FXの取引時間まとめ!平日24時間の仕組みと注意時間

FXの取引時間まとめ!平日24時間の仕組みと注意時間

「FXは24時間いつでも取引できると聞いたけれど、実際は何時から何時までなんだろう。夏時間になると変わるという話も見かけて、余計に分からなくなった」

こういった疑問に答えます。

FXが動くのは月曜の朝から土曜の朝までで、土日は完全に止まります。しかも開始と終了の時刻は会社ごとに違い、公表値を並べると土曜の終了時刻は午前6時30分から7時00分まで30分の幅があります。さらに夏時間になると各社が終了時刻を1時間前倒しにするため、同じ口座でも年に2回、取引できる時間が変わる。この記事では国内主要5社とくりっく365の公表値を並べ、夏時間の切替規則と、米国と欧州で切替日がずれる期間に何が起きるかまで整理します。

取引時間は会社ごとに違う条件のひとつにすぎません。スプレッドや取引単位まで含めて比べておきたい方は、主要FX会社の取引条件を比較したページに一覧をまとめています。

会社・サービス冬時間の開始冬時間の終了夏時間の開始夏時間の終了
ヒロセ通商 LION FX月曜7:00土曜6:30月曜6:30土曜5:30
GMOクリック証券 FXネオ月曜7:00土曜7:00月曜7:00土曜6:00
DMM FX月曜7:00土曜6:50月曜7:00土曜5:50
外為どっとコム 外貨ネクストネオ月曜7:00土曜6:55月曜7:00土曜5:55
SBI FXトレード月曜7:00土曜6:30月曜7:00土曜5:30
くりっく365(対円取引)月曜7:10土曜6:55月曜7:10土曜5:55

※いずれも日本時間。2026年7月時点で各社の公式ページに掲載されている値です。条件は改定されるため、口座を開いた会社の公式サイトで確認してください。

指標の発表時刻と自分の取引時間が重なるかを先に確かめたい方は、FXの経済指標カレンダーの見方をまとめた記事に主要9指標の発表機関と発表時刻を整理しています。

FXが動くのは平日だけで、24時間365日という表現は正確ではない

「FXは24時間取引できる」という説明は、半分だけ正しいものです。正確には「平日は24時間に近い形で動き、土日は止まる」となります。

仕組みは世界の市場のリレーです。日本が朝を迎えるころにはオセアニアと東京が、日本の夕方には欧州が、夜には米国が動く。どこかの拠点が開いているから、平日は途切れずレートが提示され続けます。

OANDA証券が示している各市場の時間を、日本時間で並べるとこうなります。

市場標準時間(日本時間)サマータイム(日本時間)
ウェリントン、シドニー5:00から14:004:00から13:00
東京8:00から17:00頃8:00から17:00頃
ロンドン16:00から翌2:0015:00から翌1:00
ニューヨーク22:00から翌6:0021:00から翌5:00

見てのとおり、隣り合う市場の時間が必ず重なっています。ニューヨークが閉じる翌朝6時ごろには、すでにウェリントンとシドニーが開いている。この重なりがあるから、平日はレートが途切れません。

ところが土曜の朝に米国市場が引けると、次に開く拠点がありません。ここで完全に止まり、月曜の朝まで動きません。

つまり止まるのは週末と、年に1日だけの元日。祝日は関係なく動きます(OANDA証券「FXの取引時間」)。日本の祝日に取引所が閉まる株式とは、ここが決定的に違います。

注目してほしいのは「祝日は24時間取引が可能」という部分です。日本が祝日でも、海外が平日なら相場は動きます。日本の暦とFXの営業日は別物だということ。

そして休みは土日と元日だけではありません。クリスマスや大晦日には取引時間が短縮される場合があるとも書かれています。この点は後半で扱います。

開始と終了の時刻は会社ごとに違い、土曜の終了は30分の幅がある

全体表を上から見ていくと、各社が横並びではないことがすぐに分かります。同じ日本時間で並べているのに、終了時刻がそろっていません。

冬時間の土曜の終了時刻は、早いほうがヒロセ通商とSBI FXトレードの6時30分、遅いほうがGMOクリック証券の7時00分。その間に外為どっとコムの6時55分とDMM FXの6時50分が入ります。幅にして30分です。

各社の公表内容を確認しておきます。ヒロセ通商は取引要綱で、米国標準時が月曜7時00分から土曜6時30分、米国夏時間が月曜6時30分から土曜5時30分と記載しています(ヒロセ通商「取引要綱(LION FX)」)。GMOクリック証券のFXネオは冬時間が月曜7時00分から土曜7時00分、夏時間が土曜6時00分まで(GMOクリック証券「FXネオ 取引ルール」)。DMM FXは夏時間が月曜7時00分から土曜5時50分、冬時間が土曜6時50分までと公表しています(DMM FX「サービス概要」)。

ここで1社だけ動きが違うことに気づいたでしょうか。ヒロセ通商は夏時間になると、終了だけでなく月曜の開始も6時30分に前倒しします。

SBI FXトレードは自社の解説で、夏時間のほうが冬時間より1時間短いと説明しています(SBI FXトレード「FXの取引可能な時間 夏時間と冬時間の違いを知ろう」)。開始が動かず終了だけ1時間早まるので、そのぶん短くなるという理屈。

これに対してヒロセ通商は開始も30分早まるため、週あたりの短縮は30分にとどまります。同じ「夏時間になった」でも、口座によって減り方が違うということ。

週に4日、十数分だけ取引が止まる時間がある

もうひとつ見落とされやすいのが、日次のメンテナンスです。週の途中は毎朝、レートの配信が止まる時間帯がはさまります。

外為どっとコムは時間帯まで公表しています。冬時間は火曜から金曜が午前6時55分から7時10分、土曜が午前6時55分から8時30分。夏時間は火曜から金曜が午前5時55分から6時10分、土曜が午前5時55分から7時30分です(外為どっとコム「取引時間(外貨ネクストネオ)」)。

平日のメンテナンスは1回15分。月曜の朝は週の開始そのものなので対象外で、火曜から金曜までの4日分だけ。週あたりでは60分になります。

集計単位平日メンテナンスの停止時間計算式
1日15分公表値(火曜から金曜)
1週間60分15分×4日
1年(52週)3,120分=52時間60分×52週

年間で52時間。丸2日以上の計算になります。ここで注文が出せないことを知らないまま、早朝の値動きを取りにいこうとすると空振りします。

SBI FXトレードも、メンテナンス時間中はレート配信を停止しているため注文が約定しないと明記しています。値が飛んでいる最中に決済しようとしても、この時間帯は反応が返りません。

なお、土曜のメンテナンスは95分と長めですが、これは週末のクローズの内側に入っています。実質的に効いてくるのは平日の15分のほう。

夏時間の切替は米国が3月第2日曜日、欧州は3月最終日曜日から

夏時間という言葉は1つですが、実際には地域ごとに別の規則で動いています。ここを混同すると、毎年3月と10月に必ず混乱します。

まず米国の規則から。外為どっとコムは取引時間のページで、冬時間を11月第1日曜日から3月第2日曜日、夏時間を3月第2日曜日から11月第1日曜日と明記しています。SBI FXトレードの解説も同じ内容。

欧州はこれとは別の規則で動きます。GMOクリック証券は「欧州夏時間は3月の最終日曜日〜10月の最終日曜日です」と案内しています(GMOクリック証券「欧州夏時間(サマータイム)はいつからいつまでですか?」)。

地域夏時間の開始夏時間の終了年間の夏時間の長さ
米国3月の第2日曜日11月の第1日曜日34週間(毎年一定)
欧州3月の最終日曜日10月の最終日曜日30週間または31週間

米国の夏時間が毎年ちょうど34週間になるのは、開始も終了も「第何日曜日」で定義されているためです。第2日曜日から第1日曜日までは、何年であっても日数がそろいます。

一方の欧州は「最終日曜日」基準なので、3月と10月の曜日の並びによって30週間の年と31週間の年に分かれます。

ここで大事なのは、日付を暗記しないことです。国内FX会社が各年の切替日を案内する場合もありますが、この記事では規則の形だけを示します。自分の口座の切替がいつになるかは、その年に会社から出るお知らせで確認するのが確実。

米欧の切替がそろわない期間は、春が2〜3週間、秋がちょうど1週間

2つの規則を並べると、切替日がずれることが分かります。ここが年に2回だけ発生する、いちばん間違えやすい期間です。

3月は米国が先に夏時間へ入り、欧州が2週間から3週間遅れて続きます。ずれの幅が一定でないのは、第2日曜日と最終日曜日の間隔が、その年の3月1日の曜日によって14日か21日に分かれるから。

10月と11月は逆で、欧州が先に冬時間へ戻り、米国が1週間遅れて続きます。10月の最終日曜日と11月の第1日曜日は必ず7日差になるので、こちらのずれは毎年ちょうど1週間です。

時期先に切り替わる地域ずれの長さこの期間の状態
3月米国2週間または3週間米国だけ夏時間。欧州はまだ冬時間
10月末から11月初欧州ちょうど1週間欧州だけ冬時間。米国はまだ夏時間

このずれの期間に何が起きるのか。ロンドンの市場が開く日本時間と、ニューヨークの市場が開く日本時間が、普段と違う組み合わせになります。

普段は欧州と米国が同じ方向に1時間ずれるため、両方の開始時刻が同時に動きます。ところがこの期間だけは片方しか動かないので、欧州と米国の重なる時間が1時間伸びたり縮んだりする。

国内各社の取引時間は米国の夏時間に合わせて切り替わるため、口座の終了時刻が変わるのは米国側の切替日です。欧州側の切替は取引時間には影響しませんが、欧州の指標発表が日本時間で1時間動きます。

具体的に何がずれるのかを整理しておきます。

  1. 口座の取引終了時刻。米国の切替に合わせて動く。欧州の切替では動かない
  2. 米国の統計の発表時刻。米国東部時間の午前8時30分が、日本時間で21時30分と22時30分に分かれる
  3. 欧州の統計や会合の発表時刻。欧州の切替に合わせて日本時間が1時間動く
  4. スワップの判定時刻。外為どっとコムはニューヨーク市場クローズを冬時間6時55分、夏時間5時55分としており、こちらも米国の切替で動く(外為どっとコム「金利差調整額『スワップポイント』」

つまり3月の2週間から3週間と、10月末からの1週間だけは、この4つがそろって動かないということ。米国の統計だけ1時間早くなったのに欧州の指標は元のまま、といった状態になります。

私は、この2つの期間だけはカレンダーに印をつけておくことをおすすめします。年に2回、数週間だけの話ですが、生活時間割を組み直さないと同じところでつまずくので。

年末年始とクリスマスは、取引時間が短縮されるか休場になる

土日以外にも、取引時間が変わる日があります。年末年始とクリスマスです。

年末年始は、この24時間の前提そのものが崩れる時期です。営業時間を短縮する日や、そもそも休場になる日が出てきます(GMOクリック証券「クリスマス・年末年始の営業時間および追証期限について」)。年末年始の扱いは会社ごとに別途案内されるので、12月に入ったら自分の口座のお知らせを確認してください。

くりっく365についても同じページに記載があり、12月24日と12月31日は対円取引が午前7時55分から翌午前6時00分、12月25日は午後3時30分までの短縮、1月1日は休場となっています。

日付FXネオの営業時間備考
12月25日午前7:00から午後3:30大幅な短縮
12月26日午前7:10から翌午前7:00通常に近い
1月1日休場取引不可

同社は、クリスマス前後はスプレッドの拡大や価格の急変が起こる場合があるという注意書きも添えています。参加者が減る時期に、いつもと同じ感覚で建てないほうがいいという話。

ほかの会社が同じスケジュールとは限りません。今回、他社で年末年始の営業時間を掲載したページは確認できなかったので、自分の口座については毎年12月に出るお知らせを必ず見てください。

年末年始の休みや週末をまたぐときにポジションをどう扱うかは、FXの土日と祝日の相場をまとめた記事で窓開けの仕組みとあわせて整理しています。

取引所FXのくりっく365は、店頭FXと開始も終了も時刻が違う

ここまでは店頭FXの話でした。取引所で取引されるくりっく365は、時間の作りが少し違います。

東京金融取引所は、くりっく365の取引時間を対円取引が月曜午前7時10分から翌午前6時55分、クロスカレンシー取引が月曜午前7時10分から翌午前6時25分としています。サマータイム時は終了時刻が1時間早まります(東京金融取引所「取引所為替証拠金取引 くりっく365」)。

店頭FXの多くが月曜7時00分開始なのに対し、くりっく365は7時10分。10分遅い開始です。

さらに対円取引とクロスカレンシー取引で終了時刻が30分違います。同じサービス内でも通貨ペアの種類によって時間が分かれるという点は、店頭FXにはあまりない作りかなと思います。

必要証拠金率は金融商品取引法令に定められた4%(レバレッジ25倍)で、この点は店頭FXと同じです。時間の作りだけが違うと考えてください。

FXの取引時間について迷いやすい5つの疑問

会社ごとの時刻はここまでで押さえられました。残るのは、実際に取引するときに出てくる細かい疑問です。検索でよく調べられている5つに答えます。

FXは月曜日の何時から取引できますか?

多くの国内会社は日本時間の月曜7時00分です。ただしヒロセ通商は夏時間のあいだ6時30分から、くりっく365は通年で7時10分からとなっています。

月曜の朝は週末に入った材料が一気に反映される時間帯でもあります。開始直後は参加者が少なく値が飛びやすいので、開始時刻をねらって建てにいく必要はありません。

FXは金曜日の何時まで、土曜日の何時まで取引できますか?

週の終わりは金曜ではなく土曜の朝です。金曜の取引がそのまま日付をまたいで続き、土曜の午前中に終わります。

終了時刻は冬時間で午前6時30分から7時00分、夏時間で午前5時30分から6時00分。会社によって30分の幅があるので、全体表で自分の口座を確認してください。

夏時間はいつからいつまでですか?

米国は3月の第2日曜日から11月の第1日曜日まで、欧州は3月の最終日曜日から10月の最終日曜日までです。国内FX会社の取引時間は米国の切替に合わせて変わります。

特定の年の日付をここに書かないのは、各社のお知らせで確認してもらうのが確実だからです。規則さえ覚えておけば、カレンダーを見て自分で当たりをつけられます。

FXの口座でゴールド(金)は何時から取引できますか?

国内では、金はFXの通貨ペアではなくCFDとして提供されています。取引時間もFXとは別枠。

GMOクリック証券のCFDは月曜から金曜の午前8時00分から翌午前7時00分、米国夏時間は午前7時00分から翌午前6時00分となっています(GMOクリック証券「CFD 取引ルール」)。必要証拠金も取引金額の5%(レバレッジ20倍)で、FXの4%(25倍)とは異なります。

日本の祝日はFXも休みになりますか?

なりません。日本が祝日でも、海外の市場が開いていればレートは動き続けます。

ただし日本の参加者が減るぶん、東京時間の値動きは薄くなりがちです。逆に海外が休日の日は、日本が平日でも動きが鈍ります。休むのは暦ではなく市場のほうだと考えてください。

取引時間は「何時から」ではなく「自分の会社の何時まで」で覚える

取引時間を調べる目的は、一般論としての開始時刻を知ることではありません。自分の口座が何時に閉まり、いつメンテナンスに入るかを把握することにあります。

  • FXが動くのは月曜の朝から土曜の朝までで、土日は完全に止まる。日本の祝日は休みにならない
  • 土曜の終了時刻は冬時間で6時30分から7時00分と30分の幅があり、会社ごとに違う
  • 夏時間になると多くの会社で1時間短くなるが、ヒロセ通商は開始も前倒しになるため短縮は30分
  • 火曜から金曜の朝は15分のメンテナンスがあり、週60分、年間では52時間の停止になる
  • 米国の夏時間は3月第2日曜日から11月第1日曜日、欧州は3月最終日曜日から10月最終日曜日で、切替は春が2〜3週間、秋が1週間ずれる

時間の枠が決まったら、次はその枠の中で何が起きているかです。仲値やロールオーバーといった時刻の決まったイベントは東京ロンドンNY時間の特徴をまとめた記事に整理してあるので、自分が座れる時間帯と突き合わせてみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!