結婚して新たなスタートを切る中で、どのタイミングで家を買うかは非常に大きな決断のひとつかもしれません。
一方で、転勤の多い仕事であったり、様々な所に住んでみたいという希望があれば、賃貸という選択肢もあるのではないでしょうか。
そこで、結婚後にどういった形態の家に住みたいのか、また住宅ローンを組むか一括で購入するかといったことについてアンケートをとってみました。
結婚後の住まい、買う?借りる?どんな形態が理想?
【質問】
結婚してから住む家は、次のうちどれがいいですか?
【回答数】
住宅ローンで戸建て購入:35
一括払いで戸建て購入:6
住宅ローンでマンション購入:4
賃貸マンション:2
一括払いでマンション購入:1
1位:夢の一軒家購入!住宅ローンを組んで自分たちの城を!
アンケートの結果、最も多かったのは「住宅ローンで戸建て購入」という回答でした。その理由はどういったものなのでしょうか。
賃貸で何年も支払うよりは自分の家を購入しローンを組んで支払った方が自分の持ち物になるので良いです(50代/女性/会社員)
一戸建て住宅は家族のプライバシーを保護しやすいことと、住宅ローン払いは家計への負担が少ないため。(30代/男性/会社員)
子どもが生まれた時のことも考えて、戸建ての家に住みたいです。(30代/女性/専業主婦)
結婚したら子どもがいつ出来てもいいように戸建てを購入します。(40代/男性/無職)
賃貸物件に対してお金を払い続けるよりも、自分の持ち物になるという点で、戸建て購入に支持が集まっているようです。また、マンションより戸建てが良いという理由としては、今後の子育てを見越した意見や、プライバシーが守られるといった声が挙がっていました。支払方についても、一括払いより負担が少ないという理由が見受けられます。
2位:金利のことを考えて・・・思い切って一括購入!
2番目に多かったのが、「一括払いで戸建て購入」、また小数ではありますが、 5番目に「一括払いでマンション購入」という意見もありました。 住宅ローンを組んでの購入との違いはどこにあるのでしょうか。
住宅ローンの金利はばかにならないので、できることなら一括払いで戸建てを購入したいです。(50代/男性/会社員)
彼女と最上階から夜景を見られることが楽しみです。それに一括払いはリッチの証拠。(10代/男性/学生)
資金に余裕があるのなら、一括払いで戸建てを購入した方が良いと思います。(50代/男性/自由業・フリーランス)
あくまで理想と前置きする人も多くみられましたが、住宅ローンの金利を考慮すれば、一括で住宅を手に入れたいと考える傾向が見られました。
また、マンションを希望する人は、高層マンションや最上階の景色が良いという意見が挙がっています。
このように、理想であって現実には難しい場合もあるかもしれませんが、一括マンション購入を目標に結婚前から資金を貯めておくのも良いかもしれませんね。
3位:住宅ローンでマンション購入!一戸建て購入との違いとは?
3番目に多かったのは「住宅ローンでマンション購入」です。ここでは住宅ローンを利用してのマンション購入と回答した人の意見を見てみましょう。
結婚してからだとお金がなかなか工面できないので住宅ローンでマンションを購入したいです。(30代/女性/無職)
自分たちの資産になるので購入がよいです。メンテナンスがしやすく、高齢になってからも住みやすいので、戸建てではなくマンションがよいです。(30代/女性/専業主婦)
マンションを購入すれば、老後まで住み続けることができるし、人に貸して家賃収入を得ることもできるからです。(20代/女性/専業主婦)
結婚後すぐに購入という点では一戸建てと変わらないはずですが、なぜマンションを選ぶのでしょうか。その理由は、近年のマンションの便利さにあるのかもしれません。
まず、メンテナンスのしやすさや、高齢になったときにも住みやすいという意見が挙がっていました。更に、自分たちが住まずとも賃貸にするという方法も考えているようです。
また、一括では無理でも住宅ローンを組んでマンションならば手が届くかもと考える人も見受けられました。
4位:新婚のうちは異動に備えて賃貸派!
次に多かったのは「賃貸マンション」という回答でした。
生活が安定するまでは、賃貸の物件に住んで様子を見たいと思っているから。(30代/女性/専業主婦)
新婚当初はまだ生活が不安定で何が起こるかわからないから住む場所を固定したくない。(20代/女性/専業主婦)
ひとまずは賃貸マンションに住んでから貯金をしていっていずれは購入出来たらいい。(30代/女性/専業主婦)
もしかしたら仕事で転勤になるかもしれないので、賃貸で良いです。(40代/女性/パートアルバイト)
この回答を選択した最も多い理由としては、結婚したばかりだとまだ生活が安定していないからというものでした。たしかに、二人でどの程度の生活ができるものなのか、見通しが立たない中での住宅購入・住宅ローン借り入れはリスクが高いこともあるかもしれません。適度な賃貸物件で生活を送る中で貯金をして住宅購入に備えることができれば理想的といえそうですね。また、転勤に備えてひとまず賃貸マンションでと考える人もいるようです。
夫婦のライフスタイルに合わせて。理想の住まいを描こう!
以上のように、アンケートの結果からは、後々の資産となることを考えて早々に購入を検討する人もいることがわかりました。ただし、お互いの仕事の都合もよく考える必要がありそうですね。
また、子ども部屋のことも考慮に入れて一戸建てや部屋数の多いマンションを検討している人も見られました。家族が増えればライフスタイルも変わり、一番大きな買い物である家のこととなると、たくさんの事柄を合わせて考え、慎重に検討する必要がありそうです。
とはいえ、家族が住みやすく、納得のいく家に住むことが大切です。その為にも、お互いの理想についてもたくさん話し合って、良い住まいを見つけられると良いのではないでしょうか。
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2021年2月1日~2021年2月7日
■有効回答数:48サンプル
マネーライフ本舗 編集部
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