暗号資産の確定申告のやり方は?必要書類と入力手順

暗号資産の確定申告のやり方は?必要書類と入力手順

暗号資産の確定申告は、申告画面を開く前の年間損益計算に時間がかかります。
売買だけでなく、暗号資産同士の交換、決済、報酬も集め、取得価額と対応させます。

年間所得が確定したら、確定申告書等作成コーナーの雑所得から入力し、他の所得や控除と合わせて提出します。
履歴の取得方法を含む取引所の比較は、暗号資産取引所17社の比較ページで確認できます。

作業 完了の目安
履歴収集 国内外の取引所とウォレットの取引を集めた
損益計算 売却、交換、決済、報酬を含めた
資料準備 源泉徴収票や控除資料もそろえた
申告入力 雑所得の収入と必要経費を入力した
提出と納付 受付結果、申告書控え、納付状況を保存した

申告前に年間損益を確定

各取引所から対象年の取引履歴、入出庫履歴、年間取引報告書を取得します。
海外取引所、分散型取引所、自己管理型ウォレットの取引も対象年で統合します。

国税庁の暗号資産に関する税務資料では、暗号資産の計算書を入手できます。
国税庁の暗号資産FAQには、売却、交換、取得などの計算例があります。

取引所間の送付は、同じ資産の移動と売却を区別します。
片方の出庫ともう片方の入庫を日時、数量、取引IDで結び、取得履歴を引き継ぎます。

集計後は、年始数量に取得数量を足し、売却や使用数量を引いた値が年末数量と合うか確認します。
差があれば、手数料、報酬、取込漏れを調べます。

必要書類と保存資料

申告書へ添付する書類と、暗号資産所得の計算根拠として自分で保存する資料を分けます。

種類 主な資料 扱い
所得の入力資料 給与の源泉徴収票、事業の決算書 他の所得と合わせて入力
控除資料 社会保険料、生命保険料、寄附金など 該当する控除へ入力
暗号資産の計算資料 取引履歴、年間取引報告書、暗号資産の計算書 計算根拠として保存
本人確認 マイナンバーカードなど 提出方法に応じて使用

国税庁の確定申告書様式と手引きで対象年分の様式を確認します。
国税庁の添付・提示書類案内では、申告内容ごとに必要な書類を調べられます。

確定申告書等作成コーナーの暗号資産入力案内では、暗号資産の計算書は申告書への添付が不要と案内されています。
添付不要でも、計算過程を説明できるよう取引データとともに保存します。

作成コーナーへ入力する6段階

国税庁の確定申告書等作成コーナーを使う場合は、次の順で進めます。

  1. 対象年分と所得税を選び、提出方法を決める。
  2. 給与や事業など暗号資産以外の所得を入力する。
  3. 雑所得の「その他」を開く。
  4. 種目、支払者など、収入金額、必要経費を入力する。
  5. 所得控除、税額控除、住民税に関する事項を入力する。
  6. 計算結果を確認し、送信または印刷提出する。

e-Taxの雑所得その他の入力案内は、種目や収入金額、必要経費を入力する画面を示しています。
取引所が複数ある場合のまとめ方は、申告対象年の入力案内に従います。

e-Taxの個人向け利用案内で、マイナンバーカード方式など利用可能な提出方法と事前準備を確認します。
送信前に、入力した暗号資産所得が集計表の年間所得と一致するか見直します。

提出後と納付まで

電子申告は送信完了画面だけで終えず、受信通知と申告書の控えを保存します。
納付税額がある場合は、納付方法と期限を確認します。

申告後に取引漏れを見つけた場合は、期限内の訂正申告、期限後の修正申告や更正の請求など、状況に応じた手続きを確認します。
自己判断で翌年の損益へ混ぜません。

住民税の申告要否は所得税と完全に同じではありません。
住所地の自治体が案内する対象者と提出方法を確認します。

暗号資産の確定申告に関するよくある質問

暗号資産の計算書は確定申告書へ添付しますか?

作成コーナーの暗号資産入力案内では、暗号資産の計算書を申告書へ添付する必要はないと案内されています。
ただし、所得額の計算根拠として取引履歴や年間取引報告書と一緒に保存し、入力額を再現できるようにします。

海外取引所の暗号資産も確定申告が必要ですか?

日本の居住者が海外取引所を使った場合でも、取引場所だけで対象外にはなりません。
国税庁の暗号資産FAQに沿って、国内分と同じく取引内容から所得を計算します。
売却、交換、報酬などを国内分と合わせて年間所得を計算します。
外貨建て取引は、取引時点の円換算根拠も保存します。

取引履歴が多い場合はどう計算しますか?

取引所ごとの形式をそろえ、日時、銘柄、売買区分、数量、円換算額、手数料を統合します。
計算サービスを使う場合も、対応していない取引や入出庫の誤判定を確認します。
最終的な年末数量と実際の残高が一致するか照合します。

申告画面を開く前に数字を完成させる

確定申告書等作成コーナーは税額を計算できますが、暗号資産の取得価額や年間損益を自動で復元するものではありません。
先に取引を整理すると、入力漏れと二重計上を減らせます。

  • 国内外の取引履歴と入出庫履歴を集めます。
  • 年始から年末までの数量を照合します。
  • 添付書類と保存資料を分けます。
  • 雑所得その他へ収入金額と必要経費を入力します。
  • 受信通知、申告書控え、納付記録を保存します。

取得価額と利益を算出する方法は、暗号資産の税金計算方法で具体例とともに確認できます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!