましょう。「手続きが面倒そう」と感じるかもしれませんが、最近はスマホだけで最短10分程度で申し込みが完了します。ここでは、口座開設からNISA開始までの流れを5つのステップで解説します。
ステップ1|証券会社の公式サイトから申込
まずは、選んだ証券会社の公式サイトにアクセスし、「口座開設」ボタンをクリックします。スマートフォンからでもパソコンからでも申し込み可能です。
証券口座を開設するためには、氏名、住所、生年月日、電話番号、メールアドレス、職業などの基本情報を入力する必要があります。
入力する情報は本人確認書類と一致している必要があるため、住所変更などがあった方は、事前に確認しておくとスムーズですね。多くの証券会社では、入力フォームに沿って進めるだけで迷うことはありません。
ステップ2|本人確認書類のアップロード
次に、本人確認書類をアップロードします。最も手軽なのは、マイナンバーカードを使った「eKYC(オンライン本人確認)」です。スマホでマイナンバーカードを撮影し、顔写真を自撮りするだけで本人確認が完了します。
マイナンバーカードをお持ちでない場合は、運転免許証+通知カード、または運転免許証+住民票(マイナンバー記載あり)の組み合わせでも申し込み可能です。ただし、この場合は書類の郵送が必要になり、口座開設までに1〜2週間程度かかることがあります。
写真を撮影する際は、明るい場所で文字がはっきり読める状態で撮影しましょう。ブレや影があると再提出を求められることがあります。
ステップ3|NISA口座の同時申込を選択
証券口座の申し込みフォームの中で、「NISA口座も同時に開設する」という選択肢が表示されます。ここで必ずチェックを入れましょう。後からNISA口座だけを追加申し込みすることも可能ですが、同時に申し込んだ方が手間が省けます。
2024年からの新NISAでは、つみたて投資枠と成長投資枠の2つの枠があり、どちらも同じNISA口座で利用できます。つみたて投資枠は年間120万円まで、成長投資枠は年間240万円まで、合計で年間360万円まで非課税で投資が可能です。
申し込み時には、「つみたて投資枠のみ」「成長投資枠のみ」「両方」から選択できますが、特に理由がなければ「両方」を選んでおくのがおすすめです。
ステップ4|税務署審査の完了を待つ(1〜2週間)
申し込みが完了すると、証券会社から税務署にNISA口座の開設申請が行われます。国税庁では、他の金融機関でNISA口座が開設されていないかを確認し、問題がなければ開設が承認されます。
この審査には通常1〜2週間程度かかりますが、審査期間中でも総合口座(課税口座)での取引は可能な証券会社がほとんどです。審査が完了すると、メールやアプリの通知でお知らせが届きます。
なお、すでに他の金融機関でNISA口座を持っている場合は、「金融機関変更」の手続きが必要です。変更手続きは毎年9月末までに行う必要があり、翌年から新しい金融機関でNISA口座を利用できるようになります。
ステップ5|積立設定を行い投資スタート
NISA口座の開設が完了したら、いよいよ積立設定を行います。証券会社のサイトやアプリにログインし、つみたて投資枠から購入したい銘柄を選び、毎月の積立金額を設定しましょう。
積立投資は「ドルコスト平均法」により、価格変動リスクを抑える効果が期待できます。毎月一定額を投資することで、価格が高いときは少なく、価格が安いときは多く購入でき、結果的に平均購入単価を平準化できるのです。
積立頻度は「毎月」「毎週」「毎日」から選べる証券会社が多く、金額は100円から設定できます。最初は無理のない金額から始めて、慣れてきたら徐々に増やしていくのがおすすめです。
クレジットカードでの積立を設定する場合は、事前にカード情報の登録が必要です。設定完了後、毎月の指定日に自動的にカード決済が行われ、翌月にポイントが付与されます。
積立NISAを始める前に知っておくべき5つの注意点
積立NISAはとても有利な制度ですが、万能ではありません。ここでは、投資を始める前に知っておくべき注意点を5つ解説します。これらを理解しておくことで、「こんなはずじゃなかった」という後悔を防ぐことができますよ。
元本保証ではない|投資には必ずリスクがある
積立NISAで購入する投資信託は、元本保証の商品ではありません。株式市場の動向によっては、投資した金額を下回る「元本割れ」が起こる可能性があります。
国内外の株式・債券に分散投資した場合、保有期間5年では元本割れするケースもありますが、保有期間20年では元本割れのケースがほとんどなくなるという結果が示されています。
つまり、短期的には値下がりする可能性があっても、長期で持ち続ければリスクは軽減されるということです。「すぐに必要になるかもしれないお金」ではなく、「10年以上使わなくても大丈夫なお金」で投資することが重要ですね。
NISA口座は1人1口座まで|金融機関の変更は年1回
NISA口座は、1人につき1つの金融機関でしか開設できません。「SBI証券でも楽天証券でもNISA口座を作りたい」ということはできないのです。
金融機関を変更することは可能ですが、手続きは年に1回のみで、毎年9月末までに申請する必要があります。変更手続きをすると、翌年1月から新しい金融機関でNISA口座を利用できるようになります。
また、変更した年の旧金融機関での投資分は、そのまま旧金融機関のNISA口座に残ります。移管(他の金融機関への移し替え)はできないため、複数の金融機関にNISA資産が分散することになる点には注意が必要です。
非課税期間は無期限だが年間投資枠には上限がある
2024年から始まった新NISAでは、非課税で保有できる期間が無期限になりました。以前のつみたてNISAは20年という期限がありましたが、現在は期限を気にせず長期保有できます。
ただし、年間投資枠には上限があります。つみたて投資枠は年間120万円まで、成長投資枠は年間240万円まで、合計で年間360万円までとなっています。また、生涯を通じての非課税保有限度額は1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで)です。
年間投資枠は毎年1月にリセットされますが、使い切れなかった枠を翌年に繰り越すことはできません。例えば、2025年に60万円しか投資しなかった場合、残りの60万円を2026年に上乗せして180万円投資することはできないのです。
損益通算・繰越控除ができない
NISA口座で発生した損失は、特定口座や一般口座で発生した利益と相殺する「損益通算」ができません。また、損失を翌年以降に繰り越して控除する「繰越控除」も利用できません。
例えば、NISA口座で50万円の損失が出て、特定口座で100万円の利益が出た場合、通常なら損益通算で課税対象が50万円(100万円-50万円)になりますが、NISAの損失は通算できないため、100万円全額が課税対象となります。
このルールを考えると、「値上がり益が期待できる商品」をNISA口座で、「値下がりの可能性もある商品」は特定口座で持つという使い分けも検討に値します。ただし、長期的には株式市場は上昇する傾向があるため、過度に気にする必要はないでしょう。
すぐに引き出せるが複利効果を活かすなら長期保有を
NISA口座で購入した投資信託は、いつでも売却して現金化できます。iDeCoのように60歳まで引き出せないという制限はありません。急にお金が必要になった場合でも、数日で現金を受け取ることができます。
長期投資の最大のメリットは「複利効果」です。運用で得た利益を再投資することで、利益が利益を生む「雪だるま式」の資産増加が期待できます。
例えば、毎月3万円を年利5%で運用した場合、10年後には約465万円、20年後には約1,233万円、30年後には約2,497万円になる計算です。途中で売却してしまうと、この複利効果が途切れてしまいます。「本当に必要なとき以外は売らない」という姿勢が、長期的な資産形成には重要です。
積立NISAに関するよくある質問(FAQ)
最後に、積立NISAについてよく寄せられる質問にお答えします。気になる疑問がある方は、ぜひ参考にしてくださいね。
Q1. 積立NISAとiDeCoはどちらを優先すべき?
A: 基本的には積立NISAを優先することをおすすめします。
iDeCoは原則として60歳まで引き出しができません。一方、積立NISAはいつでも売却・引き出しが可能です。「急にお金が必要になるかもしれない」という不安がある方は、まず積立NISAから始めるのが安心です。
ただし、iDeCoには掛金が全額所得控除になるという大きなメリットがあります。年収が高く、所得税・住民税の負担が大きい方は、節税効果を重視してiDeCoを優先する選択肢もあります。理想的には、余裕資金で両方を活用するのがベストです。
Q2. 毎月いくらから始められる?
A: 多くの証券会社で100円から積立が可能です。
SBI証券、楽天証券、マネックス証券、三菱UFJ eスマート証券、松井証券のいずれも、最低積立金額は100円に設定されています。「まずは少額で試してみたい」という方でも、気軽に始めることができますね。
新NISAのつみたて投資枠は年間120万円(月10万円)が上限ですが、無理に上限まで使う必要はありません。家計に負担のない範囲で、長く続けられる金額を設定することが大切です。
Q3. オルカンとS&P500どちらを選ぶべき?
A: 迷ったらオルカン(全世界株式)がおすすめです。
オルカンは世界約50カ国に分散投資するため、「どの国が成長するか分からない」というリスクに対応できます。一方、S&P500は米国に集中するため、米国経済が好調なら高いリターンが期待できますが、米国が低迷した場合のリスクも大きくなります。
過去10年は米国株が非常に好調だったため、S&P500のリターンがオルカンを上回りました。しかし、今後も米国が最も成長するかは誰にも分かりません。「どちらか迷う」という方は、まずオルカンから始めるか、オルカン50%+S&P500 50%という配分で両方持つのもよいでしょう。
Q4. 銀行とネット証券どちらがいい?
A: コストと商品数でネット証券が圧倒的に有利です。
銀行でもNISA口座は開設できますが、取り扱う投資信託の本数が少なく、人気の低コストインデックスファンドがない場合もあります。また、窓口で勧められる商品は、銀行にとって手数料収入が大きい商品であることが多く、投資家にとって最適とは限りません。
一方、ネット証券は対面のサポートがない代わりに、圧倒的に多くの商品を低コストで取り扱っています。金融庁のデータでも、NISA口座開設数の上位はネット証券が占めています。「自分で商品を選べる」という方は、迷わずネット証券を選びましょう。
Q5. 途中で銘柄を変更しても大丈夫?
A: はい、いつでも変更可能です。
積立設定は、いつでも変更・停止・再開ができます。現在積み立てている銘柄を変更しても、すでに購入した分はそのままNISA口座で保有され続けます。新たに設定した銘柄で、次回以降の積立が行われる形になります。
また、すでに保有している投資信託を売却して、別の銘柄に買い替えることも可能です。ただし、売却した分の非課税保有限度額は翌年以降に復活するため、同じ年に買い直すと枠を消費してしまう点には注意が必要です。
Q6. 株価が下がったら損切りすべき?
A: 積立投資では基本的に売らずに継続がベストです。
株価が下がると不安になりますが、積立投資では「下落=安く買えるチャンス」と捉えることができます。毎月一定額を投資する「ドルコスト平均法」では、価格が安いときにより多くの口数を購入できるため、長期的には平均購入単価が下がります。
過去の株式市場を見ると、大きな下落の後には必ず回復しています。リーマンショック後も、コロナショック後も、市場は時間をかけて元の水準を超えて上昇しました。「下がったときこそ淡々と続ける」ことが、積立投資成功の秘訣です。
まとめ|あなたに最適な積立NISAの始め方
最後に、この記事のポイントを整理しておきましょう。
投資初心者の方
おすすめ口座はSBI証券または楽天証券です。どちらも取扱銘柄が豊富で、使いやすいアプリが用意されています。日常的に楽天サービスを使う方は楽天証券、それ以外の方はSBI証券を選べば間違いありません。
おすすめ銘柄はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)です。信託報酬0.05775%と業界最低水準のコストで、1本で世界中に分散投資できます。「何を買えばいいか分からない」という方は、まずオルカンから始めましょう。
投資中級者の方
おすすめ口座はSBI証券です。三井住友カードでのクレカ積立を活用すれば、最大3%のポイント還元が受けられます。投信保有ポイントも充実しており、長期投資に有利です。
おすすめ銘柄はeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)+eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの組み合わせです。米国を中心にしつつ、欧州などにも分散することで、リターンと安定性のバランスを取ることができます。
投資上級者の方
おすすめ口座はSBI証券またはマネックス証券です。両社とも投資情報ツールが充実しており、銘柄分析やポートフォリオ管理に役立ちます。
おすすめ銘柄は、コアにオルカンやS&P500を据えつつ、サテライトとしてiFreeNEXT FANG+インデックスやeMAXIS Slim 新興国株式インデックスを10〜20%程度組み入れる戦略です。リスクを管理しながら、市場平均を上回るリターンを狙いましょう。
積立NISA成功の3つのポイント
1. 早く始める
複利効果を最大化するためには、1日でも早く投資を始めることが重要です。「もう少し勉強してから」「もう少しお金が貯まってから」と先延ばしにするほど、将来得られるリターンは小さくなります。まずは100円からでも、今日から始めてみましょう。
2. コツコツ続ける
積立投資の成功の鍵は「継続」です。株価が下がったときも、上がったときも、淡々と積立を続けることが大切です。感情に左右されず、自動積立の設定をしたら基本的に放置するくらいの気持ちで臨みましょう。
3. 長期で保有する
積立投資は10年、20年という長期で考えることで、その真価を発揮します。短期的な値動きに一喜一憂せず、「老後資金」「教育資金」など、将来の目標に向けてじっくり育てていく姿勢が重要です。
積立NISAは、国が用意してくれた「お得に資産形成できる制度」です。非課税のメリットを最大限活用して、将来の自分のために今日から一歩を踏み出しましょう。
まずは証券口座を開設して、月1,000円からでも積立を始めてみてください。投資の第一歩を踏み出すことが、将来の資産形成への最大の近道です。
※手数料、還元率、制度内容などは変更される可能性がありますので、最新情報は各公式サイトでご確認ください。※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資は自己責任で行ってください。


