中古物件を購入するとき、よく誤解されているのが、中古物件には新築とは別の住宅ローンの仕組みがあるのではないかということです。
しかし実は別のローンの仕組みがあるのではなく、基本的に新築のときと同じです。
そして、リフォームするときもまた、住宅ローンが使えるのです。
中古物件・中古住宅購入時の住宅ローンについて
新築も中古住宅も住宅ローンが使える
新築で家を購入しようとするとき、多くの人が銀行などが用意している住宅ローンを利用しています。中古住宅を購入しようとするときはどうでしょうか?中古住宅は比較的安価ですから中には一括で払えるという方もいるかもしれませんが、やはり住宅ローンを利用しようと考える方が多いでしょう。
しかし、中古住宅には、専用のローンプランというのが用意されているわけではありません。中古の時も新築のときも、同じローンを利用することができます。
ただし、注意が必要なのは借り入れ期間です。中古住宅は建物の耐久性が考慮されますので、一から建ててローンを組むよりも借り入れ期間を短く制限されることがあるのです。自分の想定していた借り入れ期間よりも、銀行から言われた借り入れ期間が短かったために返済が大きな負担になる、ということのないよう、注意してローンを組む必要があります。
中古物件・中古住宅購入時の住宅ローン手続きは早めに対応が必要
中古住宅を購入するとき、住宅ローンは早めに手続きする必要があります。その理由として、中古住宅購入でのローンは申し込んでからローンが実行されるまで1か月程度かかることが挙げられます。
新築であれば、申し込みから家の引き渡しまで数か月から1年以上かかることも多いですから、ローンを比較検討してプランを決める時間の余裕がありますね。しかし、中古住宅の場合、既に家が存在していますから、購入を申し込んでから引き渡しまでの期間が短く、ローンの内容を決めるために銀行を何軒も回ったりファイナンシャルプランナーに何度も相談しに行くといった時間が取れない可能性があります。
そこで、住宅を検討するのと並行して、銀行の用意している住宅ローンのプランについて、自分でもある程度の情報収集をしておく、先にファイナンシャルプランナーに希望の家とローンのプランを相談する、といったことが必要です。
リフォームをする場合は、住宅ローンと一括で借りるのがお得
中古住宅を購入した場合、住みやすくするためにリフォームを考えることもあるでしょう。
銀行などで専用のローンプランを用意している場合も多くありますので、そちらを利用するのも選択肢の一つです。
特徴としては、無担保であることが多く、審査が少なくすぐに借りることができます。しかし、デメリットとして、住宅ローンに比べて金利が高く、借り入れ可能金額が少なく、借り入れ期間も短く設定されています。
そのため、住宅ローンを借り入れるという方法を取るケースも多くあります。こちらは有担保のローンで、購入時と同様に厳しい審査がありますが、その代わり1,000万円を超えるような大掛かりなリフォームが可能になりますし、金利も低く抑えられ、借り入れ期間を長くすることができるのです。
ローン申込前にすぐの情報収集をおすすめします
今回は中古住宅の購入時の住宅ローンについてご紹介してまいりました。
内容をまとめると以下の様になります。
- 中古住宅は新築同様に住宅ローンが組める
- 中古住宅はローン実行までの期間が短いため事前の情報収集・検討を
- 中古住宅にリフォームする場合、まとめて借り入れることも可能
中古住宅の購入はすでに物件があることから借入実行までの時間は短いです。
よって住宅ローン選びなどの検討に時間を割くには、借り入れ申し込み前には進めておきたいものです。
マネーライフ本舗 編集部
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