イーロン・マスク氏が本人の投稿で保有を公表した暗号資産は、ビットコイン(BTC)・イーサリアム(ETH)・ドージコイン(DOGE)です。2022年3月14日の投稿で、3銘柄を引き続き保有し、売らない意向を述べています。
ただし、この投稿だけでは現在の保有数量・売買履歴・資産配分は分かりません。また、TeslaやSpaceXが持つBTCも、マスク氏個人の保有分とは別です。この記事では、本人の公表と企業の開示資料を分け、確認できる銘柄と数字を整理します。
確認日:2026年10月20日。本人の発言日と、企業資料の残高基準日は各表に記載しています。
BTC・ETH・DOGEの取扱いと購入方法を確認

ビットコインは500円から購入できます
CoincheckではBTC・ETH・DOGEを取り扱っています。購入を検討する際は、注文方法や売買にかかる費用を確認しましょう。
取引所のBTC取引手数料は無料。銘柄によって対応する取引方法が異なるため、購入前にサービスの条件を確認してください。
※500円からの購入と、取引所の最低注文数量は別の条件です。販売所には売買価格差があり、入出金・送金にも所定の費用がかかる場合があります。最新の手数料をご確認ください。
※マスク氏による当サービスの推奨を示すものではありません。暗号資産は価格変動により、投じた資金を失う可能性があります。
イーロン・マスク氏が保有を公表した暗号資産は3銘柄
| 銘柄 | 本人の公表で確認できること | この公表だけでは分からないこと |
|---|---|---|
| ビットコイン(BTC) | 2022年3月14日の投稿で保有を表明 | 現在の数量・取得価格・その後の売買 |
| イーサリアム(ETH) | 同じ投稿で保有を表明 | 現在の数量・取得価格・資産に占める割合 |
| ドージコイン(DOGE) | 同じ投稿で保有を表明 | 現在の数量・取得価格・保有上位アドレスとの関係 |
出典:マスク氏本人の投稿(2022年3月14日)。この表は公表された保有情報を整理したもので、現在の全保有銘柄を網羅する一覧ではありません。
知りたいのが「マスク氏が何を買ったのか」なら、まずはこの3銘柄を起点にできます。一方、「今も同じ量を持っているか」「今から同じものを買えば利益が出るか」は、この投稿からは判断できません。
本人・Tesla・SpaceXの保有情報は分けて見る

企業のBTC保有がニュースになると、「マスク氏が何万BTCを持っている」と読み替えたくなるかもしれません。しかし、会社の資産と個人の資産は同じものではありません。確認するときは、誰の保有か・いつの残高か・何を根拠にした数字かをそろえましょう。
| 保有主体 | 資料から確認できる数量 | 残高の基準日・根拠 |
|---|---|---|
| マスク氏個人 | 数量は、この本人投稿では公表されていない | 2022年3月14日の本人投稿 |
| Tesla | 11,509 BTC | 2026年6月30日/Form 10-Q・脚注(2) |
| SpaceX | 18,712 BTC | 2026年6月30日/Form 10-Q・注記7 |
出典:Tesla・2026年6月期Form 10-Q(PDF16ページ)/SpaceX・2026年6月期Form 10-Q(Note 7)。いずれも会社の開示残高であり、2026年10月20日当日のリアルタイム残高ではありません。
両社の開示数量を足すと30,221 BTCになりますが、この合計を「マスク氏個人の保有数量」として扱うことはできません。また、ドル建ての評価額は価格変動でも増減するため、評価額が減ったことだけで売却したとはいえません。
Teslaの次の決算資料を調べる場合は、IRの四半期資料一覧で公表日を確認してください。2026年10月20日の確認時点では、第3四半期の決算発表予定日は10月21日と案内されていました。未公表の四半期数値を、発表済みの数字と混ぜないことが大切です。
保有を公表したBTC・ETH・DOGEには、どんな違いがある?
3銘柄は、名前を知っているだけでは比較しにくい対象です。マスク氏との関係に加えて、その暗号資産が何に使われ、どう供給されるかも確認しましょう。
| 銘柄 | 仕組みを見るポイント | 購入前に考えたいこと |
|---|---|---|
| BTC | 特定の企業が発行・管理する通貨ではなく、発行上限は2,100万BTC | 供給上限があっても、購入後の価格が保証されるわけではない |
| ETH | Ethereumの取引手数料の支払いやネットワークの維持に使われる | 利用の増加と、自分が買う価格での投資成績は別に考える |
| DOGE | 送金や決済に利用され、毎年50億DOGEの新規発行が続く仕組み | 話題性に加え、供給と需要、売却時の取引条件も確認する |
仕組みの出典:Bitcoin.org/Ethereum.org/Dogecoin公式。この比較はマスク氏の購入理由を推測したものではありません。
たとえば、DOGEの1枚あたりの価格がBTCより低くても、そのことだけで割安とは判断できません。流通する数量が違うため、単価だけでなく時価総額や供給の仕組みまで見て比較する必要があります。
TeslaのDOGE決済は、マスク氏がDOGEを発行したという意味ではない

Teslaの公式サポートは、Tesla Shopの対象商品をDOGEで購入できると案内しています。対象かどうかは、注文ボタンの近くにあるDOGEの表示で確認する仕組みです。
これはDOGEの使い道の一例です。マスク氏やTeslaがDOGEを発行・管理していること、すべての商品や地域で使えること、DOGEの価値を保証することを示すものではありません。実際に決済する際は、対象商品と配送先などの条件を公式案内で確認してください。
「マスク関連コイン」「xAI関連コイン」と本人の保有銘柄は別
銘柄名にElon、X、Grok、AIなどが入っていても、本人が保有している、本人の会社が発行した、という証拠にはなりません。第三者が話題や名前にちなんで作ったトークンもあるためです。
マスク氏は2023年11月4日の本人投稿で、自分の会社は暗号資産トークンを発行しないという趣旨を述べています。過去の発言として日付を確認したうえで、個別の銘柄に公式な関係があると主張するなら、その会社側の発表も確認しましょう。
- 本人の保有:銘柄名を挙げた本人の発言があるか。発言日はいつか。
- 企業の保有:会社の決算・開示資料に載っているか。残高の基準日はいつか。
- 企業での利用:決済などの対応について、対象商品・地域・開始日が公表されているか。
- 第三者の関連銘柄:名前やイラストが似ているだけなのか。本人や会社との関係を示す一次資料があるか。
SHIB、PEPE、ELONなどの銘柄を見かけたときも、本人が公表した3銘柄の一覧に自動的に加えないようにしましょう。本記事で確認した本人投稿は、これらを保有している根拠にはなりません。
発言を見て買う前に確認したい3つのこと
1.切り抜きではなく、投稿原文と日付を見る
古い発言の画像が、今日の発言のように拡散されることがあります。本人の投稿を開き、アカウント、日時、返信先を確認しましょう。企業の開示は対象となる四半期まで確認すると、古い数字の混入を減らせます。
2.保有の事実と、自分の購入判断を分ける
同じ銘柄を買っても、購入価格、資金量、損失を負担できる範囲が違えば結果は変わります。著名人の名前だけで購入額を増やさず、自分が保有する理由と、売却を検討する条件を決めておきましょう。
3.「本人が教える投資」「送れば増える」という誘導に注意する
金融庁の注意喚起には、著名人を装った広告からLINEなどに誘導し、入金を求める手口が掲載されています。本人らしい写真や動画があることだけで信用しないでください。
ウォレットへ送金すれば倍にして返す、出金のために税金を先払いする、といった要求に応じて送金するのは避けましょう。不審な勧誘を受けた場合は、送金を止め、金融庁の相談窓口や最寄りの警察署に相談してください。
購入するなら、取扱い銘柄と費用を先に確認する
BTC・ETH・DOGEは、国内の暗号資産交換業者でも取り扱われています。たとえばCoincheckの取引所の取扱い一覧には3銘柄が掲載されています。販売所と取引所では注文方法や最低数量、費用が異なるため、同じ銘柄でも利用する画面の条件を確認しましょう。
- 口座開設前に、買いたい銘柄と利用できる取引方法を確認する。
- 購入価格だけでなく、売却時の価格差と入出金・送金費用も確認する。
- 本人確認と二段階認証などを設定し、少額で操作を確かめる。
- 生活費や借入金を使わず、損失が出ても生活に支障がない金額を考える。
国内の登録業者で取り扱われていても、銘柄の価値や値上がりが保証されるわけではありません。登録確認と投資判断は別に行うことが必要です。出典:金融庁の暗号資産に関する案内。
イーロン・マスク氏の保有銘柄に関するよくある質問
今もBTC・ETH・DOGEを持っていますか?
本人が2022年3月14日に3銘柄の保有を表明したことは確認できます。ただし、その発言だけで現在の数量や、その後の売買がないことまでは確認できません。過去の公表情報と現在の残高は分けて扱いましょう。
マスク氏は何BTC持っていますか?
本記事で確認した本人の投稿に、個人のBTC保有数量の記載はありません。Teslaの11,509 BTC、SpaceXの18,712 BTCは各社が2026年6月末の資料で開示した会社の保有分です。個人の数量に読み替えないでください。
DOGEはマスク氏が作ったコインですか?
DOGEへの言及や、Tesla Shopでの対象商品の決済対応は、本人が作ったことを示しません。保有、利用、発行・管理はそれぞれ別の関係です。
名前が似た銘柄なら、本人の会社と関係がありますか?
名前だけでは判断できません。銘柄の宣伝文だけでなく、本人や相手企業の公式発表まで確認してください。保有や提携の証拠が見つからない場合は、関係が確認できた銘柄として扱わないことが大切です。
まとめ|公表された3銘柄を起点に、保有主体と日付を確認する
マスク氏本人が保有を公表した銘柄として確認できるのは、BTC・ETH・DOGEです。一方、現在の全保有銘柄や数量は、古い投稿だけでは分かりません。Tesla・SpaceXの企業保有分も個人の資産と分けて読みましょう。
購入を考える際は、「マスク氏が持っているか」に加え、その銘柄の仕組み、自分が買う価格、売却条件、損失を負担できる金額を確認してください。本人との関係をうたう名前や広告だけで、送金や購入を決めないことが大切です。
BTC・ETH・DOGEの取扱いと購入方法を確認

ビットコインは500円から購入できます
CoincheckではBTC・ETH・DOGEを取り扱っています。購入を検討する際は、注文方法や売買にかかる費用を確認しましょう。
取引所のBTC取引手数料は無料。銘柄によって対応する取引方法が異なるため、購入前にサービスの条件を確認してください。
※500円からの購入と、取引所の最低注文数量は別の条件です。販売所には売買価格差があり、入出金・送金にも所定の費用がかかる場合があります。最新の手数料をご確認ください。
※マスク氏による当サービスの推奨を示すものではありません。暗号資産は価格変動により、投じた資金を失う可能性があります。

