住宅ローンの借り換えは、色々シミュレーションしてやっと借り換え先が決まった後の手続きをどうしたらよいのか分からないといった人もいるでしょう。また、手続きが面倒そうだからという理由で借り換えを躊躇するという人も少なくないのでは。
今回は借り換え先が決まってからの借り換え完了までの流れをご紹介します。
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金利タイプ | 変動金利 | 変動金利 | 変動金利 |
金利 | 年0.379% | 年0.448% | 年0.430% |
おすすめ | ・50歳以下、変動金利、無料でがん診断保障(残高50%)含む最も手厚い団信を希望する人 ・同じく50歳以下、低コストでがん診断保障(残高0円)を希望する人 | ・50歳以下、変動金利、無料でがんを含む3大疾病保障を希望する人 ・50歳超、変動金利、無料で生活習慣病を保障する団信を希望する人 | ・変動金利で借りたい人 ・諸費用込みのフルローンで借りたい人 |
保証料 | 無料 | 無料 | 無料 |
事務手数料 (税込) | 借入金額×2.20% | 借入金額×2.20% | 借入金額×2.20% |
一般団信 保険料 | 無料 | 無料 | 無料 |
無料の 特約付き団信 | がん50%保障(4疾病保障付)+全疾病保障(50歳以下) | ・3大疾病50+全疾病保障(40歳未満) ・全疾病保障(40歳以上) | 介護保障 (65歳以下) |
借入可能額 | 500万円~2億円以下 | 500万円~2億円以下 | 500万円~3億円以下 |
対応地域/来店 | 全国/不要 | 全国/不要 | 全国/不要 |
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住宅ローンの借り換えが決まってからの手続きの流れ
【住宅ローン借り換え先】金融機関への手続きの流れ
借り換えでは新規の借り入れ同様に審査があります。
審査の際にはまず事前審査(仮審査)が必要となります。
事前審査(仮審査)の手順は以下の通りです。
新規の借り入れで審査に通っていても、その後のご本人の状況次第で審査に通らないこともあります。住宅ローンの審査基準は、金融機関によって異なります。
そこで、いくつかの金融機関へ事前審査(仮審査)を依頼することをおすすめします。
ネット銀行をはじめ、ほとんどの金融機関では、ホームページから事前審査(仮審査)の申し込みをすることができます。
≪事前審査(仮審査)に必要な書類≫
銀行などの金融機関によって必要な書類は異なりますが、事前審査(仮審査)の申し込みに際しては以下の書類を用意しておくとよいでしょう。
- ご本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)
- 前年度の源泉徴収票
- 借り入れ中の返済予定表
- 勤務先に関する情報
→入社年月、勤務先住所、勤務先電話番号を申請書類に記入するため - 物件に関する情報
→物件所在地、築年月(新築の場合は予定築年月)、土地面積・建物面積(戸建ての場合)もしくは専有面積(マンションの場合)を申請書類に記入するため - そのほか各金融機関で必要な書類
事前審査(仮審査)の結果は電話やメールもしくは郵送で受け取ります。
本審査申請手続きの流れ
事前審査に通ったら、ようやく本審査に進みます。
複数の金融機関で審査通過の結果を受けた場合は、ここで1つの金融機関を決めてから本審査に進みます。
本審査は事前審査(仮審査)の結果の際に送られてきた書類に必要事項を記載して、必要書類を添えて郵送または店頭へ申し込みます。
≪本審査に必要な書類≫
本審査では事前審査(仮審査)で用意した書類の他にも住民票や印鑑証明書などが必要です。
そのほか、フラット35で借り換えを検討する場合は、「適合証明書」が必要になる場合があります。
検査機関の窓口はこちらで確認できます
⇒http://www.flat35.com/kensakikan/index.php
中の金融機関へ全額繰り上げ返済の手続きを行うことになります。
審査が通らなかった場合は、事前審査(仮審査)を通過した他の金融機関に本審査の申請をしましょう。
【住宅ローン借り入れ中】金融機関への手続きの流れ
借り換え先の本審査に通ったら、
借り入れ中の金融機関へ全額繰り上げ返済をする旨を連絡して申請書を提出します。
流れは以下のとおりです。
※全額繰り上げ返済では、銀行などの金融機関によっては手数料がかかることがあります。
抵当権の抹消と設定登録の手続き
元の借り入れしていた銀行などの金融機関への全額繰り上げ返済が完了したら、次は抵当権の抹消登記と設定登記を行います。実際の登記手続きは一般的に司法書士に依頼します。
登記の順序
住宅ローン借り換えの流れで注意するポイント
住宅ローンの借り換えは概ね上記のような流れで行いますが、銀行などの金融機関によっては、多少順序が異なることもあります。借り換えの流れについては、ほとんどの借り換え先で手順を教えてもらえるので大きな問題はないでしょう。
借り換えに要する期間については各金融機関によって異なります。
また、第一候補の金融機関で本審査に通らない場合は、他の金融機関へ本審査の申請をすることになり、さらに審査期間などの時間を要します。
本審査が通り、借入先の金融機関が決まってから借り入れ中の金融機関への返済日を決めるようにするとよいでしょう。
借り換えの手続きは諸費用がかかる上に手間がかかるというイメージがありますが、最近ではインターネットなどを利用して休日でも一定の手続きを行えるようになりました。
流れを知ればそれほど戸惑うことはなく、スムーズに手続きが可能です。
少しの手間で今の低金利の恩恵を受けられることを考えれば、きっとそれほど苦にならないはずです。
確かに借り換え手続きは面倒ですが、毎月の出費が例えば約2万円、総支払いで約690万円違ったらどうでしょう。
また、借り換えを検討する流れの中で最初の難関となるのが、「どこに借り換えするのか」ということ。
通常、各金融機関にわざわざ電話で確認したり、ホームページで調べたりしなくてはいけません。
「マネーライフ本舗」では、ご自身の情報を入力していただくだけで希望条件に合う金融機関が表示され、金利や諸費用など諸条件の比較も簡単にできます。さらに、審査書類の請求もそのままできるようになっています。なかなか一歩を踏み出せない皆さん、一度試してみてはいかがでしょうか?
江﨑真奈美 1級ファイナンシャル・プランニング技能士
大学卒業後、会計事務所に勤務し、巡回監査業務に従事。その後、社会福祉法人をはじめ、地元の上場企業などで長年経理業務を担当。勤務していた事務所の閉鎖に不安を感じ、これをきっかけとして2016年に最短1年で1級ファイナンシャル・プランニング技能士を取得する。FPとして独立し、執筆、講師業を中心に精力的に活動中。
【企画・編集/SAKU株式会社】