給料日まで10日あり生活費が2万円足りず、来月も家賃とカード代を払うと1万円不足する見込みです。
この状態でカードローンを使うと、今月の2万円は埋まっても、来月は返済分まで不足します。
「やめとけ」と言われる最大の理由は、借入れが毎月の赤字を解決しないからです。
毎月赤字、返済のための借入れ、完済日が不明、無登録業者からの勧誘のどれかに当てはまるなら、利用を始める段階ではありません。
申込先ごとの上限金利や返済方法は、カードローン総合おすすめに整理しています。
| 危険性を確かめる項目 | 利用を止める目安 |
|---|---|
| 毎月の家計 | 借入れがなくても毎月赤字になる状態です。 |
| 返済原資 | 給料ではなく、別の借入れを返済へ回しています。 |
| 完済予定 | 何月に残高が0円になるか答えられません。 |
| 借入先 | 登録を確認できない相手や個人アカウントです。 |
| 返済状況 | 返済日を過ぎる見込みなのに連絡していません。 |
カードローンをやめた方がいい四つの状態
第一は、借入れ前から生活費が毎月不足している状態です。
今月の不足を借入れで埋めると、来月は元の不足に返済額が加わります。
収入増や固定費削減の見込みがない限り、残高は減りません。
第二は、返済のために別の会社から借りる状態です。
返済日を越えられても、借金の合計は移動しただけで、利息の発生源が増えることもあります。
第三は、最低返済額だけを見て完済月を確認していない状態です。
月々の負担が小さく見えても、短期で完済できるとは限りません。
第四は、「審査なし」「個人融資」などをうたう相手へ近づく状態です。
正規の貸金業者かどうかを確認できなければ、契約以前の危険があります。
どれにも当てはまらなければ安全でしょうか?
そうとは限りませんが、少なくとも危険が高い入口を四つに分けると、今止めるべき行動が見えます。
最低返済額だけでは元金がなかなか減らないことがある
カードローンやキャッシングの返済額には、元金と利息が含まれます。
支払額の全額が借入残高を減らすわけではありません。
日本貸金業協会の上限金利の説明では、元本10万円以上100万円未満の上限は年18%とされています。
例えば、10万円を年18%、追加借入れなし、毎月一定額を払う単純な月次モデルで比べます。
| 毎月の支払額 | 完済までの目安 | 利息合計の目安 |
|---|---|---|
| 5,000円 | 約24か月 | 約19,783円 |
| 10,000円 | 約11か月 | 約9,162円 |
この試算は毎月の利息を残高×18%÷12で計算した概算です。
実際の返済額、日割計算、端数処理、返済方式は商品ごとに異なります。
同じ10万円でも、支払額が小さいと完済まで約13か月長くなり、利息も約1万622円増える試算です。
最低返済額なら、無理なく早く完済できるのでしょうか?
最低返済額は「今月払える額」ではあっても、「早く終わる額」とは限りません。
返済遅れは次のローン審査にも関わる
ローンの契約内容、残高、返済状況は信用情報として扱われます。
日本信用情報機構の説明では、契約内容や返済状況などの客観的な取引事実を信用情報として示しています。
カードローンを一度使っただけで、直ちにすべての審査へ通らなくなるわけではありません。
しかし、返済が遅れたり、残高を抱えたまま申込みを重ねたりすれば、金融会社が返済能力を判断する材料になります。
自分の登録内容が不安なら、CICの情報開示制度や各信用情報機関の本人開示を利用できます。
「もう信用に傷がついたはず」と思い込んで無登録業者へ進まず、まず事実を確認する必要があります。
返済日を過ぎそうなときは、別の借入れを探す前に現在の借入先へ連絡します。
連絡しても、返済義務はなくなりません。
それでも無断で延滞する前に連絡すれば、契約上の対応を確認できます。
審査なしをうたう無登録業者や個人間融資には近づかない
正規の貸金業者は、申込者の返済能力を審査します。
審査を避けたい気持ちにつけ込み、「ブラックでも必ず貸す」「先に保証料を払えば融資する」と誘う相手には注意が必要です。
金融庁のSNS等を利用した個人間融資への注意喚起では、反復継続する個人間融資が貸金業に当たり得ることや、違法な高金利、個人情報悪用の危険が示されています。
事業者名が書かれていても、それだけでは十分ではありません。
金融庁の登録貸金業者情報検索サービスで照合するのは、商号、登録番号、所在地、電話番号の四項目です。
登録結果と連絡先が違う場合や、SNSのDMだけで契約を急かす場合は、個人情報を送らず離れます。
消費者金融と無登録業者の違いを詳しく分けるなら、消費者金融のメリットとデメリットも確認できます。
返済のために借り始めたら一人で立て直そうとしない
返済を借入れでつなぎ始めると、どの会社へいくら返しているかも分かりにくくなります。
この段階では、新規借入れを止め、借入先ごとに残高、返済日、毎月返済額を書き出します。
対応は次の順です。
- 新規借入れを止め、全社の残高と返済日を書きます。
- 返済日前に各借入先へ連絡します。
- 日本貸金業協会の貸金業相談・紛争解決センターなどへ、収入と固定費を含めて相談します。
相談に必要なのは、立派な説明ではありません。
借入先、残高、返済日、収入、家賃などの固定費が分かれば、現在地を整理できます。
督促が怖くても、借りて時間を延ばすほど選択肢が増えるわけではありません。
カードローンの危険性に関するよくある質問
カードローンは一度でも使わない方がいいですか?
一度の利用だけで危険と決まるわけではありません。
必要額が一時的で、返済原資と完済日が決まり、追加借入れをしないなら管理できる余地があります。
毎月赤字を補う目的や、返済後にまた借りる予定なら、一度目の前に止める方が安全です。
キャッシングもやめとけと言われる理由は同じですか?
クレジットカードのキャッシングも現金の借入れであり、利息と返済が生じます。
カードにすでに枠があるため預金の引出しに見えやすいものの、利用明細には借入残高が残ります。
毎月赤字や返済借入れに使えば、カードローンと同じ危険があります。
返済のために別の会社から借りてもよいですか?
新しい借入れで返済日を越えても、債務の合計が減るとは限りません。
借入先と金利が増え、次月の返済管理がさらに難しくなる可能性があります。
新規借入れを止め、現在の借入先へ返済日前に連絡し、相談窓口へ残高一覧を持ち込みます。
審査なしの貸金業者なら返済が苦しくても借りられますか?
返済能力を確認せず「必ず貸す」と誘う相手は、無登録業者や詐欺の可能性を疑います。
金融庁の注意喚起にあるように、違法金利や個人情報悪用の危険があります。
先に保証料や手数料を振り込まず、金融庁の検索結果と連絡先を照合します。
やめる基準を残高で決める
カードローンの危険性は、怖いという印象だけでは判断できません。
家計の赤字、追加借入れ、完済日、借入先の登録を数字と事実で見れば、停止線を引けます。
- 毎月赤字なら、借入れより家計調整や相談を先にします。
- 最低返済額ではなく、元金の減少額と完済月を見ます。
- 返済遅れの見込みは、別の借入れではなく借入先への連絡で扱います。
- 審査なしや個人間融資の勧誘には個人情報を渡しません。
- 返済を借入れで補い始めたら、新規借入れを止めます。
カードローンを使う場合の審査、金利、返済までを順に確かめるなら、カードローン初心者向けガイドへ進めます。
停止線に触れている場合は、比較を続けるより先に借入先や相談窓口へ連絡する段階です。

