消費者金融3社へ毎月返していると、返済日と最低返済額を追うだけでも疲れます。
おまとめローンなら返済先を一社へ整理できますが、一本化した瞬間に借金の元金が減るわけではありません。
効果が出るのは、既存3社を完済し、新しい金利と返済期間で総支払額を抑えられた場合です。
先に全社の残高、適用金利、毎月返済、返済日を一覧にし、まとめられる債務かを確認します。
貸金業者のおまとめローンは総量規制の例外になり得ますが、銀行ローンやショッピング利用まで必ず対象になる制度ではありません。
一般的なカードローンの条件は、カードローン総合おすすめで金利帯と返済条件を比較できます。
| 知りたいこと | 先に押さえる答え |
|---|---|
| 一本化で借金は減るか | 元金は原則そのままで、金利と返済期間により利息が変わります |
| 総量規制を超えていてもよいか | 条件を満たすおまとめは例外になり得ますが、審査があります |
| 何をまとめられるか | 商品により、貸金業者債務だけを対象とする場合があります |
| 返済日は楽になるか | 一社にまとまれば原則一つになりますが、旧契約の完済が必要です |
| 失敗を防ぐには | 総支払額を比べ、旧契約の解約・利用停止まで進めます |
消費者金融の借り換えで金利を比べる方法は主に乗り換え、他社借入があるときの申告は審査時の伝え方を扱います。
複数社を一つにする場合の出発点は、全残高の合計です。
おまとめローンは返済先を一本化しても借金そのものを消さない
おまとめローンは、新しいローンで既存の複数債務を返済し、その後は新しい一社へ返していく仕組みにすぎず、契約だけで元金は減りません。
返済日が一つになり、適用金利が下がれば利息を減らせる可能性があります。
一方、既存残高が30万円、40万円、30万円なら、一本化する元金は合計100万円です。
契約しただけで100万円が80万円になる制度ではなく、減り得るのは主に今後の利息です。
日本貸金業協会の総量規制の例外に関する解説は、顧客に一方的に有利となる借換えや、段階的に残高を減らす借換えの条件を示しています。
一本化後に追加借入れで残高が増える設計では、返済負担を減らす目的から外れます。
おまとめと債務整理は同じなのでしょうか?
同じではありません。
おまとめは新しい融資契約で既存債務を返す方法ですが、債務整理は交渉や裁判手続により返済条件・債務を法的に整理する方法を含みます。
3社100万円のおまとめ計算例は加重平均金利で比べる
年18.0%、年17.8%、年15.0%の3社をまとめるとき、単純に足して3で割るだけでは実際の負担を表せません。
残高が大きい借入先ほど利息への影響が大きいため、残高で重み付けした平均金利を使います。
たとえば、次の例では既存3社の加重平均金利は年17.02%です。
| 借入先 | 残高 | 適用金利 | 残高×金利 |
|---|---|---|---|
| A社 | 300,000円 | 年18.0% | 54,000 |
| B社 | 400,000円 | 年17.8% | 71,200 |
| C社 | 300,000円 | 年15.0% | 45,000 |
| 合計 | 1,000,000円 | 加重平均 年17.02% | 170,200 |
この100万円を36回の元利均等、追加借入れなし、諸費用なしで返す簡易試算では、年17.02%の総支払額は約1,283,857円、年14.0%なら約1,230,395円です。
差は約53,462円ですが、返済期間を48回や60回へ延ばせば、結果は同じになりません。
全国銀行協会のローン借り換えシミュレーションが示すように、借換え前後の総返済額と諸費用を同じ条件で比べることが必要です。
「3社で最も高い18%より低い」だけでなく、加重平均17.02%と比べます。
総量規制の例外になるおまとめローンは4条件と対象債務を確認する
貸金業者からの借入れは原則として年収の3分の1までですが、一定のおまとめローンは総量規制の例外になり得ます。
年収300万円で貸金業者から100万円借りている人が、通常の追加借入れとしてさらに100万円を受けるのとは別の仕組みであり、同一視できません。
日本貸金業協会の例外貸付けの要件では、借換え後の金利が上がらない、残高が段階的に減る、月々の負担が高くならない、担保・保証の条件が厳しくならないことなどが示されています。
金融庁の貸金業法Q&Aは、例外貸付けも借入残高として算入され、後の一般貸付けへ影響すると説明しています。
確認する4点は次のとおりです。
- 一本化後の金利が既存債務より不利にならないか
- 返済を続けると残高が段階的に減る契約か
- 毎月返済の合計が既存債務より増えないか
- 担保や保証人などの条件が厳しくならないか
対象となる債務の確認も省けません。
貸金業者のおまとめでは、銀行カードローン、クレジットカードのショッピング、住宅ローン、個人間借入れを対象外とする場合があります。
銀行の商品を一本化候補に含める場合は、銀行カードローンおすすめで金利帯と条件を比較できます。
ただし、自由に再借入れできる商品をおまとめ代わりに使う場合、既存債務の完済と新たな利用は同じ話として扱えません。
おまとめローンの申込みでは全社の残高と返済状況を正確に申告する
申込み前に作るのは、借入先を一社も抜かさない一覧です。
名称が似ていても、カードローン、キャッシング、ショッピング、銀行ローンでは対象区分が違うためです。
貸金業法第13条は、貸金業者に返済能力の調査を求めており、申告を曖昧にはできません。
JICCの信用情報の登録内容と期間には、契約内容、残高、返済状況、申込情報が含まれます。
少なく申告しても信用情報や提出書類との不一致が生じ、審査を有利にする方法にはなりません。
| 一覧にする項目 | 確認元 |
|---|---|
| 借入先の正式名称 | 契約書、会員画面、明細 |
| 現在残高 | 返済予定日直前の精算額 |
| 適用金利 | 契約情報、利用明細 |
| 毎月返済と返済日 | 返済予定表、口座履歴 |
| 延滞の有無 | 会員画面、通知書 |
| おまとめ対象か | 候補商品の対象債務説明 |
残高は、おおよその合計で申し込んでもよいのでしょうか?
利息が日々変わるため最終額に多少の差は出ますが、申込みでは確認できる最新残高を正確に記載します。
契約前に各社の完済予定日をそろえ、当日の精算利息を含む金額を確認します。
一本化後は既存3社の完済確認と再借入れ防止まで進める
審査に通っただけでは、一本化は完了していません。
新しい融資金で既存3社が完済され、残高ゼロを確認し、必要に応じて解約・利用停止して初めて返済先が一つになります。
| 順序 | 手続 | 残す記録 |
|---|---|---|
| 1 | 新しい契約条件を確認 | 金利、月額、回数、総支払額 |
| 2 | 既存3社へ完済額を支払う | 振込控え、入金履歴 |
| 3 | 各社の残高ゼロを確認 | 完済証明、会員画面 |
| 4 | 旧契約を解約・利用停止 | 受付番号、解約通知 |
| 5 | 一本化後の返済を始める | 初回返済日、完済予定日 |
一本化で毎月返済が2万円下がっても、その2万円を再借入れの返済に使えば効果は残りません。
月額差の一部を突発支出用に確保し、借入枠へ戻らない家計を同時に作ります。
おまとめ前に借り換え全体の比較方法を確認したい場合は、カードローン借り換えのメリット・デメリットと、カードローンの金利・返済の基本を順に読むと、一本化後の総額を計算しやすくなります。
一本化後も返済できない家計なら債務整理を含む相談へ切り替える
おまとめ後の最低返済額でも生活費が不足する、すでに複数社で延滞している、借りて返す状態が続いている場合は、新規審査だけで解決しない可能性も否定できません。
一本化は融資なので、審査に通らないこともあります。
日本クレジットカウンセリング協会の借金の無料相談では、家計改善や債務整理を含めて相談できます。
おまとめの申込結果を待って返済日を過ぎる前に、全債務の一覧と家計を相談へ持ち込めます。
消費者金融のおまとめローンに関するよくある質問
おまとめローンにすると借金の元金も減りますか?
原則として、既存債務の元金を新しいローンで返すため、契約しただけで元金が免除されるわけではありません。
日本貸金業協会が示す借換えは、金利や月額負担を不利にせず残高を段階的に減らす仕組みです。
元金ではなく、今後の利息が減るかを比較します。
銀行カードローンやクレジットのショッピングもまとめられますか?
商品によって異なります。
貸金業者の例外貸付けでは、対象を貸金業者からの借入れに限定し、銀行ローンやショッピング利用を含めない場合があります。
例外貸付けの対象と個別商品の説明を照合し、一覧へ対象・対象外を記載します。
年収の3分の1を超えていてもおまとめローンを利用できますか?
条件を満たすおまとめローンは、総量規制の例外として年収の3分の1を超える残高を借り換えられる場合があります。
ただし、金融庁の貸金業法Q&Aにあるとおり例外貸付けも残高に算入され、個別の返済能力審査がなくなるわけではありません。
おまとめローンに通らなかったらどうすればよいですか?
申込先を増やし続ける前に、全社の返済と生活費が現在の収入で続くかを確認します。
返済のために借りている、延滞が見込まれる場合は、日本クレジットカウンセリング協会などの無料相談で家計改善と債務整理を含む方法を検討できます。
一本化は全社の残高・加重平均金利・完済確認までを一つにする
おまとめローンの価値は、返済日が一つになることだけではありません。
既存3社を確実に閉じ、一本化後の総支払額と家計が改善して初めて目的を果たします。
- おまとめローンは返済先を一社にしますが、元金を自動的に免除しません
- 現在の金利は単純平均ではなく、各残高で重み付けした平均と比べます
- 総量規制の例外でも、金利、月額、残高減少、担保等の条件と審査があります
- 銀行ローンやショッピングなど、商品によってまとめられない債務があります
- 融資後は各社の完済、残高ゼロ、解約・利用停止まで記録します
一本化と1件の乗り換えのどちらが合うかを戻って比べたい場合は、カードローン借り換えのメリット・デメリットが次の読み先です。
複数社の合計だけでなく、金利差、返済期間、旧契約の扱いを同じ表で整理できます。

