「通貨ペアが何十種類もあって選べない。ランキング記事はどれも順位が違うし、結局なにを基準にすればいいのか分からない」
こういった疑問に答えます。
先に結論を書きます。通貨ペア別の勝率を集計した統計は、公的機関にもFX会社にも存在しません。だから「勝ちやすい組み合わせ」に順位はつけられません。代わりに確かめられるのは、取扱があるか、コストが低いか、スワップがどちら向きかの3つだけ。この3つで見ると、同じ取引金額100万円相当でも往復コストは米ドル/円の約12.30円からトルコリラ/円の約3,500円まで、約284倍の差がつきます。
取扱通貨ペアの数も条件も会社ごとにばらばら。まとめて見比べたい方は主要FX会社の比較ページに一覧を用意しています。
米ドル/円だけを先に深掘りしたい方は、FXのドル円を公表値から評価した記事に必要証拠金やロスカットまでの値幅まで書き出してあります。
| 通貨ペア | スプレッド(GMOクリック証券の公表値) | 1万通貨の1pips | 買いのスワップ(ヒロセ通商・1万通貨1日分) | 買いの向き |
|---|---|---|---|---|
| 米ドル/円 | 0.2銭 | 100円 | 160円 | 受取 |
| ユーロ/円 | 0.4銭 | 100円 | 75円 | 受取 |
| 英ポンド/円 | 0.9銭 | 100円 | 164円 | 受取 |
| 豪ドル/円 | 0.5銭 | 100円 | 106円 | 受取 |
| NZドル/円 | 0.7銭 | 100円 | 45円 | 受取 |
| カナダドル/円 | 0.6銭 | 100円 | 40円 | 受取 |
| スイスフラン/円 | 0.8銭 | 100円 | -65円 | 支払い |
| ユーロ/米ドル | 0.3pips | 約162.59円 | -93.4円 | 支払い |
| 南アフリカランド/円 | 0.9銭 | 100円 | 14円 | 受取 |
| メキシコペソ/円 | 0.2銭 | 100円 | 14円 | 受取 |
| トルコリラ/円 | 1.4銭 | 100円 | 24円 | 受取 |
※スプレッドはGMOクリック証券が公表する午前9:00から翌午前3:00の数値、スワップはヒロセ通商が2026年7月24日に公表した1日分を1万通貨あたりに換算した値です。ヒロセ通商の付与単位は1Lot=1,000通貨が基本で、メキシコペソ/円と中国人民元/円などは1Lot=1万通貨のため、換算のかけ方が通貨ペアで異なります。ユーロ/米ドルのスワップは同社が円換算後の値を公表しており、1Lotあたり買い-9.34円をそのまま10倍しました。クロス円の1pipsは0.01円、ユーロ/米ドルの1pipsは0.0001ドルとして米ドル/円162.59円で換算しました。※2026年7月時点の公表値です。
通貨ペア選びで本当に確かめられるのは3つしかない
通貨ペアの解説は「動きが素直」「クセが強い」といった言葉であふれています。私はこの言い方を使いません。検証できないからです。
代わりに、口座を開く前でも確認できる項目を挙げると次の3つになります。
| 確認できること | どこで確認するか | 判断にどう効くか |
|---|---|---|
| 取扱の有無 | 各社の取引ルール・通貨ペア一覧 | 扱いがなければそもそも選べない |
| スプレッドの公表値 | 各社のスプレッド情報ページ | 往復コストが確定する |
| スワップの向き | 各社のスワップポイント一覧 | 持ち越しで受け取るか払うかが決まる |
このうち2つ目と3つ目は、金額まで数字で出せます。感覚が入り込む余地がありません。
逆に言えば、これ以外の基準はすべて誰かの解釈だということ。解釈が悪いわけではありませんが、根拠の強さが違うことは知っておいてください。
主要通貨ペアのスプレッドは4社でほぼ一致し、割れるのは新興国通貨のほう
まず取扱とコストを、実際の公表値で確認します。国内主要4社のスプレッド情報ページを突き合わせました。
| 通貨ペア | ヒロセ通商 | GMOクリック証券 | DMM FX | みんなのFX |
|---|---|---|---|---|
| 米ドル/円 | 0.2銭 | 0.2銭 | 0.2銭 | 0.2銭 |
| ユーロ/円 | 0.4銭 | 0.4銭 | 0.4銭 | 0.4銭 |
| 英ポンド/円 | 0.9銭 | 0.9銭 | 0.9銭 | 0.9銭 |
| 豪ドル/円 | 0.5銭 | 0.5銭 | 0.5銭 | 0.5銭 |
| NZドル/円 | 0.6銭 | 0.7銭 | 0.7銭 | 0.7銭 |
| ユーロ/米ドル | 0.3pips | 0.3pips | 0.3pips | 0.3pips |
| 南アフリカランド/円 | 0.3銭 | 0.9銭 | 1.0銭 | 0.9銭 |
| メキシコペソ/円 | 0.2銭 | 0.2銭 | 0.2銭 | 0.3銭 |
| 英ポンド/米ドル | 0.6pips | 1.0pips | 1.0pips | 0.8pips |
上の数値はいずれも各社が自社サイトで公表しているものを拾いました(ヒロセ通商「LION FXスプレッド情報」、GMOクリック証券「FXネオ 手数料・スプレッド一覧」、DMM FX「スプレッド」、みんなのFX「スプレッド」)。ただし、その数値が適用される時間帯の区切り方まで各社バラバラなので、同じ表示だからといって同じ条件とは限りません。
主要な円ペアとユーロ/米ドルは、4社の数値がぴったり同じでした。ここで会社を選び分ける理由はありません。
差が出たのは2か所。南アフリカランド/円はヒロセ通商の0.3銭に対しDMM FXが1.0銭で、3倍以上の開きがあります。英ポンド/米ドルもヒロセ通商0.6pipsとGMOクリック証券・DMM FXの1.0pipsで差が出ました。
つまり、スプレッドで会社を比べる意味があるのは主要通貨ペアではなく、その外側の通貨ペアだということ。米ドル/円のスプレッドを見比べる時間は、正直あまり生産的ではありません。
同じ100万円相当でも、必要な通貨量は約6,150通貨から25万通貨まで変わる
ここからが通貨ペア選びの核心です。同じ「1万通貨」でも、通貨ペアが違えば動かしている金額がまったく違います。
前提を先に置きます。取引金額を100万円相当にそろえ、必要な通貨量を逆算しました。レートは日本銀行の外国為替市況による2026年7月21日17時時点の値を使います(日本銀行「外国為替市況(日次)」)。ただし日本銀行が公表しているのはドル/円・ユーロ/ドル・ユーロ/円の3つだけ。それ以外は試算のために置いた仮定レートで、実際の相場とは異なります。
| 通貨ペア | 想定レート | 100万円相当の通貨量 | 1pipsの金額 |
|---|---|---|---|
| 米ドル/円 | 162.59円(公表値) | 約6,150通貨 | 約61.50円 |
| ユーロ/円 | 185.74円(公表値) | 約5,384通貨 | 約53.84円 |
| ユーロ/米ドル | 1.1423ドル(公表値) | 約5,384ユーロ | 約87.54円 |
| 英ポンド/円 | 218.00円(仮定) | 約4,587通貨 | 約45.87円 |
| スイスフラン/円 | 206.00円(仮定) | 約4,854通貨 | 約48.54円 |
| 豪ドル/円 | 106.00円(仮定) | 約9,434通貨 | 約94.34円 |
| NZドル/円 | 97.00円(仮定) | 約10,309通貨 | 約103.09円 |
| 南アフリカランド/円 | 9.50円(仮定) | 約105,263通貨 | 約1,053円 |
| メキシコペソ/円 | 9.00円(仮定) | 約111,111通貨 | 約1,111円 |
| トルコリラ/円 | 4.00円(仮定) | 250,000通貨 | 2,500円 |
一番上と一番下を並べてみてください。米ドル/円は約6,150通貨、トルコリラ/円は25万通貨。約40.6倍の開きがあります。
そして1pipsあたりの金額も、同じ40.6倍で開きます。米ドル/円の約61.50円に対し、トルコリラ/円は2,500円。同じ100万円相当を建てているのに、1pipsの重みが40倍違うということ。
ユーロ/米ドルにも注目してください。1pipsが約87.54円で、米ドル/円の約1.42倍あります。1pipsという単位は通貨ペアごとに価値が違うので、pips数だけで損益の大きさを比べることはできません。
「pipsで損益目標を決めている」という方は、通貨ペアを変えた瞬間に目標額がずれます。ここは目標を金額で持つほうが安全かなと思います。
スプレッドを「銭」で比べると誤る。比率では約284倍の差がつく
先ほどの表に、スプレッドの往復コストを重ねます。数字が一気に立体的になります。
計算はGMOクリック証券の公表スプレッドで統一しました。スプレッドは1往復につき1回発生するものとして、100万円相当の通貨量に掛けています。
| 通貨ペア | スプレッド | 100万円相当の往復コスト | 取引金額に対する比率 | 米ドル/円の何倍 |
|---|---|---|---|---|
| 米ドル/円 | 0.2銭 | 約12.30円 | 0.00123% | 1.00倍 |
| ユーロ/円 | 0.4銭 | 約21.54円 | 0.00215% | 1.75倍 |
| ユーロ/米ドル | 0.3pips | 約26.26円 | 0.00263% | 2.14倍 |
| スイスフラン/円 | 0.8銭 | 約38.83円 | 0.00388% | 3.16倍 |
| 英ポンド/円 | 0.9銭 | 約41.28円 | 0.00413% | 3.36倍 |
| 豪ドル/円 | 0.5銭 | 約47.17円 | 0.00472% | 3.83倍 |
| NZドル/円 | 0.7銭 | 約72.16円 | 0.00722% | 5.87倍 |
| メキシコペソ/円 | 0.2銭 | 約222.22円 | 0.02222% | 18.07倍 |
| 南アフリカランド/円 | 0.9銭 | 約947.37円 | 0.09474% | 77.02倍 |
| トルコリラ/円 | 1.4銭 | 3,500円 | 0.35000% | 284.53倍 |
メキシコペソ/円の行を見てください。スプレッドは0.2銭で、米ドル/円とまったく同じ数字です。ではコストも同じかというと、往復で約222.22円。米ドル/円の約18倍かかります。
理由は単純で、レートが低い通貨ほど同じ金額を建てるのに必要な通貨量が増えるから。0.2銭という表示は同じでも、それを掛ける通貨量が18倍違えばコストも18倍になります。
ユーロ/米ドルも同じ構図。0.3pipsは0.2銭より小さい数字に見えますが、取引金額に対する比率では約2.14倍です。1pipsの定義が通貨ペアで違うので、単位のついた数字をそのまま大小比較してはいけません。
覚え方はひとつ。スプレッドの重さは「スプレッドの数字÷レート」で比べる。この割り算をするだけで、表示のトリックはすべて消えます。
「勝ちやすい通貨ペア」を示す統計は存在しない
ここは正直に書きます。「FXで勝ちやすい通貨ペアは?」という問いに、私は数字で答えられません。
今回、通貨ペア別の勝率、平均損益、値幅の分布を継続的に集計して公表している公的機関やFX会社を探しました。金融庁、日本銀行、金融先物取引業協会、東京金融取引所のいずれにも、そうした統計は見当たりません。
通貨強弱の指標を判断材料にしている方もいると思います。ただ、あれは標準的な計算式が定まっておらず、各社やツールが独自に算出しているもの。対象とする通貨ペアの組み合わせや期間が違えば順位も変わるため、通貨ペアの優劣を決める根拠にはなりません。
では何も言えないのか。そんなことはなく、条件で答えることはできます。次の3つを満たす通貨ペアは、確認できる事実として不利が少ないと言えます。
- 往復コストの比率が低い。米ドル/円0.00123%、ユーロ/円0.00215%、ユーロ/米ドル0.00263%が上位3つ
- 複数社が扱っており、スプレッドの公表値が一致している。主要な円ペアは4社とも同じ数値
- 公的なレートの記録が残る。日本銀行が日次で公表するのはドル/円・ユーロ/ドル・ユーロ/円の3つ
3つすべてを満たすのは米ドル/円とユーロ/円、そしてユーロ/米ドルです。これは「勝てる通貨ペア」ではなく「条件が確認できる通貨ペア」だということ。区別しておいてください。
ランキング形式の記事を見かけたら、順位の根拠が何なのかを確かめるのをおすすめします。コストや取扱で並べているなら参考になりますし、勝率で並べているなら出所を疑ってよいと思います。
スワップの向きは通貨ペアで決まる。主要通貨でも買いが支払いになる
コストの次はスワップです。ここは金額よりも先に「向き」を見てください。
ヒロセ通商が2026年7月24日に公表した1日分のスワップポイントを、1万通貨あたりに換算しました(ヒロセ通商「LION FXスワップポイント」)。
| 通貨ペア | 買いで持つ | 売りで持つ |
|---|---|---|
| 米ドル/円 | 160円の受取 | 190円の支払い |
| 英ポンド/円 | 164円の受取 | 179円の支払い |
| 豪ドル/円 | 106円の受取 | 121円の支払い |
| ユーロ/円 | 75円の受取 | 95円の支払い |
| NZドル/円 | 45円の受取 | 70円の支払い |
| カナダドル/円 | 40円の受取 | 70円の支払い |
| スイスフラン/円 | 65円の支払い | 45円の受取 |
スイスフラン/円だけ向きが逆になっています。主要通貨だから買いで受け取れる、という思い込みは通用しないということ。
もうひとつ見てほしいのが、買いと売りの非対称性です。米ドル/円は買いで160円受け取れる一方、売りでは190円払います。売買の方向を変えると、差額の30円ぶんだけ不利になる設計。
だから、売り方向で長く持つスタイルを考えている方は、通貨ペア選びの段階でスワップの支払い額を確認しておく必要があります。スワップは日々変動し、受取が支払いに転じることもあるので、口座を開いたあとも定期的に見る項目です。
なお高金利通貨は受取額の大きさで語られがちですが、ここまで見てきたとおり往復コストの比率も高くなります。受取だけを見て選ぶと、コストの側を見落とします。
公的なレートが残る通貨ペアは3つだけ
情報量の差も、通貨ペア選びでは効いてきます。分かりやすい指標がひとつ。
日本銀行が外国為替市況として日次で公表しているのは、ドル/円、ユーロ/ドル、ユーロ/円の3つだけ。9時と17時のスポットレートをPDFで公開する形式です(日本銀行「外国為替市況(日次)」)。
英ポンド/円も豪ドル/円もトルコリラ/円も、この対象に入っていません。つまり、あとから「あの日のレートは公的にいくらだったのか」を確かめる手段が、そもそも存在しないということ。
取引所FXのくりっく365なら、対円17通貨とクロスカレンシー11ペアについて四本値や出来高が公表されています(東京金融取引所「取引所為替証拠金取引 くりっく365」)。店頭FXより記録が残る通貨ペアは多いものの、こちらも取引所に参加した分だけの数字です。
記録が残らないことが即座に不利というわけではありません。ただ、検証やふり返りをしたい人にとっては、確かめられる材料の量が違うという事実は押さえておく価値があります。
4社にない通貨も他社では扱われている。ロシアルーブルは受付停止が明記されている
最後に、検索でよく調べられているのに大手の一覧では見かけない通貨について書いておきます。
外為どっとコムは38通貨ペアを扱っており、ロシアルーブル/円については2022年3月23日より注文受付を停止していると明記しています(外為どっとコム「取引通貨ペア・必要保証金」)。停止の事実が公表されている以上、現時点で新規に建てることはできません。
ブラジルレアル/円、インドネシアルピア/円、アルゼンチンペソ/円は、今回スプレッド表を確認した4社の掲載通貨ペアに入っていませんでした。ただし、4社の外にはあります。IG証券は個人口座の維持証拠金率一覧にブラジルレアル/円を挙げており、率は5%、最大レバレッジは20倍。FXの主要通貨ペアの4%とは別扱いです(IG証券「維持証拠金率」)。インドネシアルピアも、対円ではなく米ドル/インドネシアルピアという形で同社の取扱通貨ペアに入っています(IG証券「FX(外国為替証拠金取引)」)。
一方でアルゼンチンペソは、今回確認した範囲では取扱が見つかりませんでした。探している通貨がある方は、大手4社だけで判断せず各社の取引ルールページを直接確かめてください。
ギリシャの通貨を探している方もいますが、ギリシャはユーロを導入しているため、独自通貨のペアは存在しません。ユーロ/円やユーロ/米ドルがその代わりになります。
なお、取扱通貨ペアの数そのものは会社差が大きく、必要保証金の算出方法も会社ごとに定められています。外為どっとコムは「基準レート×1,000通貨×保証金率(4%)」で算出し、基準レートを毎週見直す方式を公表しています。個人の証拠金率が取引額の4%以上と定められている点は全社共通です(金融先物取引業協会「個人顧客を相手方とするFX取引に係る証拠金規制」)。
FXの通貨ペア選びで繰り返し聞かれる5つの疑問
条件の整理はここまでです。あとは実際に選ぶ段階で出てくる細かい疑問に答えます。
FXで勝ちやすい通貨ペアはどれですか?
勝率を集計した統計が存在しないため、順位はつけられません。答えられるのは「不利が少ない条件を満たすのはどれか」までです。
その条件で見ると、往復コストの比率が最も低く、4社の公表値が一致し、公的なレート記録も残るのは米ドル/円、ユーロ/円、ユーロ/米ドルの3つ。勝てる保証ではなく、確かめられる材料が多いという意味です。
初心者は通貨ペアをいくつまでに絞るべきですか?
数の正解はありません。ただ、1つの通貨ペアにつきスプレッド・スワップの向き・関連する経済指標の日程という3項目を追うことになります。
増やすほど確認作業が比例して増えるということ。私は、まず1つに固定して往復コストと1pipsの金額を体に入れてから、2つ目を検討する順番をおすすめします。
FXで一番動く通貨ペアはどれですか?
通貨ペア別の値幅を継続的に集計した公表データが見つからなかったため、数字では答えられません。
代わりに使えるのが、スプレッドの比率です。会社が広めのスプレッドを提示している通貨ペアは、それだけ提示条件を維持しにくいということ。トルコリラ/円の比率が米ドル/円の約284倍というのは、値動きの荒さそのものではありませんが、会社側の見立てを反映した数字ではあります。
キウイやスイスフランは初心者でも扱えますか?
キウイはNZドルの通称で、NZドル/円のことを指します。スプレッドは4社で0.6銭から0.7銭、往復コストの比率は米ドル/円の約5.87倍です。
スイスフラン/円は往復コストの比率が約3.16倍と主要通貨ペアの中では標準的ですが、買いで持つとスワップを支払う側に回ります。長く持つ前提なら、この向きは必ず確認してください。
通貨ペアはあとから変更できますか?
できます。口座を開くときに通貨ペアを登録する仕組みではなく、取扱がある範囲で自由に選べます。
ただし、通貨ペアを変えると1pipsの金額も必要証拠金も変わります。前の通貨ペアと同じ数量で建てると、動かしている金額がまるで違うことになるので、切り替えるときは必ず取引金額を計算し直してください。
通貨ペアは順位で選ぶものではなく、条件を満たすかどうかで選ぶもの
通貨ペアを比べる記事の多くは、順位という形で答えを出します。この記事はそうしませんでした。順位の根拠になる勝率の統計が、探しても見つからなかったからです。代わりに残ったのは、割り算だけで確かめられる事実です。
- 通貨ペア別の勝率や平均値幅を集計した公的データは見つからなかった
- 主要な円ペアとユーロ/米ドルのスプレッドは、国内主要4社の公表値が完全に一致する
- 同じ100万円相当でも必要な通貨量は約6,150通貨から25万通貨まで約40.6倍変わる
- 往復コストは「スプレッド÷レート」で比べる。メキシコペソ/円は表示が同じ0.2銭でも約18倍
- スイスフラン/円は買いで持つとスワップの支払い側に回る。向きは通貨ペアごとに確認が必要
まずは候補の通貨ペアについて、スプレッドをレートで割ってみてください。順位よりも、その比率のほうが判断に直結します。
通貨ペアの延長で金の取引を考えている方は注意が必要です。国内では金はFXの通貨ペアではなく別の枠組みで提供されています。FXでゴールドは取引できるかを整理した記事で、レバレッジ上限や税制の違いを確認してみてください。

