「ウォレットを入れたら、すぐ暗号資産を送ってよいのか」。
自己管理型では、アプリが開くことと、端末を失った後に資産を復元できることは別です。
作成は、公式配布元の確認、初期設定、復元情報の記録、復元テスト、アドレス確認、少額着金の順で進めます。
大きな金額を受け取るのは、復元できることを自分で確かめた後です。
取引所から送付する際の費用は、暗号資産取引所17社の比較ページに各社の基本情報をまとめています。
| 作成時の疑問 | 先に知っておく答え |
|---|---|
| どこから入手するか | 公式サイトから正規アプリストアへ移動する |
| 最初に何を保存するか | ウォレットが示す復元情報を正しい順序で記録する |
| パスワードとの違い | パスワードは端末を開き、復元情報はウォレットを再構成する |
| いつ入金するか | 復元テストと少額着金が終わった後 |
| 誰かに見せてよいか | サポートを名乗る相手にも共有しない |
作成前に配布元と端末を確認
ウォレット名を検索して表示された広告から、直接アプリを入れないようにします。
公式サイトが案内する配布先と、ストアに表示された開発元名を照合します。
金融庁の暗号資産トラブルに関する注意喚起は、詐欺的な勧誘や暗号資産利用時の注意を示しています。
偽アプリへ復元情報を入力すると、正しい語句を保存していても第三者に資産を動かされるおそれがあります。
端末のOSを更新し、画面ロックを設定します。
既に不審なアプリや遠隔操作ソフトが入っている端末は、秘密情報を作る場所として使いません。
ウォレット作成の6段階
自己管理型ウォレットは、次の順で作ります。
- 公式サイトから正規のアプリまたは端末を入手する。
- 新しいウォレットを選び、自分の端末上で初期設定する。
- 表示された復元フレーズを順番どおり記録する。
- 確認画面で語句と順番を再入力する。
- 受取アドレスと対象ネットワークを表示する。
- 少額を受け取り、残高と取引履歴を照合する。
MetaMaskの復元フレーズとパスワードの解説では、復元フレーズと端末用パスワードの役割が分けられています。
画面ロック用のパスワードだけを覚えても、端末故障後の復元には足りない設定があります。
取引所型の受取操作は、Coincheckアプリの送金操作のように本人確認済み口座で行います。
自己管理型と取引所型では、作成時の本人確認と鍵の管理者が異なります。
復元フレーズを別の場所へ保管
復元フレーズは、複数の秘密鍵を再生成する起点になる場合があります。
Ethereumの鍵とシードに関する説明は、一つのシードから複数の鍵を導出する関係を示しています。
保管時は次の状態を避けます。
- 順番を書かず、語句だけを残す。
- スクリーンショットをクラウドへ自動同期する。
- ウォレット名と復元フレーズを同じオンライン文書へ保存する。
- 家族や業者へ通常のメッセージで送る。
- 復元できるか確認せず、長期間しまい込む。
紙や耐火性のある媒体を使う場合も、盗難、水害、同居人の誤廃棄を考えます。
二か所へ分けると紛失には強くなりますが、第三者が見る機会も増えるため、保管先の権限を決めます。
入金前に復元を試す
復元テストは、記録した語句と順番が正しいかを確かめる作業です。
MetaMaskの復元手順は、新しい環境で復元フレーズを入力してウォレットを戻す流れを示しています。
残高を入れる前に、利用する製品の公式手順に従って復元を試します。
現在のウォレットを不用意に削除すると元へ戻れないため、テスト用の環境や少額専用ウォレットを使い、手順を理解してから行います。
ethereum.orgのウォレット復旧に関するFAQでは、自己管理型でシードフレーズや秘密鍵を失った場合、第三者がリセットできないことを説明しています。
復元テストに失敗した状態は、入金を止める理由になります。
受取アドレスを使う段階では、暗号資産アドレスとネットワークの確認法にある照合項目を使い、最初は失っても家計へ影響しない数量に抑えます。
暗号資産ウォレットの作り方に関するよくある質問
暗号資産ウォレットを作るのに本人確認は必要ですか?
自己管理型のアプリは本人確認なしで作れる場合がありますが、取引所型は口座開設と本人確認を伴います。
本人確認がないことは匿名性や安全性の保証ではありません。
購入元となる取引所、送付先サービス、利用する機能ごとに必要な確認が変わります。
復元フレーズはスマートフォンへ保存してもよいですか?
写真、メモ、クラウド同期へ保存すると、端末の紛失やアカウント侵害でコピーされる可能性があります。
オフライン保管を基本にし、誰が見られるか、災害時に残るか、語順を保てるかを決めます。
保管方法を増やすほど漏えい経路も増える点を忘れないようにします。
ウォレットのパスワードを忘れたら復元できますか?
復元できるかはウォレットの方式と、復元フレーズや連携アカウントを保持しているかで変わります。
MetaMaskの公式復元手順のように、自己管理型では復元情報から新しい端末へ戻す方式があります。
復元情報も失っていれば、運営者が再発行できない場合があります。
少額着金までを初期設定に含める
ウォレットは、作成完了画面が出た時点ではなく、復元と少額着金を確認した時点で利用準備が整います。
秘密情報の保存と送金操作を別々の作業にしないことが、後の紛失を減らします。
- 正規の配布元と開発元を一致させます。
- パスワードと復元フレーズは役割が異なります。
- 復元フレーズの順番と保管場所が復旧可能性を左右します。
- 入金前の復元テストは記録漏れを見つける機会です。
- 最初の入庫は少額にし、アドレスと履歴を照合します。
受取先を作成した後は、暗号資産アドレスで誤送金を防ぐ確認法が、アドレス、ネットワーク、タグを一つの手順へまとめています。

