住宅ローンと家賃について!~家賃を基準にして考えるのはあり?~

住宅ローンと家賃について!~家賃を基準にして考えるのはあり?~

よく広告などで月々の返済額○円!という見出しが目に入ります。それを見ると今払っている家賃と同じぐらいだし、月々の返済も無理がなさそうに見えます。
何より自分のものになるマイホームに払った方が得だという気分になりますが、実際は家賃の額を住宅ローンの返済額と同等に考えても大丈夫なのでしょうか。

目次

住宅ローンと家賃について!~家賃を基準にして考えるのはあり?~

家賃と同じなら買ったほうが得は間違い!その他にもかかる費用も!

家賃と同額だからと同額の住宅ローンを組むことは危険です。

住宅ローン以外にも購入した場合は様々な費用がかかってくるのです。賃貸ではかからない固定資産税が毎年かかりますし、マンションの場合は修繕費や管理費がかかります。一戸建ての場合も自身で修繕の費用などストックしておかねばなりません。

また、月々○円の返済!といううたい文句は大抵35年の長期返済、金利も変動や優遇措置が取られた最低の金利で設定されています。返済期間が長ければ長いほど月々の返済額は下がりますし、返済額があたかも低いように見せることができます。変動金利であれば将来金利が上がったときに返済額が増えるリスクがありますが、その辺りは組み込まれていません。

あなたが向いているのは賃貸とマイホームのどっち?

住宅ローンを組んでしまうと引っ越しすることが難しくなります。転勤がある場合は賃貸でその都度状況に合わせて住まいを変えるほうが融通が利きます。住んでいる家を売り払ったり、または貸し出したり、単身赴任になったりと様々なリスクが想像できます。

実は賃貸と持ち家を50年間で考えたときに払う額は総額的にはそれほど違いがありません。賃貸は老後に安定して住める場所が確保できるかが課題となりますが、融通が利く暮らしを求めるのであれば賃貸、安定した住まいの確保と資産をもつということに重きをおくのであればマイホームを購入した方が良いでしょう。老後に備えて資金を貯めて、流動性があるうちは賃貸、退職後にマイホームを購入するといった手段もあります。

まずは現状家賃が正しいのかの判断。その上で住宅ローンを!

住宅ローンでマイホームを買うのと賃貸で比べるのを比べるときにまず考えなければならないのは、その家賃が本当に妥当かという事です。周辺と比べて新築入居のために家賃が高く設定されていたり、反対に今後5年、10年と経って下がっていく場合もあります。住宅ローンを組む場合と見比べて妥当な金額かどうか見極める必要があります。

また、将来的なことを考える必要もあります。将来的に便利な施設が整う予定がある場所などは賃貸の場合も金額は上がってきますし、マイホームを持っていれば資産的な価値は高まります。反対に不便な場所であれば資産価値としては将来下がっていくことを考えねばなりません。家賃にはその土地の将来性や利便性も含まれています。そのうえでローンを組む場合と見比べなければなりません。

執筆者紹介

マネーライフ本舗 編集部

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