国内でMT4を使って取引するなら、まず外為ファイネスト・楽天証券・FXTFの3社を比較しましょう。いずれもMT4からの注文とEAによる自動売買に対応し、1,000通貨から取引できます。
ただし、同じMT4でも取扱通貨ペア、手数料、口座の開き方は違います。使いたいEAがあるのか、チャートで分析して自分で注文したいのかによって、選ぶ口座も変わります。
MT4の国内口座、まず比較したい3社
| 国内口座 | 最低取引単位 | EA・取引手数料 | 比較する理由 |
|---|---|---|---|
| 外為ファイネスト | 1,000通貨 0.01ロット | EA利用可 取引手数料無料(スプレッド等の負担あり) | 購入・自作したEAを使いたい。MT5口座も比較したい |
| 楽天証券(楽天MT4) | 1,000通貨 0.01ロット | EA利用可 取引手数料無料(スプレッド等の負担あり) | 楽天FX口座を利用中で、MT4口座を追加したい |
| FXTF MT4 | 1,000通貨 0.01ロット(標準コース) | PCインストール版でEA利用可 建玉連動手数料制 | 独自インディケータを活用したい。手数料を含めて条件を比較できる |
確認日:2026年10月14日。個人向けFX口座を対象にしています。掲載順は利益の出やすさや約定力の順位ではありません。スプレッド・スワップ・手数料などの最新条件は、各社の公式案内をご確認ください。
比較表の根拠:外為ファイネストのMT4取引ルール | 楽天MT4の取引ルール | FXTF MT4の取引概要
知りたいところから読む
国内3社の早見表 | 口座の選び方 | ロット・必要資金 | OANDA・JFXの変更 | MT4とMT5の違い | 分析用ならJFX
MT5で分析して、裁量取引したい方はJFXも比較

JFXは、Windows PCで使えるMT5チャートと、発注用のMATRIX TRADERを提供しています。チャートで分析し、自分で注文したい方の比較候補です。
JFXのMT4は提供終了済みです。また、MT5もチャート分析専用で、MT5からの発注やEAによる自動売買はできません。MT4のEA運用が目的なら、この記事の対応3社をご確認ください。
MT5チャートの利用にはMATRIX TRADERの口座開設が必要です。MT5のデモ口座は提供されていません。FXは元本・利益が保証されず、預けた証拠金を上回る損失が生じる場合があります。
MT4が使える国内口座3社の特徴と注意点
口座を選ぶときは、使う予定の通貨ペアとEAが、その会社の環境で動くかを先に確認します。MT4の画面が同じでも、最小数量や取引ルールまで同じとは限りません。
外為ファイネスト|購入・自作したEAを使いたい方に

| 基本情報 | MT4口座の条件 |
|---|---|
| 通貨ペア | 29通貨ペア(公式一覧を集計) |
| 最低取引単位 | 1,000通貨/0.01ロット。1ロット=10万通貨 |
| EA | 利用可能。公式サイトでEA利用制限なしと案内 |
| 取引手数料 | 無料。スプレッド・スワップ等による負担はある |
| MT5 | 別途MT5口座も提供 |
外為ファイネストは、購入したEAや自分で作成したEAを使いたい方の候補です。公式サイトでは、MT4・MT5の両方でEAの利用制限を設けていないと案内しています。スキャルピングについても制限なしとしています。
MT4向けのEAを使い続けながら、将来MT5も検討したい方は、両方の口座条件を同じ会社で調べられます。ただし、MT4のEAをそのままMT5へ移せるわけではありません。
EAを利用できることと、そのEAの動作や収益が保証されることは別です。対象の通貨ペア、注文数量、損切り、稼働中のログをデモで確認してから、本番で使うか判断しましょう。
楽天証券|楽天FX口座からMT4口座を追加したい方に

| 基本情報 | 楽天MT4の条件 |
|---|---|
| 通貨ペア | 24通貨ペア |
| 最低取引単位 | 1,000通貨/0.01ロット。1ロット=10万通貨 |
| EA | 利用可能。デモ口座でもテストできる |
| 取引手数料 | 無料。スプレッド・スワップ等による負担はある |
| 口座開設 | 楽天FX口座の開設後に、楽天MT4口座を開設する |
すでに楽天FX口座を使っている方は、楽天MT4口座の追加を検討できます。本番でEAを使うには、楽天FX口座と楽天MT4口座の両方が必要です。通常の楽天FX口座だけを開いても、MT4の本番取引を始められるわけではありません。
EAをデモで試せる点も確認しておきたいところです。楽天MT4のデモは、楽天FX口座と楽天MT4デモ口座の開設後に利用できます。「本番口座を開く前に、何の登録が必要か」を把握しておくと手続きに迷いにくくなります。
楽天証券は、市販EAのプログラム記述やEAガイドをサポート対象外としています。口座の操作を問い合わせる窓口と、EAそのものの設定・不具合を相談する相手は分けて確認してください。
FXTF MT4|独自インディケータを活用したい方に

| 基本情報 | FXTF MT4の条件 |
|---|---|
| 通貨ペア | 個人口座は30通貨ペア |
| 最低取引単位 | 標準コースは1,000通貨/0.01ロット。1ロット=10万通貨 |
| EA | PCインストール版で利用可能 |
| 独自インディケータ | 37種類を無料で提供 |
| 取引手数料 | 建玉連動手数料制。通貨ペア・売買方向・数量によって異なる |
FXTFは、独自インディケータや過去の価格データを使って、分析環境を整えたい方の候補です。MT4のPCインストール版でEAによる自動売買もできます。
現在のコストは、古い「EA手数料」の説明だけで判断しないでください。2026年にゼロスプレッドと建玉連動手数料の仕組みを導入し、従来のEA・スクリプト手数料は廃止されています。
FXのゼロスプレッドは午前9時〜翌午前3時の提供です(原則固定・例外あり)。市場急変や流動性低下、経済指標発表前後などには拡大する場合があります。さらに、建玉連動手数料は別に確認する必要があります。
手数料は、通貨ペア・売買方向ごとの建玉数量と発注数量の合計によって変わります。一部の少額取引が無料となる場合もあるため、自分の予定数量を公式の手数料表に当てはめて比較しましょう。
MT4国内口座の選び方|EA・コスト・端末を確認
使いたいEAやインディケータに合う口座を選ぶ
すでにMT4用のEAやカスタム指標を持っているなら、対応プラットフォーム、対象通貨ペア、口座の条件を確認します。MT5のほうが新しいという理由だけで切り替えると、手元のプログラムを使えなくなることがあります。
口座ごとに通貨ペア名の表記や取引ルールが異なるため、EAの販売元・作成者にも利用予定の会社を伝え、対応環境を確認しましょう。動作を確かめる前に、大きな数量で稼働させるのは避けたいところです。
スプレッドだけでなく、手数料と運用費も比べる
| 費用 | 確認すること |
|---|---|
| スプレッド | 通常時の値だけでなく、指標発表や流動性の低い時間帯の拡大も考える |
| 取引手数料 | EA・裁量取引の違い、通貨ペア、数量、建玉による条件を確認する |
| スワップ | ポジションを持ち越す場合の受取り・支払いを確認する |
| EA・VPS等 | EAの購入・利用料金と、VPSを使う場合の継続費を含める |
例えば、短時間に何度も注文するEAでは、1回ごとのコストが積み重なります。少額の取引でもVPSなどの月額費用がかかると、取引資金に対する負担が大きくなります。自分が使う数量と取引頻度を前提に比べましょう。
EAを動かすPCと、外出先で確認するスマホを分ける
スマホのMT4アプリにログインするだけでは、PCに入れたEAを稼働させる環境は整いません。EA運用では、PC版のMT4を動かし続ける環境と通信を用意し、設定や停止方法を理解する必要があります。
自宅のPCで稼働させるか、VPSなどを利用するかは、費用と管理できる時間から考えます。Macを使う場合も、各社が案内する対応OS・動作環境を確認してください。外出先からの口座確認と、EAを動かす場所は別の話です。
1,000通貨はいくらから?MT4のロットと必要資金
今回の3社では、楽天MT4・外為ファイネストのMT4・FXTF MT4の標準コースは、1ロット=10万通貨、0.01ロット=1,000通貨です。入力欄の「1」を1通貨や1,000通貨だと思って注文しないようにしましょう。
| MT4の数量表示 | 取引数量 | 米ドル/円が1円動いたときの損益変化 |
|---|---|---|
| 0.01ロット | 1,000通貨 | 1,000円 |
| 0.10ロット | 1万通貨 | 1万円 |
| 1.00ロット | 10万通貨 | 10万円 |
米ドル/円の単純計算です。利益・損失のどちらになるかは売買方向と値動きで変わります。スプレッド・手数料・スワップは含めていません。
1ドル=150円、証拠金率4%と仮定すると、1,000通貨の必要証拠金は6,000円です。計算は「150円×1,000通貨×4%」。これは現在の為替レートを示すものでも、6,000円だけ入れれば十分という意味でもありません。
口座には値動きやコストに対応する余力が必要です。必要証拠金と、自分が負担できる損失の上限を分けて考えてください。必要証拠金は通貨ペア・レート・各社の証拠金率によって変わります。
例えばFXTFでは、個人の米ドル/円などは証拠金率4%ですが、トルコリラ/円・南アフリカランド/円・メキシコペソ/円は8%です。「国内FXはどの通貨ペアも25倍」と一括りにせず、注文する商品の条件を確かめましょう。
OANDA・JFXのMT4はどう変わった?提供状況を確認
古い比較記事に会社名が載っていても、今から同じサービスを使えるとは限りません。2026年10月14日時点では、次の変更が公表されています。
| 会社 | MT4の状況 | 今から検討するときの注意 |
|---|---|---|
| OANDA証券 | 2026年9月25日取引終了後に新規注文停止。9月28日以降は保有ポジションの決済のみ。11月27日取引終了をもって提供終了予定 | 新規のMT4取引先として選ばない。既存利用者は公式のMT5移行案内を確認 |
| JFX | 2026年8月19日10時にMT4サービス終了済み | 現在はMT5チャートを案内。チャート分析専用で、発注・EA運用のための口座ではない |
OANDAは、東京サーバーのMT4に残るポジション・残高を11月28〜29日にMT5スタンダードプランの口座へ移管する予定と案内しています。既存利用者は、自分の保有状況と最新の移管案内を確認してください。
これは各社の提供状況の変更です。MT4というソフト全体が、すべての国内会社で同じ日に終了するという意味ではありません。
参考:OANDA証券「MT4新規注文停止ならびにMT4提供終了」
MT4とMT5、どちらを選ぶ?EAの対応版を先に確認
| 比較項目 | MT4 | MT5 |
|---|---|---|
| 標準テクニカル指標 | 30種類 | 38種類 |
| 時間足 | 9種類 | 21種類 |
| プログラム言語 | MQL4 | MQL5 |
| ストラテジーテスター | 単一スレッド | 複数スレッド・複数通貨・実ティックに対応 |
開発元の標準機能の比較です。会社ごとの取引条件や追加ツールを示す表ではありません。
MT4向けのEA・カスタム指標は、MT5へそのままコピーしても使えません。MT5版を入手するか、コードの移植と動作確認が必要になります。プログラムを購入する前にも、MT4用かMT5用かを確認しましょう。
すでにMT4用のプログラムを使う予定なら、対応するMT4口座から探すのが自然です。新しく環境を整えるなら、欲しいツールの対応版、取引できる会社、検証のしやすさを比べて判断できます。機能の数だけで選ぶ必要はありません。
EAを使わずチャートで分析するなら、JFXのMT5も候補

| 基本情報 | JFXでの使い方 |
|---|---|
| チャート | MT5。JFXのMT4は提供終了済み |
| 役割 | MT5はチャート分析専用。MT5からの発注は不可 |
| 注文する画面 | MATRIX TRADER |
| 対応端末 | MT5チャートはWindows PCのみ。スマホ・タブレットでは利用不可 |
| 利用条件 | MATRIX TRADERの口座開設が必要 |
| MT5のデモ | 提供なし。MATRIX TRADERのデモとは別のサービス |
「MT4で使う特定のEAがある」のではなく、「見やすいチャートで分析し、注文は自分でしたい」という方は、JFXのMT5とMATRIX TRADERの組合せも比較できます。
JFXはスキャルピングを公認しており、分析用チャートと注文画面を併用する使い方を案内しています。ただし、MT5チャートには口座情報や保有ポジションが反映されず、EAによる自動売買もできません。自分が必要とする機能に合うかを確認してください。
MT4用のEAを動かしたい方は、上で紹介した取引対応3社を比較しましょう。MT5を用意している会社でも、取引に使えるか、分析だけに使うのかで役割が変わります。
MT4国内口座の始め方|デモから本番へ進む手順
| 手順 | 確認すること |
|---|---|
| 1.口座と利用する版を決める | MT4の実取引に対応する会社を選び、EAを使うならPC版の条件を確認する |
| 2.公式案内からデモを用意する | 各社の登録条件に従い、公式のダウンロード先・サーバー・ログイン情報を使う |
| 3.注文とEAの設定を確かめる | 数量、通貨ペア、損切り、EAの停止方法、ログの確認方法を試す |
| 4.本番の条件を再確認する | 必要証拠金、取引コスト、ロスカット、メンテナンス時間を確認し、負担できる数量を決める |
EAは、入れただけで自分に合う数量へ調整されるとは限りません。初期設定のロット、追加注文の条件、損切りの有無、稼働を止めた後に残る注文・ポジションを確認してください。
デモやバックテストで利益が出ても、本番の利益は保証されません。配信価格・スプレッド・約定・通信環境などに違いがあるため、検証した結果をそのまま将来の収益として見込まないことが大切です。
デモと本番の違いや練習の進め方は、FXデモトレードの選び方と比較でも説明しています。MT4のデモを使う場合は、この記事の各社公式案内から提供条件を確認してください。
MT4国内口座でよくある質問
MT4は無料で使えますか?
口座の利用・取引手数料は会社によって異なります。EAの購入費やVPS利用料などが別にかかる場合もあります。ツールを無料で使える場合でも、スプレッド・スワップ・手数料を含めた負担は確認してください。
MT4の国内口座は1万円からでも使えますか?
取引できるかは、選ぶ通貨ペアのレート、最低数量、必要証拠金と口座の余力で変わります。今回の3社は1,000通貨からですが、1万円で十分な余力があるとは一律に言えません。入金額だけで決めず、数量を変えたときの損失額も計算しましょう。
スマホだけでEAを動かせますか?
MT4のスマホアプリだけで、PC版のEAを導入・稼働することはできません。EAを動かすPCやVPS側の環境が必要です。スマホで残高やポジションを確認できることと、自動売買を動かせることは区別してください。
MT4のチャートを見て、別の会社で注文してもよいですか?
分析用のチャートと発注用のツールを分ける使い方はあります。ただし、会社ごとに配信レートやスプレッドが違うため、実際に注文する会社の価格と注文内容を必ず確認してください。チャートで見た価格が、そのまま約定価格になるとは限りません。
国内のMT4口座なら損失を心配しなくてよいですか?
いいえ。国内登録業者であっても、FXやEAの利益・元本は保証されません。ロスカットがあっても、相場の急変などで証拠金を上回る損失が生じる場合があります。口座の登録・資金管理の仕組みと、取引そのもののリスクは分けて確認してください。
使いたいEAと取引条件に合う国内口座を選ぼう
MT4で実際に注文・EA運用をしたいなら、外為ファイネスト・楽天MT4・FXTF MT4を比較できます。3社とも1,000通貨からですが、取扱通貨ペア、手数料、デモの登録条件には違いがあります。
使うEAが決まっている方は対応環境、楽天FX口座を持っている方は追加手続き、独自インディケータを使いたい方はFXTFの機能とコストを確かめましょう。OANDA・JFXのMT4については、古い提供情報のまま申し込まないようにしてください。
EAを使わずチャートで分析したい方には、JFXのMT5も選択肢です。取引対応か分析専用かを見分け、デモなどで操作と数量を確かめてから、自分の目的に合う口座を選んでください。
MT5で分析して、裁量取引したい方はJFXも比較

JFXは、Windows PCで使えるMT5チャートと、発注用のMATRIX TRADERを提供しています。チャートで分析し、自分で注文したい方の比較候補です。
JFXのMT4は提供終了済みです。また、MT5もチャート分析専用で、MT5からの発注やEAによる自動売買はできません。MT4のEA運用が目的なら、この記事の対応3社をご確認ください。
MT5チャートの利用にはMATRIX TRADERの口座開設が必要です。MT5のデモ口座は提供されていません。FXは元本・利益が保証されず、預けた証拠金を上回る損失が生じる場合があります。

