家賃が払えない・滞納しそうな時の対処法と借入の注意

家賃が払えない・滞納しそうな時の対処法と借入の注意

家賃の支払日は25日なのに、給料日は翌月10日まで来ません。
通帳残高だけでは足りないと分かった時点で、考える順序は「どこから借りるか」ではありません。
管理会社や大家への連絡、公的支援の対象確認、一時的な不足か毎月の赤字かの判定が先です。

カードローンで家賃を払うと、その月の滞納は避けられても、翌月には家賃と返済が重なります。
収入減が続いているなら借入れで解決せず、住居確保給付金や生活困窮者自立支援の相談につなげます。

一時的な不足を借りる場合の金利や条件は、カードローン総合おすすめで比較できます。

家賃の状態 先にすること
支払日前だが不足が確実 管理会社・大家へ支払日前に連絡する
失業や大幅な減収がある 自立相談支援機関へ住居確保給付金を相談する
今月だけ入金日がずれる 不足期間と返済日を日付で並べる
毎月家賃分が足りない 借入れではなく家計・住まいの継続支援を相談する
すでに複数月を滞納 法律相談を含む専門窓口へ早めにつなぐ

家賃の支払日前に管理会社・大家へ連絡する

払えないことを隠して支払日を過ぎると、相手は事情も入金予定も分かりません。
支払日前なら、入金できる日、一部を先に払えるか、必要な手続はあるかを相談できます。

相談すれば必ず猶予されるわけではありません。
賃貸借契約の内容と貸主側の判断によるため、「待ってもらえるはず」と決めず、合意内容を記録します。

連絡時に伝える要点は四つです。

  1. 対象となる家賃の月と金額
  2. 払えない理由が一時的か継続的か
  3. 入金できる見込み日と金額
  4. 公的支援へ相談しているか

借りて期日どおり払えば、連絡しなくてもよいのでしょうか?

翌月も不足するなら、問題は一か月先へ移るだけです。
連絡の目的は支払いを免れることではなく、住まいを失う前に状況を共有することです。

失業・減収なら住居確保給付金の対象を確認する

離職、廃業、本人の責任ではない休業などで収入が大きく減った場合、住居確保給付金を利用できる可能性があります。
厚生労働省の住居確保給付金の制度概要によると、収入・資産・求職活動などの要件を満たす場合、市区町村ごとの上限内で実際の家賃額が原則3か月、延長を含め最大9か月支給されます。

給付金は本人の口座へ自由に使える現金として入るのではなく、自治体から賃貸人や不動産仲介業者などへ直接支払われます。
つまり、別の支出へ回すためのお金ではありません。
対象になるのは家賃で、敷金や共益費、駐車場代は含まれないことが、住居確保給付金のFAQに示されています。

確認する条件 制度上の主な考え方
収入減の理由 離職・廃業後2年以内、または本人都合によらない減収など
世帯収入 自治体ごとの基準額と家賃上限で判定
預貯金 自治体ごとの資産要件で判定
支給先 原則として自治体から貸主側へ直接支払い
相談先 地域の自立相談支援機関

対象かどうかを自分だけで決める必要はありません。
たとえば収入、預貯金、賃貸借契約書を用意すると、地域の相談窓口で条件を確認しやすくなります。

生活費も足りないなら生活福祉資金と自立相談を確認する

家賃だけでなく食費や光熱費も足りない場合、カードローンを家賃へ使っても生活全体の赤字は残ります。
地域の自立相談支援機関では、家計改善、就労、住まいなどをまとめて相談できます。

生活福祉資金貸付制度は、誰でも利用できる制度ではありません。低所得世帯など、一定の対象に用意されています。
厚生労働省の生活福祉資金貸付制度は、総合支援資金、福祉資金、教育支援資金などの種類と、実施主体が都道府県社会福祉協議会であることを案内しています。

緊急小口資金は、緊急かつ一時的に生計維持が難しい場合に利用できる少額資金です。
具体的な限度額や償還条件は生活福祉資金の貸付条件一覧で確認できますが、審査があり、即日で必ず受け取れる制度ではありません。

公的な貸付けも借金ではないのか、という疑問は自然です。

しかし、違いは金利だけではありません。
相談支援と組み合わせ、生活を立て直す目的で対象や償還可能性を確認する制度です。
今日の家賃だけを埋めるカードローンとは役割が異なります。

具体例:家賃8万円を6回で返すと翌月の住居費はいくらか

家賃8万円を年18.0%で借り、6回の元利均等返済とする概算です。
追加借入れや手数料は考慮していません。

翌月から重なる支払い 金額の目安
通常の家賃 80,000円
カードローン返済 約14,042円
住居に関係する合計 約94,042円
6回の総返済額 約84,252円
利息合計 約4,252円

今月8万円が足りなかった家計に、翌月から約1万4,000円が追加されます。
収入が元に戻らなければ、来月の不足はさらに大きくなる構造です。
翌月も同じ不足が出るのに、今月だけ借りて解決したと言えるでしょうか?
答えは否です。
継続的な減収なら、公的支援と家計相談へ進みます。

貸金業者から借りる場合、年収の3分の1という総量規制がありますが、それは家計が返せる額を示す基準ではありません。
制度の説明は金融庁の貸金業法Q&Aで確認できます。

給与の入金が数日遅れるだけで、次回以降は通常どおり家賃を払え、6回分の返済額も残せる場合なら一時的な不足といえます。
一方、失業や慢性的な赤字なら、この試算を借入れの根拠にしてはいけません。

家賃の借入れは一時的な日付ずれだけに限定する

借入れを候補に残す条件は、金額よりも不足の原因です。
収入が回復する日付と金額が確定し、その後の家賃と返済を同時に払える場合に限ります。

判断を分ける流れは次のとおりです。

  1. 今月の家賃不足額と支払日を確認します。
  2. 来月以降の収入と家賃を3か月分並べます。
  3. 減収が続くなら住居確保給付金と自立相談を先に確認します。
  4. 一時的な日付ずれなら、利息を含む完済日を置きます。
  5. 返済後に翌月の家賃が不足するなら借りません。

家賃のために借りた後、返済のための借入れが必要になるなら、自転車操業から抜ける方法の段階です。
延滞前であっても、借金全体と家計を相談窓口へ共有します。

家賃の滞納と借入れに関するよくある質問

家賃を1回滞納したらすぐ退去になりますか?

滞納後の対応は契約内容、期間、貸主側とのやり取りなどで異なり、1回なら必ず大丈夫とも、直ちに退去とも一律には言えません。
支払日前または遅れに気づいた時点で管理会社・大家へ連絡し、合意内容を記録します。
法的な通知を受けた場合は、法テラスの債務・貸付けに関する案内などを入口に個別相談します。

住居確保給付金は共益費や駐車場代にも使えますか?

厚生労働省の住居確保給付金FAQでは、支給対象は家賃額で、敷金、共益費、駐車場代は含まれないと案内しています。
対象額と自治体ごとの上限があるため、賃貸借契約書の内訳を自立相談支援機関へ見せて確認します。

消費者金融の審査で家賃滞納は分かりますか?

家賃の支払情報がすべて一律に指定信用情報機関へ登録されるわけではありませんが、関連する保証契約や立替払いの形によって扱いが異なる場合があります。
貸金業者は収入や指定信用情報機関の借入残高などから返済能力を調査すると、金融庁の貸金業法Q&Aは説明しています。
滞納を隠すために申告内容を偽るのは避けます。

生活福祉資金は今日中に借りられますか?

相談と審査がある制度なので、今日中に必ず受け取れるとは限りません。
対象世帯、用途、償還可能性などを地域の社会福祉協議会が確認します。
制度の窓口と基本条件は、厚生労働省の生活福祉資金貸付制度で確認できます。

住まいを守るために借入先より支払先と支援先へ先に連絡する

家賃が足りないと分かったら、支払日前の連絡と公的支援の確認を先に進めます。
カードローンは一時的な入金日のずれを埋められても、収入減や毎月の赤字そのものは直せません。

  • 管理会社・大家へ、対象月、金額、入金見込み日を伝えます。
  • 失業や減収がある場合は、住居確保給付金の要件を確認します。
  • 生活費も足りないなら、自立相談と生活福祉資金の対象を相談します。
  • 翌月の家賃と返済を同時に払えない借入れは避けます。

目的費を借りる場合の総返済額の見方を確認するには、車の購入資金をカードローンと自動車ローンで比べた記事が次の資料になります。
家賃の不足にも、月額だけでなく完済までの負担を重ねて見る考え方を使えます。

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