貯蓄型生命保険の選び方 | 返戻率と途中解約を確認する方法

生命保険に関するご相談・お問い合わせは、media@tt-g.jpまでご連絡ください。

貯蓄型生命保険は、死亡保障を持ちながら満期保険金や解約返戻金を受け取る設計の商品です。返戻率が高く見えても、受取時期まで資金が拘束され、途中解約では払込総額を下回る場合があります。保障、使う時期、払込総額、税務を分けて確認すると、預貯金と役割を混同しにくくなります。

貯蓄性を含む相談時の見比べ方は、生命保険のおすすめ比較に整理しています。

一生涯保障との違いは終身生命保険の確認方法、満期保険金の考え方は養老保険と満期保険金で確認できます。

確認項目 見る数字 注意点
返戻率 受取額÷払込総額 受取時期をそろえる
流動性 解約時の返戻金 契約初期は元本割れしうる
保障 死亡保険金、期間 貯蓄部分だけで判断しない
費用 保険料、手数料、税 商品ごとに表示が違う

貯蓄型生命保険は保障と資金形成を同時に置く商品

生命保険文化センターの生命保険の商品を見るときのポイントでは、保険期間、保険料、解約返戻金、給付条件を契約ごとに確認する考え方が示されています。終身保険養老保険のように商品ごとに保障の置き方も異なります。貯蓄型でも死亡時の保障が組み込まれるため、預貯金の利率だけとは比較できません。

まず、満期まで残す資金なのか、死亡時に家族へ渡す保障なのかを決めます。教育費など時期が固定された資金は、使う前に解約する可能性を考え、流動性の高い資金と分けます。

返戻率を払込総額で試算する

返戻率は、受取額を払込総額で割って100を掛けた目安です。生命保険文化センターの商品確認の説明も参照し、仮に月1万円を20年間払うと、払込総額は1万円×12か月×20年=240万円です。満期受取額が220万円なら返戻率は約91.7%、260万円なら約108.3%になります。税金や保障の価値を含む最終損益ではないため、単独で判断しません。

受取額の例 払込総額 単純返戻率 資金の置き方
220万円 240万円 約91.7% 満期前に使う可能性を要確認
240万円 240万円 100.0% 保障の対価を別に確認
260万円 240万円 約108.3% 受取時期と税務を確認

設計書では、払込期間中、払込終了時、満期時の返戻金を並べます。配当や運用実績で変わる商品は、確定部分と変動部分を分けて記載してもらいます。

途中解約の返戻金と資金拘束を比べる

生命保険文化センターの生命保険の解約に関するQ&Aでも、解約返戻金は契約期間や商品で変わると説明されています。低解約返戻金型は払込期間中の返戻金を低くする代わりに保険料を抑える設計があるため、返戻金の谷を確認します。

5年後に住宅購入、10年後に教育費など、資金を使う可能性があるなら、その時点の返戻金が払込総額を下回らないかを見ます。返戻率が100%を超える時期まで待てる資金だけを長期契約へ置きます。

預貯金や投資商品と目的別に分ける

金融庁の公的保険ポータルで公的保障を確認し、民間保険で補う死亡保障と医療費を先に決めます。生活防衛資金や数年以内に使うお金は、元本割れ時期のある保険へ全額移さないようにします。

保険料控除が使える場合でも、控除額だけで加入を決めると、不要な保障と長期の資金拘束を抱えることがあります。国税庁の生命保険料控除の案内で対象区分を確認し、保障と家計の目的を先に置きます。

返戻率と保険料を契約前に一覧化する

見積書には、月額、払込期間、払込総額、死亡保険金、満期保険金、各年の解約返戻金を並べます。外貨建てや変額型の場合は、為替や運用による変動、手数料、元本割れの条件も別欄にします。

  • 満期まで使わない資金か、途中で使う可能性があるかを決める
  • 返戻率を受取時期ごとに計算し、元本割れ期間を把握する
  • 死亡保障の金額と保険料を貯蓄部分から分けて見る
  • 税制の適用は契約者、被保険者、受取人の関係を確認する

貯蓄型生命保険に関するよくある質問

貯蓄型生命保険は元本保証ですか?

契約初期の解約返戻金が払込総額を下回る商品があります。生命保険文化センターの解約に関するQ&Aを確認し、返戻率が100%を超える時期も商品ごとに異なるため設計書の推移を確認してください。

返戻率が高い商品を選べばよいですか?

返戻率だけでは、保障額、受取時期、途中解約の損失、税務を評価できません。生命保険文化センターの商品を見るポイントも参照し、必要な保障と資金の使用時期を先に決め、同じ条件で比較します。

途中解約するとどうなりますか?

契約時期や商品によって解約返戻金が変わり、払込保険料の合計を下回る場合があります。生命保険文化センターの解約の案内を読み、解約以外の減額や払済みへの変更が可能かも保険会社へ照会します。

生命保険料控除があるなら貯蓄型が得ですか?

控除は税制上の所得控除であり、保険料全体が戻る制度ではありません。国税庁の生命保険料控除の条件を確認し、控除額より返戻金の時期と保障を優先して控除を加入理由にしないでください。

貯蓄型生命保険は返戻率より使う時期を先に決める

貯蓄型生命保険は、保障と資金形成を一つの契約に置く方法です。返戻率、払込総額、解約返戻金、生活防衛資金、税務を一緒に確認し、長期で使わない資金だけを対象にします。

  • 返戻率は受取額÷払込総額で計算し、月1万円を20年なら払込総額240万円になるよう受取時期を明記する
  • 元本割れしうる契約初期の返戻金と、返戻率100%を超える時期を資金を使う時期と照合する
  • 死亡保障、貯蓄、税務の効果は別で、返戻率100%でも保障の費用を含む損益とは限らない
  • 数年以内に使う現金を長期契約へ移しすぎない

満期金の具体的な見方は養老保険と満期保険金、家計の保険料上限は生命保険は月いくら払うかで続けて確認できます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!