ライフプランとは、人生設計のこと

「人生は何事もなさぬにはあまりにも長いが、 何事かをなすにはあまりにも短い。」山月記の作者、中島敦の言葉です。
退屈な日々を過ごすより、目標を持ち、計画を立てて日々過ごすことにより、理想の自分に近づき、毎日の充実度があがり、人生がすばらしものと感じられるのではないか、ということを感じさせる言葉です。たった一度きりの人生は楽しい人生にしたいものですね!

ライフプランの基礎知識

丸尾 健

丸尾 健 株式会社N&Bファイナンシャル・コンサルティング 代表執行役

大学卒業後、建築関連の仕事を経て大手商社系の中高級住宅を扱うハウスメーカーに入社。在籍期間9年のうち5年は店長職を兼務。MVP賞3回。その後、大手金融機関のファイナンシャル・プランニング部門に転職。FP先進国の米国のファイナンシャルプランニングメソッドトレーニングを受講。2009年9月に独立して、株式会社N&Bファイナンシャル・コンサルティングを設立。FP経験現在9年目。新規年間相談件数120件前後、面談累計件数1,000件以上。主に個別面談を中心に活動している、実務家FP。ライフプラン全体を通してのマネープランの作成、資産形成アドバイスに提案に定評がある。
【得意分野】ライフプラン・不動産購入・住宅ローン・資産形成・保険・相続相談

人生設計とは

お客様との面談の際に「あなたの夢・目標はなんですか?」と聞いてみることがあります。

もちろん、初対面でどのような人かわからない人(FP)に答えずらい質問ですし、テーマが大きすぎて、やりたい事があっても言葉にしづらいので、みなさんご返答に困ってしまっていることが多々あります。

「どんな時に一番幸せを感じますか?」

「ご自身と家族が一番充実感を得られるのはどんな時でしょうか?」

人生設計・ライフプランは上記のことを考えながら計画を立て、ライフプランを支えるものがお金、つまりマネープランニング(ファイナンシャルプランニング)へと考えを巡らせるという考えで進めると、しっくりくる計画が立てられるのではないでしょうか?

目標を決めて、それ支えるお金の計画を立てる。

これを人生設計・ライフプランニングといえばわかり易いと思います。

もちろんお金がすべてではありませんが、お金の計画がしっかりしていれば、やりたいことの選択肢も広がることと思いますよね!

人生の3大資金

ライフプランを考えていくと、多くの方に共通するライフイベントがあります。

  • 就職
  • 結婚、お子様の誕生
  • 住宅の購入
  • 転職、転勤、(独立開業)
  • 子供の進学
  • 退職
  • リタイア後の生活

※参考:日本FP協会 主なライフイベントにかかる費用

その中でも大きくお金のかかるイベントが人生の3大資金です。 「住宅」「教育」「老後」この3つが人生の3大資金です。 この3つの大きなお金のかかるイベントにしっかりと準備できれば、ライフプランの骨組みができあがるようなイメージです。

ライフステージ

ライフイベントの起こる順番もある程度予想がたちます。

  1. 住宅取得
  2. 教育費支出のピーク
  3. 老後(リタイア後)の生活費

この順番が一般的だと思います。

ここに自分の年齢を重ねて考えるとライフイベントの中でも大きなお金のかかる時期、タイミングが明確になり、計画を立てやすくなります。

例)Aさん 35歳  妻33歳  子供1歳  子供1年後に二人目の想定

3年後に賃貸から住宅の購入をしよう!(38歳) 35年ローンなら72歳完済

17年後に子供の大学入学(52歳)

19年後に第二子の大学入学(54歳)

教育費終了(58歳)

定年退職(60歳)

再雇用(63歳まで)

ライフイベントまでの期間が明確になり、必要な金額を当てはめると、貯蓄の計画が出来上がります。

3年後、住宅購入するならば頭金は現在の貯蓄から? もしくは今から貯蓄?

300万円の頭金が必要なら今からためるには。。。

月額5万円×3年+ボーナス時20万×2回×3年=合計300万円

教育費は大学の授業料をためるなら私立文系4年制大学おおよそ400万円

毎月2万円×12か月×17年=合計408万円

 

老後のために生活費は公的年金から、自分のおこづかいは毎月5万円欲しい

【65歳~80歳】15年×12か月×5万円=900万円必要

900万円÷(65歳-35歳)=年間30万円 → 30万円÷12か月=2.5万円

 

上記は貯蓄計画を考えるための一例ですが、目標が明確になることにより計画が具体的になるのを実感いただけることと思います。

皆さまそれぞれの状況により、準備できているものがあったり、老後資金のような長期にわたり準備するものに関しては金融商品を活用して、増えることを期待することもできます。

また、アクシデント(病気・ケガ・失業等)が起こったときでもライフプランが大きく崩れないための回避の計画(保障・保険設計)も重要な検討課題になってきます。

経済が右肩あがりの時代ではない現在、そしてニュースのテーマでもよく見かける、公的年金の問題、社会保障費の増加の問題、消費税の更なる増等々、経済的にはネガティブな情報があふれています。

20・30・40代の若いタイミングで、まだまだ時間があるうちに、人生計画をしっかりと立てることにより、自分の人生を充実させることができるのものと思います。

自分と家族の将来を守るのは、ほかならぬご自身が計画を立てることにあります。

今後の人生設計・ライフプランをしっかりと検討して、できるだけ早いタイミングから準備を進めていくとにより、思い描いた理想的な人生が送れるようになることでしょう!

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