暗号資産には、過去の安値と高値を比べると100倍以上の価格差が生じた銘柄があります。ただし、「次に100倍になる銘柄」を事前に断定することはできません。過去の倍率だけを見て、同じ結果を期待するのは危険です。
これから候補を調べるなら、単価の安さよりも100倍になったときの時価総額、今後増える供給量、実際に売れる数量を確認しましょう。この記事では、過去の実例と5銘柄の確認ポイント、購入前に見ておきたい条件をまとめます。
公式情報・価格データの確認日:2026年10月20日。本記事の倍率・評価額の計算は、将来価格の予測ではありません。
購入方法と取扱い銘柄を、Coincheckで確認

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候補が見つかったら、購入方法や費用も確認しましょう。Coincheckでは、少額から注文や売却の操作を確かめられます。
取引所のBTC取引手数料は無料。銘柄によって対応する取引方法が異なるため、購入前にサービスの条件を確認してください。
※500円からの購入と、取引所の最低注文数量は別の条件です。販売所には売買価格差があり、入出金・送金にも所定の費用がかかる場合があります。最新の手数料をご確認ください。
※取扱い銘柄であることや口座を開設することで、値上がりが保証されるわけではありません。暗号資産は価格変動により、投じた資金を失う可能性があります。
暗号資産で100倍は狙える?価格の上昇と利益を分けて考える
100倍の値上がりが起きる可能性を否定はできませんが、その確率や到達時期を示すことはできません。「100倍になるか」だけでなく、「その価格になるために、何が変わる必要があるか」を考えることが大切です。
たとえば1万円分を保有し、価格が100倍になれば、税金・費用を引く前の評価額は100万円です。利益は元手を除いた99万円になります。なお、価格が「100%上昇」するのは2倍で、100倍は「9,900%上昇」です。
ここで扱う100倍は、暗号資産そのものの価格倍率です。「証拠金の100倍の金額を取引する」というレバレッジとは別の意味なので、混同しないようにしましょう。
過去に100倍以上になった暗号資産の実例|SOL・DOGE
CoinMarketCapが掲載する過去の最安値と、その後の最高値を、同じ米ドル建てで比較した例です。最高値を最安値で割った事後的な価格比較であり、その価格で誰もが売買できたことを示すものではありません。
| 銘柄 | 記録された最安値(米ドル) | その後の最高値(米ドル) | 単純な価格倍率 |
|---|---|---|---|
| ソラナ(SOL) | 0.5052ドル 2020年5月11日 | 294.33ドル 2025年1月19日 | 約583倍 |
| ドージコイン(DOGE) | 0.00008547ドル 2015年5月7日 | 0.7376ドル 2021年5月8日 | 約8,630倍 |
出典:CoinMarketCapのSOL価格データ/DOGE価格データ(2026年10月20日確認)。倍率は最高値÷最安値を四捨五入。日本円への為替換算、税金・費用、約定できる数量は含めません。
最安値と最高値の間には、SOLでは約4年8か月、DOGEでは約6年の時間があります。その間ずっと保有できたか、途中で資金が必要にならなかったかも、実際の投資結果を左右します。
また、これは発行時の販売価格や、日本の取引所で買えるようになった時点からの倍率ではありません。「自分が買えるようになった価格」と、古い安値を入れ替えて考えないことが重要です。
100倍を考える前に比較したい5銘柄と確認ポイント
次の表は、仕組みや供給の違いを調べるための比較例です。100倍の到達可能性が高い順のランキングではありません。銘柄名だけで判断せず、購入時点の価格と流通量を合わせて確認してください。
| 銘柄 | まず確認すること | 値上がりを考えるときの注意点 |
|---|---|---|
| ビットコイン(BTC) | 発行上限2,100万BTC、現在の流通量と時価総額 | 供給上限があることだけで、今の価格から100倍になるとはいえない |
| イーサリアム(ETH) | ネットワーク利用、手数料に使われる需要、供給の変化 | サービス利用の増加が、そのまま保有者の利益率になるわけではない |
| ソラナ(SOL) | アプリの利用とSOLの手数料需要、競合や供給量 | 過去の大幅上昇を、現在からの上昇余地と取り違えない |
| スイ(SUI) | 総供給上限100億SUI、今後のトークン放出と用途 | 現在の流通量だけを使うと、将来の供給増加を見落とす |
| ドージコイン(DOGE) | 決済・送金などの利用と、年間50億DOGEの新規発行 | 1枚の単価が低くても、供給量や人気の変化まで含めて考える |
仕組みの出典:Bitcoin.org/Ethereum.org/Solana公式/Sui公式/Dogecoin公式。価格予想ではなく、各公式資料で確認できる特徴を整理しています。
小型銘柄のほうが時価総額の伸びを計算しやすく見えることはあります。しかし、買い手が少ない、発行者の情報が乏しい、売却できる市場が限られる、といった問題もあります。小さいこと自体を、値上がりの根拠にしないでください。
100倍を期待する前に調べたい5つの条件
1.100倍の価格にしたとき、時価総額はいくらになるか
時価総額は、価格と流通量を掛けて求めます。流通量が同じなら価格100倍で時価総額も100倍ですが、将来の流通量が増えるなら、必要な時価総額の倍率も大きくなります。

図の例では、価格が100倍、流通量が5倍になると、時価総額は現在の500倍になります。目標価格だけでなく、その規模を支える需要や利用の変化を説明できるか考えましょう。
時価総額は実際に流入した資金の合計ではありません。価格は売買の注文状況によって動くため、「時価総額が1兆円増えるなら1兆円の入金が必要」と読む計算でもありません。定義はCoinGeckoの時価総額解説で確認できます。
2.流通量と、今後のロック解除・新規発行を確認する

たとえばSUIは、総供給上限が100億SUIとされています。ただし、すべてが最初から市場に出ているわけではありません。公式ページには、今後の放出予定と、その予定が見込みであることが説明されています。
調べる際は、現在の流通量に加えて、チームや初期投資家などの保有分がいつ売却可能になるかを確認します。流通量が増えれば必ず下がるという意味ではありませんが、新たな供給を買う需要も必要になります。
全量の流通を仮定した理論上の評価規模を示す指標として、完全希薄化後評価額(FDV)もあります。採用する供給量はデータ提供元の定義を確認し、FDVを将来の確定的な時価総額と取り違えないようにしましょう。
3.話題になっている理由と、トークンの需要を分ける
AI、ゲーム、決済などのテーマが注目されても、それだけで対象トークンを買う人が増えるとは限りません。そのサービスを使うために、なぜそのトークンが必要なのかまで確認しましょう。
利用者数とアドレス数、取引件数と手数料収入も別の数字です。補助金や報酬がなくなっても利用が続くか、運営側の目標が実績になっているかを確かめると、宣伝と事実を分けやすくなります。
4.出来高だけでなく、自分の数量を売れるか確認する
画面上で価格が100倍になっても、その価格で保有分をすべて売れるとは限りません。出来高は一定期間の売買量、注文板は現在の買い手・売り手の注文です。見る対象を分けましょう。
買い注文が少ない銘柄では、大きな売り注文を出すと、表示価格より安い価格での売却になる場合があります。購入時に売却画面の数量条件、注文の厚み、出金・送金の制限も確認してください。
5.発行者・保有者の偏り・公式発表を確認する
提携や上場のうわさは、相手企業や取引所の公式発表でも確認します。監査済みと書かれていても、監査の範囲や実施時点が違えば、価格や返金を保証する材料にはなりません。
また、少数の保有者が大量に持っている場合は、その売却で相場が大きく動く可能性があります。ただし、取引所などの管理用アドレスを一人の投資家と誤認しないよう、保有割合だけで断定しないことも必要です。
金融庁の相談事例でも、登録業者や取扱い銘柄であることをもって価値やリスクのなさが保証されるわけではないと説明しています。登録確認と、投資対象の評価は別々に行いましょう。
購入前に決めること|少額で操作を確認し、売却と納税まで考える
- 投資額の上限を決める:生活費や借りたお金を使わず、失っても生活を維持できる範囲を考える。
- 対象銘柄と取引方法を確認する:登録業者の取扱い、販売所と取引所の違い、購入・売却・出金の費用を調べる。
- 少額で操作を確かめる:購入後に売却できる条件、本人確認や二段階認証なども確認する。
- 保有する理由と売却の条件を決める:100倍まで待つことだけをルールにせず、保有理由が崩れた場合の対応も考える。
- 記録と納税資金を残す:売却・交換の履歴を保存し、利益が出た場合に必要な税金も確認する。
1万円が100万円になった場合でも、評価額100万円がそのまま手取りになるわけではありません。国税庁の暗号資産FAQは、売却や別の暗号資産への交換などの所得計算を説明しています。利益が大きくなったら、売却・交換前に税額の見込みも確認しましょう。
なお、1億円という資産目標に対して必要な元手や倍率を考えたい方は、暗号資産で今から億り人を目指す際の元手・税金の解説も参考にしてください。
暗号資産の100倍に関するよくある質問
1円未満の暗号資産なら100倍になりやすいですか?
単価だけでは判断できません。発行・流通する数量が多ければ、1円未満でも時価総額は大きくなります。将来供給と、100倍の価格で計算した時価総額を確認しましょう。
BTCやETHは、もう100倍にならないのですか?
将来の倍率を断定することはできません。ただし、現在の時価総額が大きい銘柄ほど、同じ100倍でも到達する評価規模は大きくなります。昔の価格からの倍率と、自分が今買う価格からの倍率を分けて考えてください。
プレセールで買えば、上場後に100倍を狙えますか?
プレセールの価格が安くても、上場、トークンの引渡し、売却できる市場が確保されるとは限りません。発行者の表示だけで送金せず、契約条件、権利、返金、販売相手の情報を確認してください。急いで買うよう迫る勧誘には注意が必要です。
100倍レバレッジなら、100倍の利益が得られますか?
レバレッジは取引金額と証拠金の比率で、利益の倍率を保証する数字ではありません。相場が逆に動けば、強制決済や証拠金を上回る損失が生じる場合があります。たとえばGMOコインの暗号資産FXは個人向けに2倍を案内し、法人には別の比率を適用しています。価格100倍の話と、高レバレッジ取引は分けて考えましょう。
まとめ|100倍の候補は、価格より先に供給と売却条件を調べる
過去に100倍以上の価格差があった銘柄はありますが、次の到達銘柄や時期を確実に選ぶことはできません。最安値と最高値を比べた倍率も、実際の売買利益とは異なります。
候補を見つけたら、100倍での時価総額、今後の供給、トークンの用途、売却できる数量を確認しましょう。調べた結果、購入を見送ることも含めて判断し、生活を守れる範囲で取引方法を理解することが大切です。
購入方法と取扱い銘柄を、Coincheckで確認

ビットコインは500円から購入できます
候補が見つかったら、購入方法や費用も確認しましょう。Coincheckでは、少額から注文や売却の操作を確かめられます。
取引所のBTC取引手数料は無料。銘柄によって対応する取引方法が異なるため、購入前にサービスの条件を確認してください。
※500円からの購入と、取引所の最低注文数量は別の条件です。販売所には売買価格差があり、入出金・送金にも所定の費用がかかる場合があります。最新の手数料をご確認ください。
※取扱い銘柄であることや口座を開設することで、値上がりが保証されるわけではありません。暗号資産は価格変動により、投じた資金を失う可能性があります。

