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「イーサリアムはオワコンって聞いたけど、本当なの?」「今から買っても、もう値上がりは期待できないのかな」
このような不安を感じている方は、決して少なくないのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、イーサリアムはオワコンとは言えません。
一方で、価格は2025年8月の最高値から約半分の水準にあり、不安の声には理由があります。
本記事では、以下の情報を詳しく解説していきます。
- イーサリアムが「オワコン」と言われる理由
- オワコンではない7つの根拠と将来性
- 値上がりする条件とオワコン化する条件の違い
- ビットコインや他の暗号資産との比較
- 今後の価格予想と1,000万円の現実性
暗号資産の投資は価格変動リスクがあり、最終的な投資判断はご自身で行う必要があります。
この記事では、判断の材料になるデータを2026年11月6日時点の数字で整理しました。
【結論】イーサリアムはオワコンではない!将来性を判断する3つのポイント
まず最初に、イーサリアムの現状を整理しておきましょう。
「オワコン」という噂が当たっているのかどうか、客観的なデータから判断していただきたいと思います。
イーサリアムは時価総額でビットコインに次ぐ第2位です。
DeFi(分散型金融)の預かり資産でも、約53%を占めて首位にいます。
| 項目 | イーサリアムの現状 |
|---|---|
| 時価総額ランキング | 第2位(約2,965億ドル) |
| 現在価格 | 35万円前後(2026年11月初旬) |
| 過去最高値 | 4,953ドル(2025年8月24日) |
| DeFi預かり資産 | 約431億ドル、シェア約53%(首位) |
| ステーブルコイン | 約1,366億ドル、シェア約47%(首位) |
| 米国ETF | 2024年7月に上場、ステーキング型は2026年3月に上場 |
| 直近の大型アップグレード | 2025年12月3日「Fusaka」 |

将来性を判断する3つのポイント
イーサリアムの将来性を判断する際には、以下の3つのポイントに注目していただきたいと思います。
1つ目は、実需があるかどうかです。
イーサリアムは、DeFi、ステーブルコイン、トークン化された資産の土台として実際に使われています。
2つ目は、技術的な進化が続いているかです。
2025年12月にFusakaが稼働し、次のGlamsterdamも開発の最終段階にあります。
3つ目は、機関投資家の資金が続くかです。
現物ETFは定着しましたが、2026年10月は月間で過去最大の純流出になったと報じられており、ここは見方が分かれます。
これらを総合すると、利用の基盤は強く、価格の面では課題が残るというのが現状です。
そもそもイーサリアムとは?初心者向けに基本をわかりやすく解説
「イーサリアムがオワコンかどうか」を正しく判断するためには、まずイーサリアムとは何なのかを理解しておく必要があります。
イーサリアムは2015年に誕生したブロックチェーンで、ヴィタリック・ブテリン氏が中心となって開発しました。
イーサリアムはアプリを動かす分散型ネットワークの名前で、ETHはその利用料やステーキングに使う暗号資産です。
| 用語 | 役割 |
|---|---|
| イーサリアム | スマートコントラクトを動かす基盤 |
| ETH | 手数料やステーキングに使う資産 |
| ガス | 処理量を測る単位 |
| L2(レイヤー2) | L1を使いながら処理を拡張する仕組み |
ビットコインとは役割が違う「アプリの土台」
ビットコインは「デジタルゴールド」とも呼ばれ、主に価値の保存手段として利用されています。
一方、イーサリアムは「アプリケーションを動かすための土台」としての役割を持っています。
イメージとしては、スマートフォンのiOSやAndroidのようなOSに近いでしょうか。
つまり、ビットコインが「デジタルの金」なら、イーサリアムは「デジタルのOS」と言えるかもしれません。
スマートコントラクトが生み出す「実需」とは
イーサリアムの最大の特徴は「スマートコントラクト」という機能を持っていることです。
スマートコントラクトとは、あらかじめ設定した条件が満たされたら、自動的に契約を実行する仕組みのことです。
この仕組みがあるからこそ、イーサリアム上では以下のような「実需」が生まれています。
- DeFi(分散型金融):銀行を介さずに貸し借りや取引ができるサービス。イーサリアムには約431億ドルが預けられている
- ステーブルコイン:USDTやUSDCなど。イーサリアム上の残高は約1,366億ドル
- NFT(非代替性トークン):デジタルアートやゲームアイテムの所有を証明する技術
- トークン化資産:国債ファンドなどの現実資産をブロックチェーンで扱う動き
時価総額2位の圧倒的なポジション
イーサリアムの時価総額は約2,965億ドルで、ビットコインに次ぐ第2位です。
暗号資産の世界では毎年新しいプロジェクトが生まれては消えていきます。
その中で上位を維持しているのは、市場から一定の評価を受けている証拠と言えるでしょう。
2位の座を狙う「イーサリアムキラー」と呼ばれるプロジェクトも存在しますが、現時点では順位を脅かすには至っていません。
イーサリアムが「オワコン」と言われる6つの理由
ここまで強みを解説してきましたが、なぜ「オワコン」と言われることがあるのでしょうか。
実際には、いくつかの事実に基づいた懸念があります。
これらを無視せず、正面から向き合って考えていきましょう。
理由①:価格が最高値の約半分まで下がっている
イーサリアムは2021年11月に約4,800ドルの高値を付けた後、2022年には約880ドルまで下落しました。
2025年8月24日に4,953ドルで史上最高値を更新しましたが、その後は再び下落しています。
2026年7月には約1,750ドルまで下がり、11月初旬も2,400ドル前後で、最高値から約5割安い水準です。
このような価格推移を見て、「これ以上上がらない」と感じる方がいるのは、当然のことかもしれません。
理由②:ソラナなど「イーサリアムキラー」の台頭
イーサリアムの競合として、「イーサリアムキラー」と呼ばれるブロックチェーンが複数登場しています。
代表的なプロジェクトは以下のとおりです。
- ソラナ(SOL):高速処理と低手数料が特徴
- カルダノ(ADA):学術的なアプローチで開発
- アバランチ(AVAX):イーサリアムとの互換性が高い
1日のアクティブアドレス数では、ソラナ約290万、Tron約379万に対し、イーサリアムは約58万です。
利用者の数では、すでに他のチェーンが上回る場面があります。
理由③:NFTブームの終焉と市場シェア低下
2021年から2022年にかけて、NFTは大きなブームとなりました。
2023年以降はNFT市場全体が冷え込み、取引量は大幅に減少しています。
NFTはイーサリアムの主要な用途の一つだったため、「需要が減った」と判断する方がいるのは理解できます。
ただし、NFTの技術自体がなくなったわけではありません。
理由④:発行上限がなくインフレ懸念がある
ビットコインには2,100万枚という発行上限がありますが、イーサリアムには発行上限が設定されていません。
2022年のThe Merge以降は「デフレ資産になる」とも言われましたが、足元の供給量は増えています。
直近7日のペースでは年率約0.88%の増加で、焼却量は発行量を大きく下回っています。
理由⑤:ガス代(手数料)が高いという印象
イーサリアムを利用する際には「ガス代」と呼ばれる手数料がかかります。
手数料は使用ガス量とガス価格で決まり、ネットワークが混雑すると上がります。
2021年のブームの際には、1回の取引で数十ドル以上かかることもあり、「高すぎて使えない」という声が多く聞かれました。
現在はL2の普及で混雑が減り、直近7日の平均は0.3Gwei前後と低い水準です。
高いガス代は過去の印象になりつつありますが、失敗した取引にも費用がかかる点は変わりません。
理由⑥:L2の普及でETHの手数料収入が減っている
取引がL2に移った結果、イーサリアム本体の手数料収入は小さくなりました。
1日のチェーン手数料は約64万ドルで、Tronの約90万ドルを下回っています。
手数料が減ると焼却も減るため、「使われてもETHの価値につながりにくい」という批判があります。
【反論】イーサリアムがオワコンではない7つの理由
ここまで「オワコン」と言われる理由を見てきましたが、それでもオワコンではないと言える根拠があります。
ここからは、イーサリアムの将来性を示す7つの理由を詳しく解説していきます。
理由①:DeFi市場で圧倒的シェアを維持
DefiLlamaによると、イーサリアムのDeFi預かり資産は約431億ドルで、全体の約53%を占めます。
2位のBaseは約58億ドル、ソラナは約52億ドル、BSCは約51億ドル、Tronは約50億ドルです。
Baseはイーサリアムの上で動くL2なので、広く見ればシェアはさらに高くなります。
理由②:2024年に現物ETFが米国で承認された
2024年7月、米国でイーサリアムの現物ETFが取引を開始しました。
ブラックロック、フィデリティ、ヴァンエックなど世界有数の資産運用会社が提供しています。
2026年3月12日には、ブラックロックのステーキング型ETF「ETHB」もNasdaqに上場しました。
ただし、2026年10月は約16億ドルの純流出で、月間では上場以来最大と報じられています。
ETFは買い支えにも売り圧力にもなる点を押さえておきましょう。
詳しくは暗号資産ETFの解説で扱っています。
理由③:大手企業の採用が世界中で拡大中
イーサリアムの技術は、世界中の大手金融機関で採用が進んでいます。
- ブラックロック:トークン化ファンド「BUIDL」をイーサリアムで発行
- JPモルガン:2025年12月にトークン化MMF「MONY」をイーサリアムで開始
これらの企業がイーサリアムを選ぶ理由は、10年以上の稼働実績と、資金の集まりやすさにあります。
理由④:大型アップデートで課題を着実に解消
イーサリアムの開発チームは、スケーラビリティ問題やガス代の高騰といった課題に対して、継続的にアップグレードを行っています。
- 2022年9月 The Merge:PoSへ移行し、エネルギー消費を約99%削減
- 2024年3月 Dencun:L2の手数料を低減
- 2025年5月 Pectra:利用体験とステーキングを改善
- 2025年12月 Fusaka:PeerDASでL2のデータ処理を効率化
- 2026年第4四半期予定 Glamsterdam:並列処理やブロック構築の分離を導入(正式な日付は未定)
- 2027年予定 Hegotá:内容は検討中
このように、イーサリアムは問題を放置せず、課題の解消を続けています。
理由⑤:実需に基づく価値があり「投機だけ」ではない
多くの暗号資産は、実際の利用シーンがなく、価格上昇への期待だけで取引されています。
しかし、イーサリアムには明確な「実需」があります。
- DeFi:銀行を介さない金融サービス
- NFT:デジタルアート、ゲームアイテム、会員権
- 企業の活用:トークン化ファンド、決済、本人認証
理由⑥:ステーブルコインの基盤になっている
USDTやUSDCなどのステーブルコインは、イーサリアムが最大の発行先です。
残高は約1,366億ドルで、全体の約47%を占めています。
2位のTronは約944億ドルです。
理由⑦:トークン化資産の分野で先行している
RWA(現実資産のトークン化)は、不動産や国債などをブロックチェーンで扱う動きです。
RWA.xyzによると、ステーブルコインを除く配布済みの資産は全体で約397億ドルあり、イーサリアムはそのうち約152億ドルです。
約38%を占める最大のネットワークですが、直近30日では約10%減っています。
イーサリアムが「値上がりする条件」と「オワコン化する条件」
投資判断をする上で重要なのは、どのような条件で値上がりし、どのような条件でオワコン化するのかを理解しておくことです。
将来を予測することは誰にもできませんが、要因を知っておくことで、より適切な判断ができるようになります。

【値上がり条件】技術進化、ETF資金流入、企業採用拡大
イーサリアムの値上がりにつながる条件として、以下の3つが挙げられます。
- 技術アップグレードの成功継続:Glamsterdamなどが予定どおり稼働し、使いやすさが上がる
- ETFへの資金流入の回復:純流出が止まり、資金が戻る
- 大企業の採用拡大:トークン化ファンドやステーブルコインがさらに増える
【オワコン化条件】競合に完全敗北、規制強化、重大バグ
一方で、将来性が失われる条件も存在します。
- 競合への完全敗北:DeFiやステーブルコインのシェアを大きく奪われる
- 厳格な規制の導入:米国やEUで利用が制限される
- 重大なセキュリティ問題:ネットワーク本体に重大なバグが見つかる
- 開発の停滞:開発者の分裂や資金難でアップグレードが止まる
- ETHの価値が伝わらない状態の固定化:L2が伸びてもETHの需要が増えない
なお、2025年のBybit事件のように、取引所のウォレットが狙われる事件は続いています。
2026年10月のBinanceの流出もホットウォレットへの攻撃でした。
いずれもネットワーク本体の不具合ではありませんが、市場の心理には影響します。
現状はどちらの条件に近い?見方の整理
では、イーサリアムは「値上がり条件」と「オワコン化条件」のどちらに近いのでしょうか。
結論として、利用面は値上がり条件に近く、価格面ではまだ確認が必要な状態です。
- 良い材料:Fusakaの稼働、DeFiとステーブルコインの首位維持、大手金融機関の採用
- 悪い材料:ETFの純流出、最高値から約5割の下落、本体の手数料収入の減少
規制リスクや競合リスクは続いており、判断は一度で終わらせず、数字を追い続けることが大切です。
ビットコインや他の暗号資産と比較!イーサリアムの立ち位置
「イーサリアムに投資するなら、ビットコインの方が良いのでは?」「ソラナの方が将来性があるのでは?」このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
ここでは、他の主要な暗号資産とイーサリアムを比較して、その立ち位置を明確にしていきます。
ビットコイン vs イーサリアム:役割と将来性の違い
| 比較項目 | ビットコイン | イーサリアム |
|---|---|---|
| 主な役割 | 価値の保存(デジタルゴールド) | アプリのプラットフォーム |
| 発行上限 | 2,100万枚(固定) | 上限なし(足元は年0.9%前後の増加) |
| スマートコントラクト | 限定的 | あり |
| DeFi預かり資産 | 約40億ドル | 約431億ドル |
| 時価総額 | 第1位 | 第2位(約2,965億ドル) |
| 米国の現物ETF | 2024年1月 | 2024年7月 |
ビットコインは発行上限があり、希少性が明確なため、「価値の保存」という点で優位性があります。
一方、イーサリアムは、様々なアプリケーションを動かすプラットフォームとしての価値があります。
結論として、ビットコインとイーサリアムは「どちらが良い」というものではなく、「役割が違う」と理解するのが適切です。
投資目的に応じて、両方に分散投資するという選択肢も有効でしょう。
ソラナ、カルダノなど「イーサリアムキラー」との比較
「イーサリアムキラー」と呼ばれるブロックチェーンとの比較も重要です。
| 銘柄 | 特徴 | 注意点 |
|---|---|---|
| ソラナ(SOL) | 高速処理と低手数料 | 過去に複数回のネットワーク停止 |
| カルダノ(ADA) | 研究に基づいた開発 | DeFiの規模はイーサリアムに大きく劣る |
| アバランチ(AVAX) | イーサリアムとの互換性 | 資金の規模はまだ小さい |
これらの競合と比較した場合、イーサリアムの優位性は以下の点にあります。
- 実績と信頼性:10年以上の稼働実績がある
- 資金の厚み:DeFiとステーブルコインで首位
- 機関投資家向けの商品:ETFにステーキング型まで加わった
なお、米国ではソラナやXRPの現物ETFも上場しており、ETFはイーサリアムだけの強みではなくなっています。
結論:今から買うならどれがおすすめ?
「今から買うなら、ビットコイン、イーサリアム、その他の暗号資産、どれが良いのか?」という質問に対しては、一概に答えることはできません。
一般的な考え方として、以下の視点を参考にしていただければと思います。
- 安定性を重視するなら:時価総額の大きいビットコインとイーサリアム
- 成長性を重視するなら:DeFiやRWAの土台であるイーサリアム
- 高リスク、高リターンを求めるなら:ソラナなどの競合。負けた場合のリスクも高い
いずれにしても、暗号資産の投資は余裕資金で行い、価格変動リスクを十分に理解した上で始めましょう。
他の銘柄はこれから伸びる暗号資産の記事で扱っています。
イーサリアムの今後の価格予想【2026年〜2030年】
ここでは、イーサリアムの今後の価格予想について解説していきます。
価格予想はあくまで「予測」であり、実際の価格がどうなるかは誰にも分かりません。
2026年〜2027年の短期予想
2026年の予想は、相場の下落を受けて下方修正が続いています。
スタンダードチャータードは2026年末の目標を年初に7,500ドルとしましたが、その後は約4,000ドルへの引き下げが報じられました。
シティの12ヶ月後の目標は3,028ドルです。
2030年、10年後の長期予想(1,000万円は現実的?)
| 機関 | 時期 | 予想 | 円換算の目安 |
|---|---|---|---|
| VanEck(基本) | 2030年 | 22,000ドル | 約330万円 |
| VanEck(強気) | 2030年 | 154,000ドル | 約2,310万円 |
| VanEck(弱気) | 2030年 | 360ドル | 約5.4万円 |
| スタンダードチャータード | 2030年末 | 40,000ドル | 約600万円 |
円換算は1ドル150円で計算した目安です。予想は各社の公表時点のもので、その後見直されている場合があります。

1,000万円は、現在の35万円前後から約28倍です。
供給量を約1.22億ETHとすると、時価総額は約1,220兆円になります。
これは現在のビットコインの時価総額(約240兆円)の約5倍にあたります。
強気シナリオでは届く水準ですが、基本シナリオでも大きく下回るため、「現実的」とは言いにくいのが実情です。
価格予想の注意点:投資助言ではない理由
本記事で紹介した価格予想は、あくまで「予測」であり、投資助言ではありません。
暗号資産は価格変動が非常に大きく、投資した資金を失う可能性があります。
価格予想は、以下のような不確実性を含んでいます。
- 予測モデルには限界があり、予想が外れることも多い
- 市場環境、規制環境、技術的要因など、予測困難な要素が多い
- 過去のパフォーマンスは将来の結果を保証しない
イーサリアム投資のリスクと注意点
イーサリアムの将来性について解説してきましたが、投資にはリスクが伴います。
ここでは、知っておくべきリスクと注意点を解説します。
価格変動リスク:暴落の可能性を理解する
イーサリアムは、株式や債券と比較して価格変動が非常に大きいことで知られています。
過去の価格変動を振り返ると、以下のような大幅な下落を経験しています。
- 2018年:約1,400ドルから約80ドルへ、約94%の下落
- 2022年:約4,800ドルから約880ドルへ、約82%の下落
- 2025年8月〜2026年7月:4,953ドルから約1,750ドルへ、約65%の下落
対策としては、以下の3つが基本です。
- 投資は余裕資金で行い、生活資金を投じない
- 一度に大金を投資せず、時間分散(積立投資)を検討する
- 価格が下落しても慌てて売らない長期目線を持つ
積立の始め方はビットコイン積立の記事が参考になります。
規制リスク:各国の法整備動向
暗号資産に対する規制は、各国で整備が進んでいる段階です。
規制リスクとして考えられるのは、以下のような事態です。
- 暗号資産取引への課税の変更
- 取引所への規制強化による利便性の低下
- 特定の暗号資産の取引禁止や制限
日本では2026年7月15日に改正金融商品取引法等が成立しました。
規制が整備されることで、市場の健全化や機関投資家の参入が進むという面もあります。
税金の基礎知識:利益が出たら確定申告が必要
暗号資産の売買で利益が出た場合、日本では確定申告が必要になる場合があります。
暗号資産の利益は現行制度では原則「雑所得」として、給与所得などと合算して税率が決まります。
最大で約55%(所得税45%+住民税10%)の税金がかかる可能性があります。
課税対象となる主なケースは以下のとおりです。
- 暗号資産を売却して日本円を得た場合
- 暗号資産を別の暗号資産に交換した場合
- 暗号資産で商品やサービスを購入した場合
注意点は以下のとおりです。
- 給与所得者は、給与以外の所得が年間20万円を超えると確定申告が必要
- 現行制度では、損失を翌年以降に繰り越すことはできない
- 取引履歴は必ず保存しておく
2026年の法改正で、特定暗号資産は20%の申告分離課税と3年間の損失繰越の対象になります。
適用は施行日の属する年の翌年1月1日からで、それまでは現行の課税が続きます。
イーサリアムを買える取引所を比較
イーサリアムは、金融庁に登録された国内の取引所で少額から購入できます。
ここでは主な5社をまとめました。
| 取引所 | 最低購入額 | 取扱銘柄数 | ETHの積立 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 500円〜 | 35種類 | ○ | アプリが見やすく初心者向け | |
| 500円〜 | 44通貨 | 手動 | 取引所形式で価格を指定して買える | |
| 100円〜 | 19銘柄 | ○ | 日本円の出金と暗号資産の送付が無料 | |
| 1円〜 | 44銘柄 | ○ | 1円から買える | |
| 1円〜 | 29銘柄 | ○ | 入出金と入出庫の手数料が無料 |
2026年11月6日に各社の公式サイトで確認した内容です。
取引所全体の比較はビットコインはどこで買うべき?で扱っています。
よくある質問(FAQ)
ここでは、イーサリアムに関してよく寄せられる質問にお答えしていきます。
イーサリアムは今から買っても遅くない?
結論から言うと、遅いとは言い切れません。
最高値から約5割安い水準で、利用の基盤も維持されています。
ただし、「今が買い時」「必ず儲かる」といった断言はできません。
時間分散(積立投資)を活用するなど、リスクを分散させた方法を検討しましょう。
イーサリアムはなぜ上がらない?
主な理由は、ETFからの資金流出、ビットコインと比べた相対的な弱さ、L2の普及によるETH本体の手数料収入の減少です。
暗号資産市場全体の下落の影響も受けています。
ビットコインとイーサリアム、どっちを買うべき?
どちらか一方ではなく、両方に分散投資するのも良い選択肢です。
資産の保全を重視するならビットコイン、成長性を期待するならイーサリアム、リスク分散を重視するなら両方、という考え方ができます。
イーサリアムは10年後に1,000万円になる?
可能性はゼロではありませんが、確実ではありません。
1,000万円は現在の約28倍で、時価総額は現在のビットコインの約5倍が必要です。
主要な機関の基本シナリオも、これを大きく下回ります。
イーサリアムはほったらかしでも大丈夫?
積立で長期保有する方法はありますが、完全な放置はおすすめしません。
ETFの資金の流れや、アップグレードの進み具合は定期的に見ておきましょう。
取引所に預ける場合は、二段階認証の設定も必要です。
イーサリアムの購入に必要な最低金額は?
取引所によって異なりますが、1円から500円程度で購入できます。
例えば、コインチェックでは500円から、GMOコインでは100円から、bitFlyerでは1円から購入可能です。
初心者におすすめの取引所は?
金融庁に登録された国内取引所を選ぶことをおすすめします。
登録業者でも破綻やハッキングのリスクがなくなるわけではないため、複数の取引所に分ける方法もあります。
まとめ:イーサリアムの将来性と投資判断のポイント
本記事では、「イーサリアムはオワコンなのか?」という疑問について、様々な角度から解説してきました。
最後に、重要なポイントを整理しておきましょう。
イーサリアムはオワコンではない理由
- 時価総額2位のポジションを維持
- DeFi市場で約53%のシェア
- ステーブルコインで約47%のシェア
- 2024年に米国で現物ETFが上場
- ブラックロックやJPモルガンがトークン化ファンドで採用
- 継続的な技術アップグレードで課題を解消中
オワコンと言われる理由(残る課題)
- 価格は2025年8月の最高値から約5割安い
- ETFは2026年10月に過去最大の月間純流出
- 供給量は増えており、デフレ資産にはなっていない
- L2の普及で本体の手数料収入が減っている
投資判断のポイント
初心者の方は、まずは少額から始めて、仕組みを理解することをおすすめします。
いきなり大金を投資するのではなく、積立投資を活用してリスクを分散させるのが良いでしょう。
中級者以上の方は、ビットコインとイーサリアムの両方に分散投資することで、リスクとリターンのバランスを取ることができます。
イーサリアム投資を始める3ステップ
- 取引所の口座を開設する:金融庁に登録された国内取引所を選ぶ
- 日本円を入金する:銀行振込などで入金する
- イーサリアムを購入する:ETHを選び、希望の金額分を購入する
最後に
イーサリアムへの投資は、価格変動リスクを伴います。
本記事は投資助言ではなく、情報提供を目的としています。
投資判断は、ご自身の財務状況、リスク許容度、投資目的に基づいて行ってください。
参考:金融庁「暗号資産交換業者登録一覧」、ethereum.org ロードマップ、DefiLlama Chains、DefiLlama ステーブルコイン、RWA.xyz Networks、ultrasound.money、CoinMarketCap イーサリアム、CoinPost イーサリアムの価格予想、CoinDesk Standard Chartered、The Defiant ETHB、Decrypt JPモルガンMONY
掲載情報は2026年11月6日に確認しました。掲載順には広告提携などの条件を含みます。本記事は広告を含み、申込などにより報酬を受け取る場合があります。暗号資産は価格が大きく変動し、損失が出る場合があります。本記事は情報提供を目的としており、投資助言ではありません。









