住宅ローン審査が甘い、通りやすい金融機関

住宅ローンの審査が通りやすい金融機関の基準や特徴

住宅ローンの審査は、借り手の返済能力をチェックするために厳しい審査基準を設けています。
しかし、一方で住宅ローンの審査が甘い、ゆるい、いわゆる『審査に通りやすい』と言われる金融機関やプランも存在します。

目次

住宅ローンの審査が通りやすい金融機関の基準や特徴

住宅ローンの審査基準は金融機関それぞれが独自に設けています。
そのため、ある銀行では住宅ローンの借り入れ申し込みに落ちても、別の銀行やプランでは通るといった現象が発生します。

つまり、審査基準が各銀行で異なるので、
どの銀行の審査が甘いということを明確にすることができないのです。

結論として、大きく分けると2点あります。

  1. フラット35の審査が甘い
  2. 地方銀行の審査が甘い

比較的に審査が甘い傾向にあると言われています。それぞれご紹介していきます。

フラット35の住宅ローン審査が甘いと言われる理由

まずは、フラット35の住宅ローン審査についてです。
一般的にどの金融機関においても住宅ローンの借り入れプランをフラット35にすれば審査基準が低く(甘く)、住宅ローン審査に通りやすいと言われています。

ただ、以前審査の甘さを問題視されたこともあり、現在は住宅ローン貸し出し審査の方法が改善されたため、以前のように明確に「フラット35だから審査が甘い」と言われることはあまりなくなってしまったようです。

とは言っても、

  1. 人的審査(勤務状況や借金の有無、年収など)よりも、物的審査(担保の対象になる物件の情報)に重点を置いている傾向にあること
  2. 雇用形態や勤続年数に制限がないこと

という点を加味すると、他のプランと比較すると審査は通りやすいと言えます。

また、フラット35であっても住宅ローン審査基準は金融機関ごとに少しずつ差があるので、1つの金融機関に絞るのではなく、複数の金融機関に住宅ローンの事前審査を申し込むのが重要です。複数の住宅ローン審査に申し込んでも契約に至らなければ、お金はかかりません。

フラット35の基本的な条件は下記の3点です。

  1. お申込時に満70歳未満であること
  2. 日本国籍もしくは、永住許可を受けている方・特別永住者の方
  3. 総返済負担率が年収400万円未満の方は30%以下、年収400万円以上の方は35%以下であること

※総返済負担率・・・年収のうち、返済に当てることができる割合。
(年収400万円の方は30%以下、つまり120万円以下を返済に当てることができます。)

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地方の金融機関の住宅ローン審査が甘いと言われる理由

続いて、地方の金融機関の住宅ローン審査についてです。
地方で住宅ローンの貸し出しを行っているのは大きく分けて、地方銀行、信用金庫(しんきん)、労働金庫(ろうきん)の3つの金融機関です。

まずメガバンクと地方の金融機関の住宅ローン審査はなにが違うのか?
答えは明確で、申込時に開示しなければならない情報量の多さです。

メガバンクでは、申込時に開示しなければいけない情報が膨大である、つまり審査が細かく複雑です。それに比べると、申込時に必要な情報が少なく、簡潔である地方の金融機関の審査は通りやすくなります。

また、地方の金融機関であれば一般的に融資のタイミングや住宅ローンとセットで利用できる保険プランなど、柔軟な対応や地域に即したキャンペーンを用意している場合もあるので、審査だけでなく他のメリットも比べる必要があります。

複数事前審査を申し込む際には、地方の金融機関も比較対象に入れて検討しましょう。

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住宅ローン審査を通過するためのポイント

住宅ローン審査が比較的甘い傾向にある金融機関やプランはおわかりいただけたでしょうか?

  • フラット35は人的審査を重視していないため甘い
  • 地方銀行はメガバンクと比べ審査内容が簡潔であるため甘い

他にも住宅ローンの借り入れ審査を通過する為には事前に抑えるべきポイントがいくつかあります。

まずは信用情報の確認です。
金融機関の多くが住宅ローンの審査において、信用情報を確認します。信用情報とは現在・過去の債務状況・返済履歴、公共料金の支払い状況などが記録されたものです。当然、借金がある人や債務の滞納・未払いがある人に対して判定が厳しくなります。信用情報はCIC、JICCなどで信用情報センターで個人でも確認する事ができます。特に消費者金融・キャッシングによる債務は優先的に返済しましょう。

また、借り入れ金額も住宅ローンに通るか通らないかに大きく影響します。
住宅ローンの借り入れ金額が多すぎると返済額が高くなるので、年収と返済額のバランスが悪くなります。年収が基準を満たしていても住宅ローン審査に通らない可能性も出てくるので、借り入れ金額の決定は年収とのバランスを見て慎重に決めましょう。

執筆者紹介

マネーライフ本舗 編集部

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